前の記事では佐久間ダムを紹介しました!そして奥三河のダム巡り6箇所の最終目的地の「新豊根ダム(しんとよねだむ)」に!新豊根ダムは大入川の治水と水力発電の目的をはたしていて、下流では大千瀬川から天竜川につながっています。特にダムの形状がアーチ型という特徴があり、他のダムとは少し違った形をしているのでインパクトも抜群!佐久間ダムと同様に高さがあるダムでみどり湖も見所満載な場所です。
新豊根ダムの場所と駐車場
アクセス | 愛知県北設楽郡豊根村古真立月代周辺 |
駐車場 | 有り |
その他 | トイレは管理所近くの湖畔道路沿いの広場に有り。 |
【アクセス方法】
最初に佐久間ダムから新豊根ダムに行くには色々な道ルートがあります。佐久間ダムの上を通りトンネルを越えて佐久間湖畔沿いを走る県道1号→県道426号→県道429号→みどり湖畔道路の県道428号→県道429号と行けばマップ上では新豊根ダムにいけるルートになっているものの道が山道のようなクネクネ道が多く車で走るにしては少し不向きなルートがあります。もしくは、佐久間ダムから国道473号→県道1号→国道151号に戻り、県道428号→県道429号で行く少し遠回りするルートがあります。どのルートからも言えることは、最終的にみどり湖畔周遊道路を通る事になります。
【通行止めになっていた道路】
自分が選んだルートは佐久間ダムから国道473号を東栄町役場方面に出れる(国道151号に出れる)県道1号線まで戻らないルートを選びました。
マップ上では比較的近く国道151号まで戻れるように見えたのでこのルートを選びました。佐久間ダムから降りて来て国道473号に出る為に矢印方向に右折。
大千瀬川を越えてT時交差点「錦橋」信号を左折すると県道1号線方向、右折するとそのまま国道473号で道なりに進むと国道151号に出る予定でした。
少しいった所で通行止め、右折しかできなかったのでとりあえず行ってみるととんでもない細い道になってしまい。ここでその日は新豊根ダムに行くのをあきらめました(管理所が閉まってしまうため)。
国道473号から国道151号線には出れないので注意!
またマップを見ると新豊根ダムにすごく近い県道429号がありますが通行止めです。
ダム側からの県道429号の様子で、完全に通る事ができません。もし自分と同じように佐久間ダムから新豊根ダムに行く場合は、通行止め箇所があって回り道することを考えて時間配分したほうがいいと思います。
【佐久間ダムから新豊根ダムに行くおすすめルート】
佐久間ダム→国道473号→県道1号→国道151号→県道428号でここまで来れば後はみどり湖畔沿いの道路を道なりにいくとダム管理所、駐車場にたどりつきます。佐久間ダムからは約45分くらい!
国道151号から県道428号方面(みどり湖方面)に曲がる場所。画像は新城側からで、目印としては看板にみどり湖方面や豊根村役場と書いてあります。ここさえ曲がれば後は道なりに進むだけ!ここから道なりに湖畔道路を走りダムまでは約15分!
豊根村役場付近を越えて湖畔周遊道路の様子(県道428号・県道429号)、中央車線はなく道は結構クネクネしているので対向車に注意!
ダムと白い建物(管理所)の手前に駐車場があります。ここから先は関係者以外の車は通ることができなくなっているので注意!
駐車場付近から見えるダムはすでにアーチ型がわかるので、期待はかなり膨らみ胸熱!
右手にはダム、白い建物が管理所。排水ゲート側が見れる展望台があるのも特徴で、どれだけアーチしていて高さを体感できます。
【ダムカードのもらい方】
白い建物の管理所入り口にインターホンがあるので押して、ダムカードくださいと伝えると職員の人が来てカードをもらえます。
配布日時
8時半~17時15分(土日祝日を含む)
他の管理所よりも少し時間が長いです。
新豊根ダムの様子とスペック情報
管理所すぐ隣には展望台があります。他に訪れている人を見てもまずはここの展望台でダム全体を見学してからダムの上を歩いて見ていました。
展望台は「やまびこポイント」にもなっているので、ヤッホーと大声で山々にこだまする声を聞いてみるのもおすすめ!それではオレが選ぶ愛知県内ダムベスト3に入る絶景を紹介!
アーチ型のダムは約116mの高さで展望台からは絶景を楽しめます。湾曲したダムを見るのは初めてで、とりあえず高さと幅があるのですごい迫力!展望台からは放水側の下まではっきり見えます。スマホではダムの全体が撮ることができない状態で、巨大な建造物が伝わるかと思います。
【ダムからみどり湖の様子】
ダムから水面までは結構高さがあり、山々に囲まれたみどり湖は綺麗!みどり湖畔の道路沿いには釣りの看板など(フライフィッシング)があったので魚釣りができる所もあるようです。
【排水ゲートの様子】
クレストゲートと呼ばれるゲート2門は結構上の位置にあります。ダムがアーチ型なのでゲートもアーチ状かと思いましたが、普通に平らでズシリと重そうなゲートでした。
新豊根ダムのスペック情報 | |
河川名 | 天竜川水系大入川 |
型式 | アーチ式コンクリートダム |
ゲート | クレストゲート2門
コンジットゲート1門 コースターゲート1門 |
堤高・堤頂長・総貯水容量 | 116.5m・311m・5350万m³ |
管理者 | 国土交通省・電源開発 |
本体着工・完成年 | 1968年・1973年 |
ダムから見る排水側の景色もここならではの景色で、川の水位はそこまでないように見えました。
新豊根ダムを綺麗に撮れる場所ポイント
曲がり方がまるで弓のように見える新豊根ダム!色々な場所、角度から写真映え・インスタ映えする写真が撮れると思います。春には湖畔沿いに桜が咲く場所もあるようで、秋には山々の木々の紅葉など季節によっても違う風景を表現できそうです。その中でも自分的にお気に入りのダム角度が撮れる場所ポイントを紹介!
1つ目はなんといっても管理所隣にある展望台!アーチ状のダムを綺麗に写真を撮ることができます。
2つ目はダムから少し戻った場所にあるちょっとした広場!
広場にはトイレもあり、ダムの水をせき止めているみどり湖側から写真を撮ることができます。
ゲートでせき止めている所を結構近くで見れて、この角度から見るダムの曲面も絵になります!また観光にうってつけのガイダンスが流れる機械もあり、ダム、発電所、川、湖のジャンルに別れていてボタンを押すとスピーカーから音声が流れてきます。
また広場からみどり湖畔に見える水門のようなものがあり、何かと調べたところ、「発電取入口」になっているようです。
みどり湖畔周遊道路では、他にもいい写真が撮れそうな場所も多いので散策してみるのもいいと思います。
新豊根ダムのダムカード
新豊根ダムのダムカード表面は、ダム排水ゲート側のコンジットゲートから水が放流されている写真で、裏面はダムデータとこだわり技術などが記載されています。ランダム情報によると、新豊根ダム湖と佐久間ダム湖の高低差を利用して発電していることなどが書いてあり、2つのダムの重要性がわかると思います。
新豊根ダムに行った感想
高低差を利用した発電など人々の暮らしにかかせないダムに感じ、アーチ型のダムは曲線美なども見ることができ新豊根ダムならではの素晴らしさを実感しました。展望台からは絶景、みどり湖畔沿いには色々な見所もあるのでダム以外にも楽めます。観光またはダム巡りするなら新豊根ダムと佐久間ダムはセットで見るのがおすすめで、2つとも圧倒的高さと迫力がありダムにはまる理由が分かると思います。
奥三河と浜松市天竜区のダム6箇所を巡ってみましたが、どこのダムも見ごたえがあり、普段川の上流はどうなっているのか考えてもなかった自分にとっては色々と勉強になりました。また6箇所のダムを1日で周る事は時間配分さえすれば充分可能で、それぞれのダム記事にだいたいの目安の時間が書いてあるので参考にしてみてください。※普段山道を走りなれてない人はくれぐれも細い道が多いので安全運転でお願いします。
次の記事では、豊田市方面の山々に囲まれたダムを紹介!愛知県内のダムカードを集めている人にも参考になればと思っています。