前の記事では黒田ダムを紹介しました。奥矢作第1、第2発電所は中部電力初の純揚水発電所でその上部調整池になっているのが黒田ダム。黒田ダムすぐ下には中間調整池の「富永ダム(とみながだむ)」があり、ダムカードはないもののどういう所なのか見て来たので紹介します。
富永ダムからの水は段戸川に合流していて、その先には矢作ダムがある奥矢作湖に繋がっているのがわかり、3つのダムの関係と重要性が分かると思います。富永ダムはダムスポットとしてはあまり注目されていませんが、付近の矢作ダム、黒田ダムに来たら国道153号沿いからも近いので寄ってみる事をおすすめします。
富永ダムの場所と駐車場
アクセス | 愛知県豊田市富永町周辺 |
駐車場 | 湖畔沿い道路に駐車スペース有り |
その他 | ダムの上の道入り口にチェーン有り |
アクセスは豊田市方面、長野方面どちらも国道153号「小田木」信号交差点(奥矢作第1発電所が角にあり)を曲がり道なりに進むとダムまでいくことができます。「小田木」交差点から約5分もかからないくらいの距離なので、黒田ダムに来たついでに寄るのに有りな場所。
道の駅どんぐりの里は比較的大きな施設で、施設内にはどんぐりの湯やどんぐり横丁などお土産や飲食もあり休憩するのにもおすすめです。中でもどんぐり食堂のブルーベーリーカレーが自分的には気になりました。
【道の駅から富永ダムの行き方】
道の駅「どんぐりの里」国道153号長野方面からは「小田木」信号交差点を右折、左に行くと黒田ダム。
道なりに行くと分岐点らしき場所がありますが、道なりの右方向に向かいます。マップを見るとどうやら左方向にも道があり湖畔沿いになっているようなので、散策してみるのもいいかもしれません。
富永ダムのダム上道路付近には駐車場や駐車スペースがないので注意!上の画像から20m手前にちょっとしたスペースがあるのでそこから歩いてきてもいいと思います。
後で紹介しますが、右側湖畔沿い道路の展望スペースとしてもおすすめします。
富永ダムの様子とスペック情報
【ダム入り口の様子】
ダムの上を歩ける入り口にはポールにチェーンがしてあったので入ることはやめました。見学が自由な場所ならチェーンはないと思うので注意!
入り口付近からは向こう側に道路が見えるので、やはり左側湖畔沿い道路も繋がっているように見えました。
富永ダムのスペック情報 | |
河川名 | 矢作川水系富永川 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
ゲート | 不明 |
堤高・堤頂長・総貯水容量 | 32.5m・337m・1,051,000 m³ |
管理者 | 中部電力 |
本体着工・完成年 | 1973年・1980年 |
富永ダムを綺麗に撮れる場所ポイント
1箇所目はダム手前のちょっとしたスペースで、ここではダム側と湖畔を眺めることができます。フェンスが少し高いので写真を撮るなら手を伸ばすか自撮り棒があると便利に感じました。
富永ダムの湖は木々に覆われていて、水面に背景が映っているのがわかります。また水面には所々に魚の波紋らしきものが出来ていました。
2箇所目はダムから少し進んだ場所、ダムのゲート側を撮れる所ですが、木々に覆われていたので季節を変えるとまた違うと思います。
他にも下から見れる場所はないかと散策していると、2箇所目の場所から少し進んだ辺りに、林道のようなダム側に降りていける道がありますが途中で立ち入り禁止のチェーンがありました。
富永ダムに行った感想
ダムとしては小規模ながら、中間調整池として重要な役割をはたす富永ダム!観光で訪れる人が少ないのかあまり人が来たような気配がありませんでした。湖畔沿いの道路は右側と左側でアクセスできるようですが、ダムの上の入り口にチェーンがあったのが残念に思いました。黒田ダムに行った際近いので、ちょっと寄ってみる場所としてはおすすめです。
ダムカードを集めている人の注意点としては、黒田ダムと矢作第2ダムのカード配布場所!ダム管理所ではなくどちらも少し離れた場所でカードを配布しているので注意してください。富永ダムのカードはないですが、この周辺だけでダムカードを3枚ゲット(自分と同じ巡り方をすれば4枚)できるので行って見てはどうでしょうか。また自分も矢作第2ダムにいってダムカードをもらいにいってみたいと思うのでその時は、どういうルートでいったのか配布場所情報も記事で紹介します。
次の記事は、知多半島・知多市にある佐布里池を紹介していきます。佐布里池はダムカードを配布しているので、ダム巡りをする際にも参考にしてみてください。