名古屋市の鶴舞公園といったら桜花見スポットとして愛知県の中でも有名な場所!毎年3月後半から4月初旬にかけては園内の至る場所に桜が咲き、ライトアップもされることから花見をする人で人気スポットとなっています。その鶴舞公園で3月後半から6月中旬にかけて開催されているのが「花まつり」で春の桜以外にも花しょうぶ、バラ、紫陽花が楽しめる花観賞スポット。今回は花まつりでも梅雨時期に見れる花を見て来たので紹介してみたいと思います。
鶴舞公園に訪れたのは、花まつりが開催されている期間のほぼギリギリに近い6月初旬に行きましたが園内の花しょうぶ、紫陽花、バラと色々と綺麗な鮮やかな花を見れました。実際に行った感想を交えて園内の様子やそれぞれの花の開花状況(見頃)などを伝えるので、花まつりなど鶴舞公園に訪れる際は参考にしてみてください。
2018年の鶴舞公園の花まつり期間
3月23日~6月10日まで
花まつりの期間は長くやっていますが、花観賞メインなら春の桜がだいたい4月初旬まで見頃となり、5月後半の梅雨時期前くらいから花しょうぶ、バラが見頃になってきます。期間中はイベントなどもやっているのでそれに合わせて訪れると色々楽しめるのでおすすめです。
鶴舞公園の場所
アクセス | 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目周辺 |
駐車場 | 園内に3箇所有り(有料) |
トイレ | 公園内に有り |
鶴舞公園の場所は、昭和区の中でも市街地寄りの中区からも近い場所で、敷地内には名古屋公会堂や中央図書館があり都市部にあるものの敷地はかなり広い公園です。公園のすぐ横には中央本線の「鶴舞駅」があるので、電車でアクセスしやすく混雑する春の花見シーズンは電車で行く事をおすすめします。
車でのアクセスは国道41号線、国道19号線などの大通りがいくつもあるのでどこからでもアクセスはしやすく名古屋高速道路も付近を通っているので遠方からでも降りる場所など間違わなければアクセスはしやすいと思います。但し混雑する桜花見シーズンは車で行くと園内駐車場は満車状態、付近のコインパーキングもありますがどこも混雑するので電車やバスなどの交通機関を選んでみてください。
鶴舞公園の駐車場
【園内の公園マップから駐車場の場所】
鶴舞公園の敷地内にある駐車場は3つで、どれも有料駐車場となっています。メインとなるのは公会堂の横に位置している駐車場で、その反対側にあるサッカーグランドの横は細長い駐車場。国道41号線号線側から入る駐車場は中央図書館の周りが駐車場となっていますが、ここは図書館利用者のためのものかもしれません。
公会堂横の駐車場
自分が車をとめた場所は名古屋大学医学付属病院側道路からアクセスする公会堂側の駐車場で、入口は分かりやすい印象でした。ポケモンGOブームの時と花見の時期も訪れましたが、駐車場に入る道が渋滞していて3箇所とも満車状態!結局名古屋工業大学付近のコインパーキングにとめましたが、公園付近に意外とコインパーキングがあるので公園の敷地内が満車の時は付近を探してみるのをおすすめします。
駐車料金 | 車:30分180円
自動二輪車:30分100円 |
時間 | 8時45分~21時30分 |
料金的なことを言うと公園敷地内の駐車場は30分180円ですが、付近にあるコインパーキングは30分100円の場所が多かったのでどうしても園内すぐにとめたい以外は少し歩いていくのも有り!
駐車場の様子は公会堂の建物の周りが駐車場となっていて、台数は結構とめれるように見えました。公会堂横の駐車場からすぐにあるのが鶴舞公園の目印でもある噴水で、駐車場の場所的には一番アクセスしやすいように感じます。
鶴舞公園の園内の様子
駐車場からはすぐに噴水塔の位置から園内にはいれますが、せっかく来たので正面となる「鶴舞駅」側からはいってみました。鶴舞公園の入り口は数箇所あり、どこから入っても遊歩道で一周できるようになっているので散策してみるのもいいと思います。
園内には花まつり期間の登り旗がそこら中にたっていて、園内マップの看板もあるので初めて来てもどこに何があるのか分かりやすいようになっています。
案内図から説明すると、鶴舞公園の正面が矢印方向で、花まつりの花観賞スポットになるのが赤い囲いの「バラ園」、黄色い囲いの「花しょうぶ園」、青い囲いの「紫陽花の散歩道」となっていて、桜花見以外にもこれだけの花が期間中は見頃を迎えます。
マップからもわかるように園内はかなり広く、都会の中にあることから市民の憩いの場としても多目的に過ごせる場所としておすすめ!
噴水塔の様子
鶴舞公園といえば噴水塔!ローマ様式の大理石柱に岩組みという和洋折裏式というようで、地下鉄3号線工事の為に一度撤去され昭和52年に復元されたようです。2年前はポケモンの聖地として有名になったシンボルでもあります。
噴水から少し行くと芝生広場があり、ここでは春の桜季節になると花見をする人が多い場所。芝生広場を真っ直ぐ病院側に行くと飲食できる茶屋があります。
大学病院が後ろにたたずんでいる様子はかなりの迫力があり、茶屋は老舗店のよう!かき氷や田楽、みたらし団子などもあるので公園内を一周して一休みする場所としてもいいと思いました。
奏楽堂の様子
公園内の中央付近には奏楽堂という洋式の建物があり、どうやらイベント時などに利用するようです。
建物の下には入れませんが、天井などはかなりレトロ感が伝わりスポットライト的なライトもデザイン的に今ではあまり見ない物に感じました。ステージ的な役目をしていて、周りにはちょっとした段差を利用した観客席もあります。
竜ヶ池
鶴舞公園内には3、4つ小さな池がある中で一番大きな池が竜ヶ池で中央には屋根付きベンチがありますが、行った時は入ることができないようにロープが張られていました。池は湖畔に風景が反射するので、季節によっては桜が池に写るような写真を撮れるのも特徴。風情を感じるとともに、木々の裏には巨大な建造物があるので都会の中にある公園というちょっと変わった景色も見る事ができます。
緑化センター
緑化センターでは花まつり期間中にハナショウブ展をやっていて、苗の販売もしています。花まつり期間でもはなしょうぶ展は期間が短いので行く際は注意!
子供の広場
公園というだけあり、子供が遊ぶことができる遊具がある広場!滑り台や面白そうな子供が喜びそうな遊具があるので、キッズ連れのファミリーはピクニック的な感じで過ごす事ができるのも鶴舞公園のいい所!
遊具がある広場前は遊歩道を挟んでサッカーグラウンドになっていて、駐車場があります。
一通り園内を散策して見た所、こんな感じで見所も多数あり多目的に過ごす場所としては鶴舞公園は時間を忘れるほど色々とあります。また散歩をする人も結構いて、市民の憩いの場という感じもしました。園内の大体の様子が分かった所で、今回のメインとなる花まつりの花観賞スポットを紹介!
鶴舞公園の花しょうぶ園
花しょうぶ園の場所は園内でも竜ヶ池の隣にあり、しょうぶ園はそれほど広くはありませんが密集して花菖蒲が咲いているので見ごたえは十分あります。中央付近が歩けるようになっていて、屋根付きベンチ完備!公園ということから、ちょっと散歩感覚で見る事ができるのも鶴舞公園ならでは、時期があえば花しょうぶだけではないのもいいです。
鶴舞公園の花しょうぶは約90種類2万株が植えられていて、ピンク、白、黄色、紫と色鮮やかな花菖蒲を見る事ができます。撮影日はくもりのちパラパラとした雨でしたが、晴れた日の花しょうぶとは違うしっとり感!
池側は少し小高くなっていて、花しょうぶ園を上から見下ろす事ができるので、全体の写真を撮りたい時におすすめ。天気があまりよくないせいか、行った時はカップルと散策して花しょうぶを観賞している人くらいでしたが、カップルのデートスポットとして花まつりを選んでみるのも有りだと思いました。
花しょうぶの見頃について
鶴舞公園の花まつり2018年は6月10日までということで、初旬少し過ぎに行った所、花しょうぶの開花状況はほぼ満開状態で見頃でした。おそらくハナショウブ展は見頃に合わせて開催されるイベントだと思うので、その日付を参考にして行くといい時期に見る事ができると思います。
注意点は花まつりの花しょうぶ、バラ、紫陽花を3つとも一番いい時期に見るのは開花状況が花によって少しずれているのでどれを中心に見るかで訪れてみてはどうでしょうか。
鶴舞公園のバラ園
鶴舞公園のバラ園の場所は噴水塔から奏楽堂付近にあり、バラが咲く園は意外と敷地が広く約120品種1400株が植えられています。バラというと赤が定番ですが、園内には赤、白、ピンク、黄色と品種が多いのも特徴!品種の名前も書いてある事から気に入ったバラの名前を覚えれるのもいいと思いました。
品種によっては咲く時期が微妙に違っているのか満開のバラから見頃を終えた花まであり、バラ園があるのも鶴舞公園ならでは!柵から少し離れているのでバラの香りはわかりませんでしたが、色鮮やかなバラも花観賞するにはピッタリ!付近には遊歩道沿いにベンチがあるので休憩がてら観賞することもできます。
バラの見頃について
バラ園を全体的に見てバラの開花状況は品種によって早咲きから遅咲きまであるように見えました。見頃は少し遅いようにも感じましたが、意外と満開に近い状況のバラもあり、花しょうぶメインで来たのでいい時期に訪れたのかもしれません。
一番いい見頃に見たい場合は、鶴舞公園の緑化センター公式でブログやツイッターインスタなど花の開花状況やイベントを紹介しているのでそれぞれの花を見て参考にしてみるといい見頃に行けると思います。
あじさいの散歩道
鶴舞公園の遊歩道沿いにあるのが「あじさいの散歩道」で、場所的には花しょうぶ園の隣に位置しています。竜ヶ池の公園入口からすぐにある遊歩道で左右に咲く紫陽花は公園に来る人を歓迎するかのように綺麗に咲いていました。
鶴舞公園のあじさいは約2300株、ピンク、紫、青、白色と鮮やかな光景もこの梅雨時期限定!紫陽花は花が20センチくらいと大きいので見ごたえ十分あります。
遊歩道沿いにずらりと咲くあじさい!野球場の横付近の出口まで繋がっていて公園を散策すると一際目を引く場所となっていました。
あじさいの見頃について
あじさいといえば梅雨時期に見れる花で、鶴舞公園のあじさいは初旬少し過ぎでも意外と多く咲いていました。おそらく中旬くらいには満開になると思われますが、見頃は6月初旬から下旬まで!6月でも後半に行くと、花まつりも終ってしまい花菖蒲やバラも見頃を終えてしまうので期間中に行くのをおすすめします。
また気温によっても開花状況は変化するので、その点も気をつけて訪れてみてはどうでしょうか。
鶴舞公園の花まつりに行った感想
鶴舞公園の花まつりは桜の時期だけでなく、梅雨時期の花しょうぶ、あじさい、バラと花を見るなら見所がたくさんある場所に感じました。花しょうぶとあじさいの組み合わせのスポットは他にもありますが、バラもセットとなるとそうそうなく鶴舞公園ならではないかと思いました。花観賞スポットとしてはタイミングが合えば3つの花を見れてのどかに過ごす事ができるので自分的にはおすすめ!
また都会の中にある公園というのも忘れてしまうくらい園内は自然豊かで綺麗で敷地はかなり広く、他にも散策すると色々と楽しめキッズ連れのファミリーでも遊具があるため遊ぶ事もできます。名古屋の花観賞スポットとして記事で良さが伝わればと思いますが、バラ園、花しょうぶ園ともに素晴らしい場所なので行く際は参考にしてみてください。