佐布里池ダム・ダムカードを求めて愛知県内ダム巡り⑪(知多市)

前の記事では、愛知県豊田市の山の中にあるダム4箇所を1日で周ってきました。ダムの場所としては山の中にあるものの1日で4箇所を周るのは意外とスムーズにいけて、愛知県内ダム巡りも残りわずか!ダムの巡り方は主にダムカードが配布されている比較的メジャーな場所(佐久間電力館でもらったダムカード配布一覧から)を巡っています。

そして次に訪れたのが知多半島・知多市にある「佐布里池(そうりいけ)」ダム!佐布里池は巨大な建造物はない調整池で、工業用水の目的として重要な役割をしています。池周辺には観光スポットとして梅や藤などを楽しめる場所もあり、風景を楽しむのにも季節を変えて観光するといいかもしれません。また調整池の歴史などが学べる「水の生活館」利用は無料もあるので、ダムカードだけではなく水に関して色々と知る事ができます。

今回の1日で周るダムカードが配布されている場所は、佐布里池→東郷調整池(東郷ダム)の順で2箇所いきました。知多市から愛知郡東郷町に移動で、距離はありますがスムーズにいけます。どちらも意外と街中から近くにある場所で、アクセスもしやすく山道がないので、観光で訪れる際には道路事情を心配する必要がないと感じました。また東郷調整池は豊田市にも近いことから、豊田市の山のダム巡りに入れても時間配分さえすれば1日で周ることもできそうです。但し山道が多いので車の運転が慣れてない人は無理をしないこと!山道は思った以上に疲れるので所々で休憩は必要に思います。

佐布里池ダムの場所と駐車場

アクセス 愛知県知多市佐布里鼬脇周辺
駐車場 調整池ダムの展望ポイントにもダムカード配布場所の水の生活館どちらも駐車場有り。
その他 トイレは駐車場隣にそれぞれ有り。

マップのポイント位置になっているのがダムカード配布場所の水の生活館の駐車場です。自分は調整池の風景をバックにダムカード写真が撮りたかったので最初に水の生活館にいきました。

水の生活館駐車場付近にあった案内図で説明すると①の場所が水の生活館で、②の場所が駐車場がある展望ができる広場(ダムえん堤にも近い)。とにかく佐布里池は広いので、初めて行く人は案内の看板があれば見ることをおすすめします。

アクセスは名古屋方面からは国道155号→県道46号「深田脇」信号交差点を左折して少し進んだ「庄太郎脇東」信号交差点を右折して道なりに進むと右手に水の生活館駐車場があります。

三河方面からは(安城、岡崎、豊田、豊橋など)衣浦大橋または衣浦トンネルを渡らないといけなく、国道23号→県道47号→衣浦大橋を越えて県道46号をひたすら道なりに進み「深田脇」信号交差点を右折、「庄太郎脇東」信号交差点を右折して道なりに進むと名古屋方面同様に右手に水の生活館駐車場につきます。

自分は豊橋市から下道の国道23号を主に使い三河方面からの行き方でいった所、時間は約2時間少しかかりました。

水の生活館の駐車場は広く、隣にトイレがあります。

駐車場から矢印方向に進むと水の生活館の施設建物があります。佐布里池の全体が分かる案内図も入り口付近にあるので確認してみてください。

【ダムカードのもらい方】

佐布里池のダムカード配布場所は「水の生活館」、建物に入って右側が受付になっているので、ダムカードくださいと伝えるとお姉さんがあいちの水の缶(後で建物内の様子と一緒に紹介)と一緒にカードをくれます。配布場所が館内なので日時は重要!

配布日時

開館時間10時~16時

・10月1日~2月末は10時~15時、佐布里池海まつり期間中は10時~16時。

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日

※水道習慣6月1日~7日と佐布里池梅まつり期間中の月曜は開館

佐布里池ダムの様子とスペック情報

佐布里池はとても広く、ダムえん堤付近の一番近くにある駐車場に移動して見学することになります。場所は水の生活館から道なりに進むと県道254号と合流するので、「佐布里大橋」手前を左折すると駐車場があります。下の画像参照。

佐布里池駐車場は時間があるので注意!8時半~17時まで!

駐車場は広く、隣にトイレも完備されています。このトイレ入ると地下鉄の駅?で聞いたことのあるようなメロディーが流れるので、何の曲か分かる人がいたら教えてほしいくらいです。

駐車場隣には藤棚もあり、ベンチが多数あるので藤の咲く季節に合わせると楽しめます。また佐布里池周辺は梅まつりの時期に25種類約4900本の梅が咲き、梅の花見スポットしても有名な場所になっています。付近にはバーベキューができる場所もあるので、観光地としておすすめ!

調整池といっても湖といってもいいほど景色がよく、自分はダムえん堤方面ではなく佐布里大橋をバックにダムカードを撮りました。晴れているせいか、とにかく池周りは木々が多く山の中にでもいる気分になるほど景色がよかったです。

駐車場から県道254号を渡っていくと遊歩道になっていてダムえん堤や、取水塔、余水吐があります。マップを見ると下の道路からえん堤を見上げれる場所もあるようなので散策してみるのもいいと思います。

橋の手前にも池の案内図があり、わかりやすく説明しているので見ることをおすすめ!

【ダムえん堤からの様子】

遊歩道すぐに「余水吐」の場所があり、少しいくと取水塔があります。巨大なダムはないですが、景色はダムと同じようにのどかな時間を過ごせると思います。またここを道なりに進むと水の生活館まで繋がっているようなので、散歩がてらもいいかもしれません。歩道の名前が「岡田街並散歩道」!

佐布里池ダムのスペック情報
河川名 木曽川水系木曽川
型式 アースダム
ゲート 鋼製スルースゲート4門
堤高・堤頂長・総貯水容量 21m・180m・530万m³
管理者 愛知県企業庁
本体着工・完成年 1963年・1965年

水の生活館の館内の様子

【1階の様子】

館内入ってすぐに丸いゲートのようなものがあり、1階の展示物は愛知用水のこと生活にかかせない水に関して色々と説明されています。パネルだけではなくちょっとした体験出来るコーナーもあるので、大人だけではなく子供も色々勉強できると思いマス。

受付でダムカードと一緒にもらった「あいちの水」は、もしかしたら期間限定?かもしれませんが、行った日は気温30度近く!炎天下の中、調整池を見学している時にキンキンに冷えたあいちの水を飲んで回復しました。おいしかったです。

【2階の様子】

階段を登って2階すぐにかなりリアルな人形があって少し驚きましたが、昔の人々の生活の様子が展示されています。今ではほぼ見ることがない井戸の水を汲み上げる器具などもあり、昔の生活でどういう道具が使われていたかよくわかると思います。その他には新しいシステムキッチンの展示、学習室では申し出れば水に関するビデオを見れるようになっていました。

館内をまわってみて、現代の蛇口をひねれば当たり前のように水が出る生活はこういう調整池ができて成り立つものだと実感しました。水、川、ダム、調整池、それぞれ色々な役割で人々の生活にかかせないもの!自分にとってダム巡りをしてみて色々と知る機会ができたので良かったと思います。

佐布里池を綺麗に撮れる場所ポイント

佐布里池を撮れるポイントとしては、やはり佐布里大橋付近のダムえん堤だと思います。景色も綺麗で橋がまた絵になります!橋は池のほぼ中心を通っていて、左右どちらもいい景色!高さを表現したいならえん堤の下の道路から撮るのもいいと思います。

また県道254号の橋を渡っても駐車場がある展望できるポイントになっていましたが、木々に覆われていたので自分的には橋手前側からのほうがいい感じがしました。

佐布里池のダムカード

佐布里池のダムカード表面はダムえん堤を前に橋などが映っている空撮の画像で、裏面はダムデータやこだわり技術などが記載されています。ランダム情報の隣には他のダムカードでは見ないQRコードも記載されていて、詳しいデータを見たいときはスマホで読み取ってみることが出来ます。なかなかのアイデアに感じました!

佐布里池に行った感想

調整池の歴史や水に関することがわかる水の生活館は、ダムカード配布場所として関連付けられているのは知る機会ができるのでいいと思いました。水力発電のような巨大なダムはみれませんが、調整池ならではの風景を楽しむことができます。池周辺で梅や藤など季節によって観光するスポットも多いのでちょっと寄ってみて散歩がてら水のことを学んでみてはどうでしょうか。

次の記事では、愛知県愛知郡東郷町にある東郷ダム(東郷調整池)を紹介します。佐布里池から少し距離がありますが、ダム巡りの際1日で周るのは十分可能で調整池を今度はえん堤下からも見て来たので行く際の参考になればと思っています。
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