愛知県豊田市の中でも奥三河地方にあたる桜花見スポット「大安寺(だいあんじ)」のシダレザクラを見て来たので、どういう風景が見れるのか夜のライトアップされた幻想的な世界も紹介してみたいと思います。豊田市の桜スポットというと、水源公園や鞍ヶ池公園といった公園に咲く桜スポットが比較的有名になっていますが、奥三河の山の中にも隠れた桜スポットがいくつかあります。その1つが以前記事でも紹介した稲武の瑞龍寺(ずいりょうじ)となっていて、風情ある寺と桜がコラボした様子はどことなく落ち着いた空間をかもしだしていてシダレザクラの存在感は見事という言葉がピッタリな穴場的な桜スポットでした。
その奥三河地方の稲武よりもさらに奥に入った長野県境寄りにあるのが今回訪れた大安寺で、寺の境内に咲くシダレザクラは風情があるだけでなく、景色も川が流れていたりと自然豊かな場所に桜は咲いていることから、いつもと違う桜風景を見るにはピッタリ!桜開花期間中はライトアップもされるので、昼間の桜と夜の桜の様子をそれぞれ官能する事もできます。
桜スポット巡りをする人には穴場的要素もある大安寺!オレ的にはゆっくりと桜を見たい人におすすめなので、訪れる際は参考にしてみてください。
大安寺シダレザクラの場所詳細
場所 | 愛知県豊田市大野瀬町(矢作川沿い) |
駐車場 | 河川敷とめるスペース有り |
トイレ | 敷地内有り |
その他 | ライトアップ有り
屋台有り |
大安寺の場所は国道153号線沿いから1本入った矢作川沿いに位置していて、マップポイントは河川敷の車がとめれるスペースを示しています。アクセスがしやすいのも大安寺のシダレザクラの良い所で、豊田市から長野方面へと繋ぐ国道153号をひたすら真っ直ぐ行くと県道20号のポイントがあるので左折、矢作川沿いを少し進むと目の前に巨大な桜が見えて到着!桜開花時期は国道沿いの曲がるポイントに看板が設置してあるので、おそらく初めて行っても迷う事無くいけると思います。
河川敷の駐車スペース
【画像は河川敷に降りるポイント】
大安寺の前も少し車がとめれるようなスペースが確保されていて、訪れる人の中には車をとめている人達もいましたが、写真を撮る人にとってはアングル次第(画角を広げて全体を撮りたい人)で車が邪魔になってしまいます。その点から河川敷の空きスペースを利用して、後から訪れる人の事も考えて車をとめるのは重要な事だと思いました。
河川敷沿いは駐車スペースがたくさんあるので大丈夫!訪れている人達の車ナンバーを見ると名古屋、三河、浜松と意外と遠くから来ているのが目についたので、知る人ぞ知る桜穴場スポットにも感じました。
大安寺シダレザクラの様子
近づくにつれて驚くのがそのシダレザクラの大きさ!画角を広げるかパノラマにしないとワンショットでは全体を撮れないほど見事なシダレザクラが咲いていて、一本だけと少し寂しいように感じるものの、河川敷に桜が並んでいるのでボス的存在にも見えました。対岸の国道153号からも一際目立っているので、曲がるポイントを通り過ぎてしまった際は気づくと思います。それだけ目立っていた!
敷地内に繋がる場所には、大安寺のシダレ桜のことや平成20年からの開花状況も細かく記載されていて、どこからきたか感想を書く記帳も完備。過去の桜満開状況を見ると4月でも街中とは違い中旬よりが多く見えたので、訪れる際の参考になります。
敷地内の一角にあるテントは、五平餅などを販売していて奥三河の定番食べ物として花見にもってこい、何も用意していなくても開花時期に合わせてくると楽しめます。地域密着型の桜スポット!
そして夜でも見れるのが大安寺のシダレザクラ!ライトアップは開花時期に照らされていて、下側からはサーチライト的な大型なもので照らし、シダレザクラの樹周辺には投光器を複数完備しているので、絶妙な照らし具合でシダレザクラを演出してくれます。
大安寺シダレザクラのスペック
- 天然記念物(市指定文化財)
- 樹高 18.8m
- 根回り 17.4m
- 樹齢 推定180年以上
シダレザクラはソメヨシノなどとは違って枝が垂れ下がって桜が咲いているのが一番の特徴で、一般的な桜よりも年月がたっているせいか大型の木が多いようにも見えます。1本だけでもこの迫力!
ライトアップされたシダレザクラ
昼と夜とでは光景が全く違うのもライトアップの良さで、真っ暗の中に浮かび上がる薄ピンク色の桜は幻想的そのもの!遠くから見てもここだけ存在感があることから、春の訪れを遠くから確認する事もできます。夜桜を見ていて思った事は、ナイトスポットでもお馴染みになっている城で開催されるプロジェクションマッピングを夜の寺でやると相当映えそうな感じがしていて、幻想的を世界をグレードアップする場所としてはもってこいに見えました。(提案
こんな感じで昼と夜に分けて桜を見てみましたが、夜は意外と寒かったせいか訪れているのは地元の人達だけと意外な面があったものの、それだけ地元の人達にとっては春の訪れを知らせるスポットとして憩いの場になっているように見えたので、維持は大変かもしれませんがずっと残って欲しい桜スポットでした。
豊田市の大安寺シダレザクラを見た感想
豊田市の桜花見スポットでも奥三河にあたる大安寺のシダレザクラは、周りの風景と寺が同調していて、風情ある桜が見れることからもゆっくりとした時間を過ごせる桜スポットに感じました。その点からゆっくりと桜を見たい人にはピッタリな場所となっていて、手ぶらできても五平餅を食べながら花見をするのも有り!夜はライトアップもされて昼とは違う演出も見せてくれます。
桜だけでないのもここの良さで、すぐ横の矢作川は人工的に作られた景色ではなく自然そのままが残っていて、のんびりと過ごすロケーションとしては最高の景色が広がっていたことから、都会とは全く違う空間をの体感できると思います。
もし奥三河の桜スポット巡りする際は、稲武の瑞龍寺と合わせて見るとそれぞれの良さが官能できると思うので、今年はどこの桜を見に行こうか迷った時は、穴場的な大安寺に訪れてみてはどうでしょうか。