青崩峠はどんな場所なのか?本物のパワースポット神社など見所を紹介

長野県と静岡県の県境付近に位置する青崩峠(あおくずれとうげ)は、昔の人々が海の幸や山の幸を運ぶのに通った秋葉街道にある標高1082mの峠で、戦国時代には武田信玄の信州軍勢が遠江(現在の浜松方面)侵攻する際に通ったとされる歴史ある場所。

近年では静岡から長野につながる国道ゆいいつの未開通区間(記事作成時)としても青崩峠は知られていて、山岳地帯でも一帯が中央構造線の崩落が多い場所だけに幾度と工事が中断され、国道152号は繋がることなく難所を極めている区間です。その難所区間となる青崩峠をマップで見ると道路が途中で途切れているのが良く分かり、数年前から迂回路の兵越峠があるだけで何も変化がなく、その行き止まり地点はどうなっているのか?ずっと気になっていた謎を解くために訪れてみました。

記事ではこれから訪れる人の為にも道中の道から展望スポットだけでなく、今まであまり信じていなかった神を信じることになったある出来事も紹介!そこは本物のパワースポットと言っても過言ではなく、最後に神頼みすることになった場所でもあります。

青崩峠の長野県表記については、展望ポイント位置が長野と静岡どちらにもとれる県境ライン付近にあり、アクセスする方面から静岡とも迷いましたが、飯田市公式HPから長野県のスポットと表示しています。またパワースポットについては、あくまで自分の主観を元に伝えていて「それってあなたの感想ですよね」部分が多いかもしれないものの、ここは深刻な願いをかなえてもらうために訪れている人が多いのは事実!

青崩峠の場所詳細

場所 長野県飯田市南信濃八重河内
駐車場 10台くらいのスペース有り
その他 道中の足神神社はパワースポット

トイレ有り

動きやすい服装運動靴必須

夏は虫対策飲み物必須

スマホ電波なし

青崩峠の場所は、静岡県と長野県の県境ラインの山岳地帯に位置していて、マップのポイント位置は展望ポイントに登る人が利用する駐車スペースを示しています。アクセスに関しては、静岡側からの国道152号線がメイン道路、分岐ポイントを青崩峠方面に道なりに進むと駐車スペースまで行くことが可能。

持ち物に関しては、青崩峠の展望ポイントまでは少し歩くことになるので、動きやすい服装運動靴が必須。また夏に訪れる場合は、飲み物を事前に準備する必要があり、虫避け対策のスプレーも持ち物としておすすめ。

国道152号の分岐ポイントから駐車スペースまでは約30分の距離

【国道152号分岐ポイント】

分岐ポイントには案内板があるので初めてでも分かりやすく、真っ直ぐ行くと迂回路の県道369号の兵越峠、右鋭角に進むと青崩峠方面。100mくらい進むとトイレ建物が左側にあり、その他にも道中の神社付近に簡易トイレがあるので、済ませてから行くのをおすすめします。

青崩峠までの道中

道中は「車線がない傾斜がきついカーブ有り」と山道特有の狭い道路、途中1速固定にしないと登らないポイントもあったりと、距離はたいしたことないのに傾斜に拒まれます。走行についてはカーブ手前では常に対向車に注意が必要で、オレ的に数々の傾斜がきつい山道を走ってきましたが、ここはガチできついと体感(オーバーヒートしないか)した道。

【神社の駐車スペース】

10分くらい走るとちょうど中間地点の神社駐車スペース。神社の名称を確認することなく、道中の1つのスポットとして何気なく見ていると、1つだけ山の中にある神社とは思えない光景を目にすることに!それが絵馬の数、有名神社のような多さにビックリ、不思議に思いながらもスポットとして重視していなかったので、この先がどうなっているのかワクワクしながら進みます。

この時は最後に急いで参拝に来るとは思ってもいませんでした!

登山ハイキング駐車スペース

約30分くらい山道を進むと駐車スペース。少しひらけた場所が特徴で、ここから青崩峠の展望ポイントやさらに奥の熊伏山ガチ登山コースにも繋がっています。

石段の入り口には熊伏山に登る人用の入山届けを出す机完備。展望ポイントまではここから約30分くらい、その先の熊伏山までは約2時間と本格的な登山コースを体験することも可能。

自分の場合は、この先の行き止まりポイントがどうなっているのか?確かめる為にさらに道路を進んでいきます。

マップの行き止まりポイント

マップの行き止まりポイントまでは、舗装されていない砂利道から舗装された道路の順で過酷な道!道中は大きな石や枝が所々に落ちている為、パンク回避のコースを選びながら徐行程度で進む必要があり、湧き水が道路一面に溢れている場所には巨大な岩が転がっていたことから、秘境感を体感。

そんな道中を乗り越え約5分くらい走るとマップの行き止まりポイントに到着。道幅は車一台が何回も前後切り返してUターンできる幅、道中もかなり過酷な為、車向きでなくバイク向きな印象です。

目的でもあったその先はどうなっているのか確認すると、ここからは青崩峠の展望ポイント方面と兵越峠方面の2つの遊歩道コースに分かれていました。

青崩峠の様子

マップの行き止まりポイントから青崩峠展望ポイントまでは遊歩道を歩いて約5分の距離。その点からもし山道を歩きたくない場合は、下の駐車スペースから道路を歩き行き止まりポイントまで来るのも有りです。

遊歩道は比較的歩きやすいもののすぐ横は崖、注意しながら進むと青崩峠展望台。ここからは下に降りて行く道とさらに上に続く熊伏山の登山コースに繋がっていて、設置された案内板を見ると青崩峠の歴史などを知ることができます。

標高1082m青崩峠の景色

ウッドデッキ状の展望台からは静岡方面の秘境ロケーション!反対側の長野方面は景色がひらけていなくメイン展望はこちら側だけですが、景色を見ると青崩峠が難所なのが良く分かり、今のように遊歩道が整っていない山道を昔の人々は歩いて長野静岡を行き来していたことを考えると、命がけの峠越えだったかもしれません。

ここは景色だけでなく、大変さが伝わる峠!戦国時代の武田勢がここを通っていたことを想像すると、秋葉街道がどれだけ信州の重要な街道だったのかもわかります。

展望ポイントから少し熊伏山方面に登ると長野方面を見ることも可能。ただこの辺は山の表面が崩れている場所だけにかなり注意が必要で、押すなよ押すなよは絶対ダメなポイントでもあります。

一通り散策した後は、観光スポットとして訪れた人の日記チェック。ここにはないように見えたものの、展望スペースの角にしっかりと完備していました。

パラパラ見ると意外と関東方面から来ているのが伺え、中でも気になったのが「ありむらかすみ」と名乗る人のバンセン(番組の宣伝)。ネット用語をリアルで見た「マ?」も斬新でしたが、後でその人物を調べてみたところ、NHK大河ドラマ「どうする家康」の家康公の妻役(瀬名)の女優とわかり、どんな目的で本当にここに来たのか謎は深まるばかり。名前を漢字で書いてないのと字が汚いことから本人なりすましの可能性有り!

そしてここからがメインと言ってもいい、本物のパワースポット「足神神社」に行く事になった出来事。

足神神社は本物のパワースポット

青崩峠を見た後の行き止まりポイントから帰り道の事。少し下ると1匹の鹿がこちらにテクテクと登ってくるのが見えたため、車を20mくらい手前で止め、通り過ぎるのを待つことにしました。山道を走ると鹿はよく見る光景で、こちらを見てはクルリと一周したりまた歩いてはこちらを見たりと何故か凝視して全然動きません。そこで少し接近してみるとあることに気付きます。

写真を見てお分かりだろうか?

鹿の前足は良く見ると左側がなく3本だけで立っている!足は付け根から一本なく古い傷が治ったような跡が見えた為、生まれながらの先天性でなく、車にはねられたか猟銃で撃たれたかと予想。「痛かったら~」「そんな足でよく今まで生きてこれたね~」と何故か三河弁で優しく車内から鹿に話かけていると、急に向きを変え次の瞬間、人間では絶対登れない50度くらいある傾斜をトントンと普通に登り、最後にこちらをチラッと振り返り「見た?」と言わんばかりの行動に驚愕。

その瞬間脳に電撃が走る!それは昔の記憶が蘇ったかのような感覚で、来る道中に寄った神社の事を思い出しました。その時は適当に見ていたことから、神社の名前、どういう願いを叶えてくれるのかも知らない状況、ただ一つ思い出したのは絵馬に足の絵が書いてあったことで、まさかあの鹿は見かねた神様が歩けるようにしてくれたのかと半信半疑で急いで神社に直行。

急いでいったのは、何か物凄く嫌な予感がしたからで、もしあの神社が足に関する場所だった場合、このまま帰ると近いうちに片足を失うように感じた為、下り最速イニD並みで走りました。

鳥居にかかげられた神社の名称は足神神社!足に関する神社というのは見ただけでわかり、山の中にある神社にしては、ハンパない数の絵馬には皆どういう願いを込めて何が書いてあるのか?

正式名称「遠州水窪・足神神社」は静岡県の神社。その昔、この地の先祖が北条時頼の足痛を治し、時頼の命により祀られた歴史ある神社のようで、絵馬を見ると9割足に関することが書いてあり、足腰や膝がよくなりますようにから、アキレス腱が切れた痛みがとれますようになど、軽いものから深刻な願いまで様々。一部コロナ収束の願いもあったものの、みんな藁をもつかむ願いが印象的!これを見てあの鹿は足の神が歩けるようにしてくれたと確信に変わります。

オレ的には、今までUFO、ビッグフット、スカイフィッシュ、ネッシーヨッシー、心霊現象、タイムスリープ、転生モノ、時間が止まったシリーズ、仏や神など非科学的な事は一切信じていなかったのが実情、そんなオレが鹿の光景から神を信じるようになり、次に取った行動が正式な参拝です。ググルことができなかったので、とにかく2礼2拍手1礼を重視、足を失いたくない一心で最後に初詣でもいつも小銭だった賽銭を人生初の札投入。

札を入れるときは手が震えたほど、それだけ本物と感じた足神神社!パワースポットというと、ただの映える場所が多く、不思議な経験をしたなど作られた話がある中、ここは実際に見て経験したことから信憑性があり、その点からもあの鹿はもしかすると足神のつかいかもしれません。

そんな神を信じることになった青崩峠、目的としてはマップの途切れた道路はどうなっているのかがメインでしたが、あの鹿と神社の印象が強く、新たなスポットを発見するきっかけにもなりました。

青崩峠・足神神社に行った感想まとめ

静岡県と長野県の県境付近にある青崩峠は、歴史的秘境感もある山岳地帯を見渡せる展望スポット。その道中は狭く傾斜が険しい道が続いていますが、それだけ難所を体感できる場所でもあり、山々が連なる自然豊かなロケーションは時代が変わってもそのまま残っているのが伺えました。

そして何と言っても道中にあるパワースポット足神神社は、足に関する神だけに神社目的で訪れるのもありで、最初は何故こんなに絵馬が多いのか謎ではあったものの、鹿を見てその謎は解決できたことから、本物の神がいる神社と実感しています。

オススメ度 ★★★★★+★

オレ的オススメ度数は最高レベルの★5+1の評価。本物のパワースポットというのが決め手となっていて、南信州の観光スポットの中でもここは1度は訪れたい場所。アクセスも国道152号の分岐ポイントまでは比較的山道でも走りやすく、ドライブやツーリングの目的地中継地点としてピッタリなので、峠観光スポットとして訪れてみてはどうでしょうか。ちなみにオレ的には、数々のパワースポットに訪れた中でもここはダントツの1位、それだけ何度も言う鹿の光景が衝撃だった場所です。

あなたは神を信じますか?

今まで信じていなかった人もここに来るとあの三本足の鹿が見せるように現れ、信じることになるかもしれませんね。

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