欧州車(ドイツ車)に多いドアのメッキモールの白く濁ったようなくすみを取る方法を紹介します。ベンツ、BMW、アウディ、VWなどの欧州車乗りの人で、メッキモール部分(ドアメッキモール)が年数がたつにつれて白くくすんだシミのような状態になっていて綺麗にピカピカにしたい人には必見!
国産車のメッキモールはカー用品店に売っているメッキモール磨き剤(ケミカル用品)などで簡単に綺麗にすることができますが、欧州車(ドイツ車)はメッキモールの材質がアルミ素材のようで、一般で売っているケミカル用品ではくすみや腐食を取ることができなく困っている人もいると思います。実際、以前乗っていた欧州車は年数がたつにつれてドアメッキモール部分が腐食したような白くくすんだ状態になり、いくら車ボディを綺麗にしてもモールがくすんでいては台無し!
とにかくドアメッキモールを綺麗にしたくて一般で販売している色々な研磨ケミカル剤を試しましたが、効果はなく色々調べて「青棒」という研磨剤を試してみた所、今まで白く腐食したようなシミ(くすみ)を取る事ができたので、モールのくすみを取りたい人の参考になればと思います。
モールのくすみを取るのに用意する物
モールのくすみを取るのに用意した物はどれもホームセンターで一般で売っている物で、重要なのは「青棒」!青棒は磨きなどの作業工具コーナーにあり緑色の一見ネンドのようですが、固形で硬い材質です。磨きに使うミニルーターはなくても電動ドリルで可能ですが、作業でボディや窓枠など傷をつけないように注意は必要!
用意する物
- ミニルーター(磨くのに使用)
- 電動ドリル(磨くのに使用)
- 青棒(固形)
- フェルトバフ
- マスキングテープ
- 新聞紙
上の画像の赤枠のフェルトバフは電動ドリル用で、ミニルーターに付ける事ができないので注意!フェルトバフはどれも仕上げ用で、柔らかい物を選びました。
ミニルーター、青棒、フェルトバフ、マスキングテープをホームセンターで買いましたが、自分が購入したミニルーターは回転速度の調整もでき、DIY作業好きな人なら1つあっても用途を問わずに使えると思うのでおすすめ!電動ドリルは安い物から高い物までありますが、ミニルーターはそこまで高くはなかったです。
モールの磨き方(作業手順)
ドリルやルーターで磨く前に、まずは青棒をやわらかい布などにつけて手でこすってみるとどれだけ付ければ磨けるのか分かると思います。またメッキモールの磨きは、モールだけを外して磨く方法もありますが、素人がヘタに外そうとすると壊したりする可能性があるのでドアにモール装着状態でマスキング養生をして作業しました。
作業手順
①マスキングテープ、新聞紙でくすんだモール部分を囲い、後はフェルトバフに青棒を付けて磨いていくだけの簡単な作業!
②フェルトバフに青棒の研磨剤を付ける時は、青棒が固形の為、ルーターまたはドリルを回転させながらフェルトバフにこすりつける感じで青棒を塗りつけます。そして後はモール部分を磨いていきます。自分の場合は、最初に電動ドリルで大きなフェルトバフで磨いていき、その後でミニルーターを使い徐々に仕上げていきました。
片面2枚ドアを磨いて約1時間くらいの作業時間。
注意点としては、作業をしていると粉が出るので、新聞紙も多めに用意して充分に養生をするのと、ボディを傷つけないためにもちょっとずつ磨いて行くといいと思います。特にモールのアール(曲がり)部分を磨いていくとドリル、ルーターの金属回転部分が接触しそうになるので注意!ドアミラー付近は傷をつけないためにも、手で作業したほうがいいと思いました。
青棒で磨く事により、くすんだモールもスマホで画像を撮っている様子が映るほど鏡面仕上に復活しました。メッキモールは車を引き締める役目もしていると思うので、綺麗なピカピカ状態だと車が綺麗に見えます。
自分が思うに欧州車のメッキモールが腐食のような白くくすんだ状態になるのは、露天駐車場で雨などに濡れて放置しておくと年数がそれほどたってなくてもなるようにも感じます。一度磨いてモール保護剤など使えば、すぐに白くくすむことはなくなるので試してみる価値はあると思います。もしまたくすんできても早期であれば、コンパウンドなど(モールケミカル剤)でこするだけでもくすみが取れ、それでも落ちない時は青棒を柔らかい布などにつけて磨くだけで取れるので洗車のついでにやってみるのもいいかもしれません。
欧州車(ドイツ車)のメッキモールのくすみで困っている人にDIY作業で綺麗に磨く方法を紹介しましたが、青棒は数百円で売っているのでケミカル剤を試してもくすみが取れない時に試してみてはどうでしょうか。