DELLのデスクトップパソコンinspiron3268にグラフィックボードGT1030を取り付けてみたので、どういう手順作業だったのか、グラボを取り付けた事によりスコアはどれだけ変わったのか注意点を交えて解説してみたいと思います。
グラボを取り付けたPCについて
自分がゲーム用として使っているデルのミニタワー型デスクトップパソコンinspiron3268は、今から約5年前くらいに購入したコンパクトで置き場所に困らないスリムタイプが売りのモデル!スペック的には第7世代のインテルCPUを搭載していて、グラボはオンボ(CPUにグラフィック内臓)ということからもゲーム用PCには向いていなく、それを少しでも快適にする目的でロープロファイル対応のグラボ装着をしてみました。
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ゲームに目覚めてしまったのはSTEAMのゲームが充実していることに気づいてしまったから!全てはここからはじまったと言っても過言ではなく、グラボというと値段次第でピンキリ状態、その中でもinspiron3268に装着するとなるとロープロファイル1スロットタイプのグラボに限られ、値段的要素を重視した結果選んだのが「NVIDIA GEFORCE GT1030」です。
おそらくこの記事を見る人は同じようにデルのデスクトップinspiron3268を持っていて、グラフィックスコアを少しでも上げようとグラボを検討していると思うので、どういう手順で取り付けたのか1つの例として参考にしてみてください。
NVIDIA GEFORCE GT1030のスペック情報
NVIDIA GEFORCE GT1030の内容
- ロープロファイルブラケット
- フルサイズブラケット
- ドライバROM
- セッティングガイド(英語表記)
グラフィックボードGT1030に入っている物の中でも重要になるのが2種類のブラケットで、タワー型の大型のデスクトップにはフルサイズのブラケットを使用。ロープロファイルブラケットはミニタワーでもスリムタイプのデスクトップに装着する時に使うブラケット。どのデスクトップPCにも対応できるのは良い点といえます。
ドライバROMについてはグラボを装着した際に必要と思っていましたが、ドライバをインストールしなくても自動で認識してくれたので、使う事はありませんでした。またセッティングガイドも英語表記で絵で分かる仕組みなものの、はっきりいってグラボはパソコンに取り付ける事ができればOKなので、説明書をしっかりと読むというよりもいかに慎重に作業するかが重要に感じます。
玄人志向NVIDIA GEFORCE GT1030スペック
ブランド | 玄人志向 |
グラフィックアクセラレータ | NVIDIA GeForce GT 1030 |
メモリクロック数 | 6008 MHz |
VRAMタイプ | GDDR5 |
VRAM容量 | 2 GB |
カードインターフェース | PCI-Express 3.0
接続にはPCI-Express X16サイズが必要 |
冷却 | 空冷ファン方式 |
その他 | 対応:DirectX 12
出力:HDMI・DVI-D ロープロファイル対応 1スロットタイプ |
グラボのスペック的には値段も手頃なスリムタイプのデスクトップ用という感じで、ロープロファイル対応1スロットタイプ!マザーボードの「PCI-Express X16」に挿すだけで使え補助電源不要のモデルです。
グラボのブラケットは2種類付属
ロープロファイルブラケットをフルサイズブラケットに変更する場合は、DVI-D付近のネジを2つ、基盤の+ネジ1本を外してブラケットを交換すればフルサイズ用に変更できます。その点からスリムミニタワーデスクトップPC、タワー型の大型デスクトップPCどちらも対応。
デルのinspiron3268はロープロファイルで1スロットタイプのグラボが装着可能!取り付ける場所はステーの下部分。
スペック情報はこんな所で、いよいよメインの取り付け作業を紹介!
inspiron3268にグラボGT1030を取り付け方法
デルのデスクトップinspiron3268にグラボNVIDIA GEFORCE GT1030を取り付け作業で使う道具は+ドライバーだけで可能ですが、こういう機会にパソコン内部のホコリを取ると一石二鳥なので、麺棒などを用意して綺麗にするのも有りです。自分の場合はCPUファンクーラーにホコリが溜まっていて麺棒が大活躍してくれました。
作業は最初にパソコン本体裏のフタを外す+ネジ2本を外し、フタを後ろに少し引っ張り上に持ち上げると取る事ができます。
次にグラボを装着する部分としてステーを外しますが、これは一度外すと元に戻らなく、取る時は少し力がいるのでマザーボードに傷をつけないよう注意が必要!
グラボを取り付ける時は赤丸部分のロックを上に持ち上げ解除してから、マザーボードのPCI-Express X16にグラボを挿すだけ!
PCI-ExpressX16部分にグラボの基盤を合わせたら、赤丸部分のツメを手前に引き押し込む要領でスムーズに取り付けできます。しっかりと取り付け出来るているのか確認する部分としては、黄色部分のステー取り付け位置が合うので、その点も見ると確実です。とにかく作業的には簡単ですが、マザーボードに傷をつけない慎重な作業が必要とされます。
グラボ取り付け位置としては、電源装置とは約1センチくらいの隙間となるものの、ファンが回るクリアランス的には十分確保できているように見えます。
ステー部分のロックをしてグラボ取り付け作業は完了!後は逆の手順でフタを取り付け終了です。もしファンなどがしっかり回っているか確認したい場合は、フタをせずに起動させて確認するのも有りで、自分の場合は初期不良がないかチェックしました。
パソコンを起動する前に確認すること
グラボを取り付けパソコンを起動する時は、グラボから出ている出力端子のHDMIかDVI-Dどちらかにディスプレイの配線ケーブルを繋がないと画面が映らないので注意!これは初めてグラボを取り付ける人が画面が映らないと故障を疑がう要因になっていて、取り付ける前とはディスプレイケーブルを取り付ける位置が違うので、その点確認してからパソコンを起動します。
こんな感じで、グラボ取り付け作業はマザーボードに傷をつけないように作業をすれば超簡単な部類!時間的には約10分もかからない作業となっていて、パソコンを起動すれば自動でグラボを認識してくれるので、DIY初心者のPCに詳しくなくてもOK。
グラボを取り付けスコアはどれくらい変わった?
グラボを装着したら気になるのがスコア変化!windows7まではパソコンのスコアを簡単に確認できましたが、windows10になってからは、ひと目ではスコアを見る事ができなくなり、スコア測定に使ったのが「PowerShellのWinSAT」でパソコンスコアを確認した結果こうなりました。
グラボ装着する前のスコア
グラボを装着する前のグラフィックスコアは「4.6」
NVIDIA GEFORCE GT1030装着したスコア
inspiron3268のグラフィックスコアはグラボを取り付けた事により、「8.1」の1.5倍以上あがるという結果!グラボの値段的な事を考えるとコスパは良いように見え、ゲームによってはヌルヌル度数を示すFPS値も上がることから、今までとはあきらかな変化を体感できました。
グラボを認識しているか確認する方法
グラボを装着して起動するだけで自動認識!パソコンが認識しているのか確認する方法はいくつかありますが、一番簡単なのがデバイスマネージャーのディスプレイアダプター箇所で、「NVIDIA GEFORCE GT1030」を認識しているのが確認できます。
その他にもデバイスマネージャーからはドライバの更新も簡単にでき、更新すると最新バージョンになっているのか確認できるので、ついでにやることをおすすめ!
デルinspiron3268にグラボGT1030を取り付けた感想
今回はゲーム用として使っているデルのデスクトップパソコンinspiron3268にNVIDIA GEFORCE GT1030を取り付けてみましたが、作業的には簡単そのもので、グラフィックスコアもかなり上がり満足する結果になりました。取り付けたPCがミニタワー型スリムということで、ロープロファイル1スロットタイプとなると取り付け出来るグラボも限られてくるものの、その点GT1030は値段が手頃なのに使えるグラボ!冷却方式がファン式の為、起動した時の音がどれくらい出るのか気になりましたが、ほとんど変化がない静かな印象でした。
通販サイトのアマゾンではパソコンのグラボを多数扱っていて、自分が購入した玄人志向NVIDIA GEFORCE GT1030以外にもMSI・ZOTEC・GIGABYTEなど他のメーカーのGT1030も扱っているので、それぞれのスペック特性を見て選んでみるのも有り。ただ気をつけたいのがPCに取り付け出来るかという点!自分が購入する時に参考にしているのが、購入者の感想カスタマーレビューとなっていて、どういう使い方をしているのか満足した点や不満点など色々な意見が書いてあるので、迷った際は一通り見てから選んでみてはどうでしょうか。