レンジフードの異音をモーター交換で解消!シロッコファンの外し方など解説

タカラスタンダード・モーター交換

タカラスタンダードのレンジフード(換気扇)に付いているモーターから異音が出だした為、モーターだけを交換して異音を解消したDIY作業記事です。この記事を見る人の多くは、おそらくレンジフードからの異音を解決したい人が見ていると思うので、ファンの外し方からモーター取り付けまで自分の経験をいかして、これから作業する人の解決策の1つとして詳しく書いてみたいと思います。

料理をしている時に以前から少し気になっていたのがレンジフードからの異音!我が家のキッチンに備え付けられているレンジフードは15年くらい経過している物で、年数がたつとモーターに負担がかかる為か、風量が弱の時はあまり気にならないものの、中から強にかけては時々キュルキュルと音を発していました。その異音が出始めた頃に設備業者に見積もりをもらっていて、この手の古いタイプは新しくレンジフードを取り替えたほうがいいとアドバイスされたこともあり、音がもっと激しくなってから全部交換する事になっていました。

そして今年も大掃除を早めにするということで、自分は最近キッチンで料理をする事からキッチン周りを担当、以前から気になっていたモーターがどんなタイプなのか、交換できる物であればモーターだけ交換すればレンジフードとしてまだ十分使えそうに感じたため、色々とググッ(グーグル検索)てみました。するとレンジフード内のモーターのベアリングだけを換えている人やモーターを交換している人がいるようで、状況だけみるとベアリングだけ変えれば音は解消されそうでしたが、そこまでモーターの値段が高くなかった事からモーター交換を選ぶことに!

レンジフードのモーターは、通販サイトの楽天市場やヤフーショッピング、アマゾンでも取り扱っていて、モーター品番さえ分かれば購入することができます。またレンジフードのモーターは意外と互換性があるようで、我が家のレンジフードの型式以外でも同じモーターで交換をしている人もいた事から、もしモーターだけを交換する場合は、最初にレンジフードの型式から調べてみると見つかるかもしれません。ただ注意点は、モーターは適合していないと取り付け出来ないので、よく調べてから!

レンジフードのモーター品番について

ここで問題になったのがモーター品番!レンジフードはタカラスタンダードというメーカーの物で、レンジフード型式はVE-75というのはわかるものの、モーターを実際に外してみると、どこにも品番が書いてない事が発覚しました。元々シール(品番が書いてあった?)らしき物が貼ってあった場所は掃除した時に剥がれてしまったようで、肝心なモーター品番がわからないと先に進めません。

そこでまた色々ググッた結果、参考になったのが楽天市場のレンジフードモーターのレビュー(購入者の感想)で、タカラスタンダードのVE-75のモーターを交換したという内容(見つけた時は神かと思った)。どうやらそのモーター品番はタカラスタンダードのレンジフード型式が違っていても互換性があるようで、他にも違う型式に取り付け交換したという内容も書いてあったことから、製造年数がかなりたっているレンジフードでも適合すればモーターだけを交換できるようです。

タカラスタンダードのレンジフードVE-75に取り付けたモーター品番

VRNモーター 品番 10224494

自分の場合はレンジフード型番から同じようにモーターだけを交換した人から品番がわかりましたが、分からない時はメーカーに問い合わせるつもりでいたため、品番を知るにはメーカー問い合わせのほうが確実性はあります。とにかくレンジフードのモーターは品番が重要な事から、適当に購入すると取り付け出来ない事もあるので注意!

タカラスタンダード レンジフード用モーター VRNモーター 10224494

感想(106件)

本当にあのレビューを書いた人は神かと思いました。

VRNモーター10224494

タカラスタンダードのレンジフード用としてVRNモーター10224494と一緒に購入したのがモーター下部に取り付けるパッキン2個で、後で外した時にも解説しますが、これはモーターの振動を抑える効果がありそうに見えた為、一緒に購入しました。

モーターパッキン

品番 10229289

モーターのパッキンはゴム製となっていて、交換する際は2個必要なので注意!自分が購入した通販サイトでは同じようにモーターと一緒に購入している人がいるようだったので、モーターを交換する際はパッキンも一緒に交換してみてはどうでしょうか。

画像の左は元々ついていたモーターで、右が今回交換した「VRNモーター10224494」。比べてみるとモーター本体は新しいほうが若干薄くなっていますが、回転するシャフト部分の長さや本体の大きさ、ハーネス端子形状は同じ物でした。モーターが到着するまでは、もし違っていたらお手上げ状態でしたが、実物が届き見て一安心!年数がたっていても消耗部品であるモーターだけを購入できるのはGJに感じました。

そしてここからが本題のレンジフード内にあるモーター交換!レンジフードは「シロッコタイプ」と呼ばれているもので、一般家庭のレンジフードでは定番タイプなことからも、掃除する時にファンなど外した経験があれば簡単な作業だと思います。

難易度数

★★☆☆☆

自分が感じた作業難易度数は★2!フィルターやファンなどの周辺を外して、モーターを取り替えるだけなので、はっきりいって簡単な作業部類となっています。ただ作業する際に良く見えなかったり、狭い場所につき体勢がよくないので作業自体はしにくかったです。場合によっては何かに乗って作業(自分はレンジフードに乗って作業)をする事になると思うので、無理することないよう転落などには注意してください。

自分的には作業時間よりも品番などをググッている時間のほうが長く、時間はだいたい30分もかからないくらいで交換できました。

レンジフードのモーター外し方

使用した工具

モーター交換で使用した工具は、ラチェット一式と小型のマイナスがあれば可能ですが、手が汚れるのでゴム手袋や軍手などあればおすすめ。接着剤はゴムパッキンをつける時に動かないよう固定する為に使ったので、他にも代用できるものはあると思います。とにかくスペースが狭い場所での作業の為、見えない部分を照らすLEDライトを用意しておくのもいいかもしれません。自分はスマホで撮影しながらスマホのライト機能を使いました。

レンジフードのモーター取り外しは一昔前のシロッコタイプならだいたい同じ作業内容となっていますが、フィルターや内部が若干違っていると思うので参考程度にみてください。

最初にフィルターとなる部分を外します。

ちなみにレンジフードの外部の塗装が剥がれているのは、油がついたのを放置していて、こびりついたのをステンたわしでこすったからで、内部も年数がたっている為、はっきりいって綺麗ではない状態です。一年に一度の掃除だとこうなる例として多めにみてください。

フィルターを外すとレンジフードの内部があらわれ、カタツムリのようなダクトがシロッコタイプの特徴。

ファンを外すには空気の密着を高める丸いステン部品が付いているので、4つの蝶ネジを回すと外す事ができます。

モーターのシャフトについているのがファンとなっていて、風を送る重要な部分!ファンは真ん中の丸い止め具(赤丸部分)とシャフトの凹み部分にかますネジ(黄色矢印部分)でとめられていて、丸い止め具は通常とは違う逆回しで外す事ができます。時計回りで緩める、逆で締める構造。

シャフト凹み部分にかましてある止め具は小型のマイナスを使い少し回すくらいでファンは引っこ抜けます。もしファンが外れない時は、左右(3時と9時の位置)に持って少し揺らすと少しずつ手前に来ると思うので、強引に力を入れなくても大丈夫。

ファンを外すとダクトの中心にモーターが見えるので、4つのナットを7mmのソケットを使い外します。自分の場合は外す前に固着してそうだったので、CRCをナット部分に拭きかけて少し放置してから作業をしましたが、そこまでナットは固く締まっていなく簡単に外れました。

工具は7mmソケットに10センチくらいの延長を付けると作業がしやすいです。

そしてモーターと繋がっているカプラーが必ずあるので外します。手順的にはモーターを外す前にカプラーを外したほうがよく、手が入りにくい場所にある為、作業はしにくいですが、止めストッパーを押さえながら引き抜く感じで外れました。一気に引き抜くのではなく、左右に揺さぶる感じで少しずつがいいかもしれません。

モーターを外す時は若干固着気味で、左右に揺さぶる感じにするとうまく外れますが、少し重いので注意!

外したモーターのシャフト部分を手で回してみると、シャフト部分のガタツキはそんなにダメージがないように感じたものの、異音が若干出た事から、早めの交換でタイミング的にはバッチリ。

ダクト側はゴムパッキン2個が固着していたので、小型マイナスを使い剥がしました。スクレーパーでもいいと思いますが、とにかく狭い場所につき、相当小さな物じゃないと入らないように見えます。

※ゴムパッキンについては、自分は注文した商品が届いてから剥がしました。モーターパッキンの品番「10229289」がもし同じ物でなかった場合を想定してのことです。

モーター外しはこんな手順となっていて、作業は簡単なもののとにかくスペースが狭いので、良く見て慎重な作業が必要です。

レンジフードのモーター取り付け

モーターを取り付ける前に確認

レンジフードのモーター「VRNモーター10224494」とパッキンが届いたら、取り付ける前に確認!モーターの大きさからネジ部分などそれぞれ違いがないか見て、重要なハーネスカプラーも確認。

モーターパッキン「10229289」は純正と全く同じ大きさ形をしていた事から、細かな部品でも交換前提で部品供給されているのは本当に助かります。

新品のモーターを取り扱う時は、シャフト部分を持たずに本体ケースを持って作業。シャフト部分を持ってしまうとベアリングを傷めることもあるようで、付属の紙にはその事が書いてあるので重要です。

取り付け作業開始!

モーターを取り付ける前にダクト側のゴムパッキンが付く場所を綺麗な状態にして開始!取り付け手順は外した逆な手順の為、需要な箇所以外は省きますが、作業的には元に戻すだけなので簡単です。

ただこういう作業に慣れていない場合は、取り付けられている手順から写真を撮って作業をすると、分からない時に確認しながら作業できるので、そういうやり方をおすすめします。

最初にモーターゴムパッキンをダクト側に取り付け!ゴムパッキンだけだとモーターを取り付けるときにうまく固定できなかったので、薄く接着剤をつけて装着しました。

モーターを取り付けナット4つで仮固定。

ハーネスカプラーを元ついていたように取りまわして装着。カプラーはしっかりと奥まではまるとツメが引っかかるようになっています。

ここでモーター固定のナット4つを本締め。気をつけたいのが、ナットの締め付け具合で、強く締めすぎてしまうとゴムが引きちぎれる可能性もある事からガンガンに締め付ける事がないよう注意!純正を外す時にすんなりとナットが取れたのはその点を考えているように見えました。

ただしっかりと締めないとファンの回りでナットが揺るんでくる事も考えられるので、ほどほどの締め付けは大切。

ファンの取り付けはシャフト部分に小さなマイナスネジが付くように平面部があるので、それを良く見て位置あわせをして取り付け。わかりやすいようにシャフトの平面部分を下側にしてファンを取り付けるとスムーズに行くと思います。

後は元の手順で中心止め具や周りの部品、フィルターを取り付け完成!

部品数が多いDIY作業をすると何故か最後にネジが余ったりしますが、レンジフードのモーター交換は部品数はそんなに多くないこともあり、何もネジが余ることなく無事に作業は終了しました。

モーター交換が終ったらいよいよ試運転!

スイッチ弱強と繰り返してみるとビックリしたのがその静かさで、今まではファンが回っている音が遠くにいても結構聞こえたものの、キッチン以外はほぼ聞こえないほど静かになりました。異音の方もやはりモーターが原因だったので、完全に異音が消え、これならまだ10年は使えそうにも感じます。

レンジフードのモーター交換した感想

今回のDIY作業はタカラスタンダードのレンジフード内についているモーター部分から異音がしたので、部品を調べて取り付け交換してみましたが、自分的にはバッチリな作業となりました。かなり年数がたっていても、レンジフードの型番やモーター品番から調べれば適合するモーターがあるのが驚きで、部品供給されていない物もあるかもしれませんが、異音の原因がモーターの場合はレンジフード全部を取り替える前に一度調べてみる価値は十分あるように感じます。

タカラスタンダード レンジフード用モーター VRNモーター 10224494

感想(106件)

楽天市場でVRNモーターを見る

アマゾンでVRNモーターを見る

VRNモーター10224494を販売している店のレビューをみると他のレンジフードにも互換性があるようなので、もし年数がかなりたって異音が出始めたときは適合しているか調べてみてはどうでしょうか。通販サイト楽天市場、アマゾンそれぞれ今回購入したモーターを扱っていて、自分が参考になったのは楽天のレビュー。色々なレンジフードに取り付けている人がいるので、わかりやすいのも特徴!レンジフードの型番しかわからなかった自分がモーター品番までたどりつけたのは購入した人の感想があったからで、こういうのは本当に誰かの為になるのを実感することになったDIY作業でした。

レンジフードのモーター交換する際は、くれぐれもモーター品番を間違えないよう注意してみてください。

今回の記事では、レンジフードから異音が出始めた際にモーター交換の手順内容など詳しく解説しましたが、1つの解決方法として参考になればと思っています。自分が経験したことが人の役に立てば幸いで、これからもDIY作業に限らず商品レビューをかねての感想となるように良さやコスパなど具体的に伝えていきます。
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