ホタルの写真というと夜の暗闇に光が流れる幻想的な光景が定番になっていますが、そのホタルの流れる光をiPhoneで撮る方法を紹介。
梅雨から夏にかけて綺麗な川沿いで見れるホタルの光！基本的にホタルのような光が流れる写真を撮るには、長時間露光シャッタースピードの設定が必要不可欠となっていて、少し前のスマホカメラ（アンドロイド・iphone）には、その機能が搭載されていなかった為、ホタルの撮影となると高価な一眼レフやミラーレス一眼などのカメラが主体となっていました。
アプリを使ってホタルを撮る記事
以前のシャッタースピード設定がないスマホ「アンドロイド・iPhone」では、アプリのシャッター速度設定を使う事でホタルの光撮影は可能でした。
iPhone11からナイトモードを搭載！
そのアプリ不要の常識をやぶったのがスマホカメラの進化で、最近の新型スマホ「アンドロイド・iPhone」には標準でシャッター速度を設定できる夜でも強いカメラを内蔵している事から、もう一眼不要のスマホでも綺麗な写真が撮れる時代にかわりつつあります。
オレ的には去年iPhone11に機種変してから、カメラのスペックがかなりアップしたのに驚き、もしかしてこれでホタルの光を撮れるのではと思っていたのがはじまりで、それを試す為に一年越しのホタル撮影にいってきました。
今回はiPhone11を使ってホタルの光を撮影をしてみましたが、シャッタースピード設定を搭載しているアンドロイドスマホカメラでも原理は同じだと思うので、iPhone派ではない人もチャレンジしてみる価値はあると思います。今まで不可能だったホタル撮影も誰でも簡単に撮れる時代が来た！
iphoneのナイトモード設定
iPhoneのカメラ機能が格段とアップしたナイトモードは、１１のモデルから搭載されていて、夜でも綺麗な明るい写真を撮れるだけでなく、流れる光を撮る事も可能な機能。気をつけたいのがナイトモードはLIVE機能をONにしていると使えなく、暗いところでカメラを起動させると自動でナイトモードに切り替わる点は良さともいえます。
ナイトモードの設定
iphoneの標準ホーム画面内にあるカメラアイコンから、カメラを起動。「写真」の状態にして上の①部分をクリックすると設定項目が現れるので、②のナイトモードを押して設定に入ります。もしアイコンの色が黄色ではなく白色の場合は、ナイトモードは暗い場所でしか起動しないので、設定する時も暗い場所でやると黄色に変わります。
するとナイトモードの時間調整が現れるので、ここの秒数をスライドさせると光の流れる写真が可能！自動だと３秒、できるだけ長い光を撮りたい場合は１０秒と設定するだけでホタルの流れる光が撮れます。ちなみに写真のお菓子は特に意味はなく、暗くしないと設定できない為にアップにしています。
ナイトモードは暗い場所での撮影に向いているモード、暗い場所のホタルの光ならこれが一番オレ的おすすめとなっていますが、もしそこまで暗くない夕暮れのホタルの光を撮りたい時は、長時間露光の写真が撮れるライブモードもいいかもしれません。
LIVEモードの設定
カメラ機能の1つLIVEモードの特徴は、撮った写真にエフェクトをかけることで、動く動画のように表現することもできる機能。設定方法は、ナイトモード同様に「写真」起動時の右上のLIVEをオン、設定項目が出る矢印を押すと設定が下に出るので、LIVEモードのマークを押すと「自動、オン、オフ」と切り替えができます。
LIVEモードで撮った写真はホーム画面の「写真」から選択、画像の下の白い部分を上にスライドさせると４つのエフェクトが選択できるようになるので、横にスライドさせて長時間露光に変更すると流れる光も可能。
ナイトモード・LIVEモードにしろiPhone11以降ならたったこれだけの設定で簡単にホタル撮影が可能！個人的にはナイトモードが断然ホタルの撮影にはおすすめです。
アンドロイドのシャッター速度設定
アンドロイドスマホ「ファーウェイP30lite」のシャッター速度設定ですが、おそらく同じファーウェイなら他の機種でも夜景モードがあれば同じ設定で調整できると思います。設定方法は、カメラを起動したら「夜景」を選択すると上に「S自動」と表示されるので押すとシャッター速度の調整ができます。最高32秒の長時間！
ホタルの光では試していませんが、アンドロイドでもシャッター速度を調整できるので、流れる光を撮る事が可能。
ファーウェイに限らずおそらく最近のアンドロイドスマホにはこれと同じような機能がついていると思うので、カメラ設定を色々いじってみるとシャッター速度を発見できるかもしれません。
それでは肝心な実際の写真がどういう風に撮れるのか紹介！
iPhoneでホタル撮影
今年のホタル事情は梅雨が中途半端な事からか、例年の同じ時期なら結構見れるものの、ホタルスポットにいっても確実にまだまだ早い状況！川沿いを一通り見渡しても１、2匹が光を放ち飛んでいるだけで、その数少ないホタルを遠巻きで撮ってみた所、ナイトモードで流れる光撮影に成功。
シャッター時間は3秒でも十分！とにかく重要なのはいかにホタルの被写体と近づけるかが鍵を握っていて、真っ暗な場所の遠巻きでも流れる光写真が撮れた事から、ホタルが一面に飛ぶ時期なら幻想的な写真を撮る事が可能だと思います。
実際の写真は普通のスマホカメラだと真っ暗な場所、ナイトモードならそれがどういう場所なのか写しだしてくれるのが特徴でもあり、これがカメラ機能が優れているiphoneの実力と行っても過言ではありません。
そしてスマホ撮影する際のアイテムと言えば三脚！通販サイトAmazonでは色々な三脚を扱っていて、最近ではリモコン付きが主流。カスタマーレビュー（購入者の感想）を見るとどのスマホ機種で使っているのか色々と参考になるので、購入を検討している人は一通り目をとおすことをおすすめします。
今回は一年越しにiphone１１を使って蛍撮影してみましたが、カメラ機能だけで撮れる事が分かった為、もしホタルスポットに行ってスマホで流れる光写真を撮りたい時は試してみてはどうでしょうか。
