静岡秘境スポット「奥大井湖上駅」は紅葉シーズンがおすすめ!駐車場から展望ポイントまで徹底解説

静岡県の秘境駅「奥大井湖上(おくおおいこじょう)」に行ってきたので、どんな場所なのかどういう風景が見れるのか、オレ的にまとめて紹介してみたいと思います。静岡の秘境スポットとして知られている「奥大井湖上駅」は大井川鐵道井川線の現役で使われている駅で、長島ダム上流に位置する接岨湖(大井川)沿いにあります。どうして秘境と言われているのかは人それぞれだと思いますが、オレ的解釈では奥大井湖上駅に繋がる鉄道橋が左右に伸びている様子は、島の上に駅がポッカリと浮かんでいるように見えていて、湖面も時にはエメラルドグリーン色をしている事から神秘的ロケーションの良さから秘境と言われているように感じています。(迫真

その言葉よりも写真を見てもらえれば一目瞭然の秘境スポット「奥大井湖上駅」は、実はメディアにもよく取り上げられていて、見所となるのは湖畔にある駅だけでなくレインボーブリッジ展望台からの眺めは一度は見ておきたい光景!紅葉シーズンを選んだ訳は、1つ前の記事でも紹介した寸又峡「夢の吊橋」とセットで行ったからで、紅葉シーズンだと秘境感が増すのと、事前にグーグルマップ(クチコミ欄)で調べると山道を少し歩く事がわかり、暑い夏の時期だけは避けたいと思ったからです。紅葉+秘境×冬=最高のロケーション

今回の「ずっと行ってみたかった観光スポット」シリーズの静岡秘境スポットの寸又峡の次に訪れたのが奥大井湖上駅で、夢の吊橋にかかる湖は完全にエメラルドグリーン色をしていましたが、接岨湖(大井川)は少し湖が濁っていて白褐色(お風呂に入れる温泉の元のような色)かかった色をしていた事からも、これから訪れる人の為にも注意点から見所まで解説してみるので参考にしてみてください。

※訪れる際の注意点

  • 雨や台風の後は避ける
  • 服装は動きやすい格好
  • 電車は時間がある

今回訪れる前に色々と調べていると、1つ気になっていたのが湖の濁り具合!グーグルマップのクチコミを見ていると台風19号が過ぎ去ってかなり日にちがたっているのに、水が濁っていたという書き込みがあり、それから結構日にちがたっていたので大丈夫だろうと行った所、エメラルドグリーンではなく白褐色系の湖でした。その点からかなりの雨量があると湖に大量の水と土砂が流れてかき回されてしまい濁る事が予想されるので、雨や台風の後は避ける事をおすすめします。

服装については山道や階段を歩くので、運動靴など動きやすい格好をしていったほうが安全です。特に階段は少し踏みしろ間隔が狭いように見えたので、良く足元を見て進まないと転落にも繋がります。

そして電車の時間については、写真映えを狙っている人向けで、風景と電車をコラボさせたい場合は駅到着時間をよく確認したほうがいいです。都会の電車時刻表とは全く違っていて、奥大井湖上駅にとまる電車は上下腺合わせても1日10本だったので注意が必要です。電車の少なさも秘境感バッチリ!

さっそくアクセス方法から紹介~

奥大井湖上駅の場所

※マップポイントは+-で拡大縮小できます。マップのポイント位置は車バイクで行く場合の駐車場を示していて、ここに車をとめてレインボーブリッジ展望台や奥大井湖上駅に行く事になります。場所的には県道388号から一本入った所に駐車場があります。

住所

静岡県榛原郡川根本町犬間付近

車バイクのアクセス

自分の場合は寸又峡から訪れたので、奥大井湖上の駐車場までは約30分かからないくらいでいきましたが、静岡県島田市の国道1号線「向谷IC」や新東名「島田金谷IC」から降りて山方面に繋がる道で行くと約2時間くらいかかるので旅行で訪れる場合はくれぐれも時間配分を考えて行くのをおすすめします。マップを見ていると静岡市方面からも国道362号が通っているので、島田市からか静岡市から2つのアクセス方法があるものの、どちらも時間がかかる事は確かだと思います。

基本的ルート

国道362号→県道77号→県道388号

国道362号までは道路を略していますが、山方面に向かって行くと必然的に国道362号に出て、そこから分岐ポイントの県道77号方面に進んでいきます。

【県道77号の分岐ポイント】

県道77号から県道388号に行くには分岐ポイントを右に曲がると行く事ができ、ここを左側の道なりに進むと寸又峡方面に行ってしまうので注意が必要です。分岐ポイントには絵(黄色囲い部分)が描かれていて、案内看板も設置してあるので、長島ダム方面または接岨峡温泉方面が388号の目印となっています。自分は寸又峡からなので→方向からいきましたが、一度通り過ぎてしまいまた戻る感じで行く事になりました。もし同じように寸又峡から行く場合は、曲がるポイントを意識していないとナビのGPSが測位できなく狂いやすい付近でもあるので、目印は重要に感じます。

県道388号を進んでいくとあるのが大井川をせき止めている長島ダム!道中から見えるダムは巨大な建造物そのもので、近くにはダムふれあい館やダムカードを配布している管理事務所もあるので、時間がある場合は寄ってみるのも有りです。本当はここに寄ってダムカードをもらい排出ゲート側の下からダムを見上げるポイントに行く計画をしていましたが、寸又峡が思ったよりも遠かった為(想定外)、時間配分計画が完全に崩れてしまい秘境スポットを優先してスルーすることになりました。

そしてトンネルをいくつも越えて進んでいくと右側に奥大井湖上が見えてきて、県道388号からレインボーブリッジ展望台に繋がる側道が上の画像のトンネル手前。

【トンネル手前の側道】

グーグルマップで事前に調べていた時は、ここは側道として通れるようになっていましたが、今現在は車両通行禁止なので注意!また県道388号沿いの待避所に車をとめて歩いてレインボーブリッジ展望台方向に向かっている人もチラホラいましたが、待避所には駐車ダメッ的な看板(一瞬しかみていなく確かそんな事が書いてあった)があったので、駐車場まで行って案内板通りに行けば展望台までいける事からも、待避所に止めるのはやめたほうがいいです。

トンネルを越えると右側に駐車場にいける側道があるので、越えたら右側を意識!いちよう看板が設置されてましたが、一瞬では見落としがちにも見えました。そしてこの右に曲がるポイント(側道に繋がる)は少し鋭角になっていて曲がりにくく、道路が段差のようになっているので車高が低い車はかなりの注意が必要です。自分の車はそこまで低くないローダウン程度(車検は余裕で通る高さ)となっていて徐行で曲がりゆっくりと進んだものの、「ゴスン」というかなり鈍い音がして下回りをすってしまいました。幸いな事にオイルパンは破損していなかったのでホットしましたが、車高を落としているスポーツカーなどで行く場合は気をつけたほうがいいポイントでもあります。オイルパンをやられたら秘境どころではなくなる!

駐車場の様子

細い下り坂道を降りていくと右側にあるのが奥大井湖上の駐車場で、車は約10台くらいとめれるようになっています。訪れた時はほぼ満車状態で、時間帯的にはギリギリなのにその後も2台ほど来る状況なことから人気度数が高いスポット!

訪れているナンバーを見ると地元の静岡ナンバーだけでなく京都や愛知、石川、北関東方面のナンバーもあったので、近場だけでなく遠征する人も多く全国的に知られているスポットに見えました。最近ではTVメディアを中心にSNSやネットなどからも、こういう秘境スポットの写真が拡散され訪れることにも繋がっているので、時代の流れ的な観光スポットになる場所が増えているようにも思います。

写真映えインスタ映え狙いにピッタリな秘境スポット!

持ち物については夏と冬では違うと思いますが、夏はハイキング的要素も少しあるので、飲み物とタオルは必須にも感じます。こういう場所で持っていると役にたつのがボディバッグ!街中でも良く見る斜め掛けバッグですが、観光スポットでも意外と持っている人がいて、ボディバッグにタオルや飲み物など入れていけば手はフリー状態で歩く事ができるのが良い点。

アマゾンでボディバッグを見る

自分が観光スポットに行く時に必ず持っていくボディバックには、飲み物とタオル、もしもの時の正露丸、後はスマホを充電するモバイルバッテリーを入れていて、こういう所こそ必要に感じるアイテム。

そして駐車場からは奥大井湖上駅、レインボーブリッジ展望台それぞれ歩いていくことになり、まず最初に目に付いたのがこの山のような階段!寸又峡でかなり歩き疲れていたため見た瞬間は、これを登って行くのか!?と時間を心配しましたが、見た目よりもそこまで時間はかかりません。

自分が選んだルート

  1. レインボーブリッジ展望台
  2. あずまや(展望ポイント)
  3. 奥大井湖上駅

最初に①レインボーブリッジ展望台を選んだのは夕方に近かった為で、薄暗くなってしまっては秘境らしい写真を撮ることができないので優先しました。それぞれのアクセス時間は、標準的にゆっくり歩いて駐車場からレインボーブリッジ展望台までは約15分くらい、そこから奥大井湖上駅までは約20分くらいかかるので目安にしてみてください。

レインボーブリッジまでの道のり

駐車場の隅に階段が設置されていて、ここから奥大井湖上駅、レインボーブリッジ展望台それぞれ行く事ができます。自分的にきつかったのがここの階段で、高さ50mくらいまで登っていくことからも、足元をよく見ながらゆっくりと!

階段を登りきると左右道がわかれていて、右に行くとレインボーブリッジ展望台、左に行くとあずまや(屋根付き休憩所の展望スポット)や奥大井湖上駅方面。分岐ポイントにもなっているので、展望台から駅に行くにはまたここに戻ってくることになります。

まずは展望台から秘境全体を見たいので、右側に進みました。

道中の道は遊歩道になっていて、ガードパイプの手すりがあるのも納得!高い場所を歩くことになり、ここから少し行くと登り階段が続いていました。自分は1分1秒でも早く行く為に全開で登っていきましたが、運動靴や動きやすい格好を推奨しているのはこういう道からです。

登るきると車両通行禁止の道路に出て、ここがレインボーブリッジ展望台!

レインボブリッジ展望台から接岨湖の様子

レインボーブリッジ展望台は、展望台というよりも道路沿いから湖方面の景色を見る感じで、訪れている人を見るとカップルから一眼レフガチ勢、キッズ連れファミリーとジャンル問わず全員が写真を撮っていました。

秘境と呼ばれる風景写真

前述でも伝えたように、訪れた時は台風19号の影響(かなり日にちはたっている)か接岨湖の水は白褐色になっていて、エメラルドグリーン色ではなかったものの、これはこれでレアな秘境感が出ている風景にも見えました。(ポジティブ

夕方に近づいている為、空がかすんで霧のようになっている点も秘境感が出ているので、霧のモヤと山々を撮りたい場合は早朝に来るのもいいかもしれません。

アイフォンで撮った写真

アイフォンの写真は多少コントラストと色具合を加工編集していて、接岨湖の水の色を出来るだけエメラルドグリーンに近づけてみました。紅葉シーズンをおすすめしているのは、山々の色付き具合がいい感じなことからで、島の上にあるように見える「奥大井湖上駅」が際立って秘境感も増しているように見えます。

鉄道橋も雰囲気を出していて、これぞ秘境スポット!レインボーブリッジ展望台に来る人全員が写真を撮っているのも納得の光景が広がっています。メディアで使われている写真もここからの撮影なので、絶景ポイントとしておすすめ!

【パノラマ撮影した写真】

最近お気に入りなのがパノラマ撮影で、通常で写真を撮った時にもう少し画角を広げて撮りたいときに使える!アイフォンを縦で持ち撮りたい方向に向けるだけで通常よりも広角に撮れることから、こういう秘境感をできるだけ幅広く撮りたいときはパノラマ撮影が使えると思います。

スマホでも十分綺麗に撮れるのでチャレンジしてみてください。

あずまやから接岨湖の様子

そして次に向かったのが「あずまや」で、ここは分岐ポイントまで戻って看板通りに少し進むとある場所。黄色の矢印方向に行くと奥大井湖上駅にいくことができます。

あずまやは屋根付きベンチが完備されていて、小高い場所にあることからも展望ポイントとなっています。ただ駅方面はほとんど見えないので、休憩する場所にいいかと思いました。

そして最後に奥大井湖上駅に!

道中は階段と鉄道橋を進むことになり、特に階段は一段一段足元が狭く感じたので、転落しないように手すりを持ってゆっくりと進みます。駐車場から展望台、駅に繋がる道全部にいえることは、電灯がなかったので、暗くなる前には駐車場にたどりつくよう時間計画は重要。

鉄道橋は歩行者用通路が完備されていて、列車が通る線路横を通ることになるので、ここまで近くを通れるのも珍しいように感じました。

線路横を渡って行く様子は非日常的!こういう点も秘境スポット感がでていて、アドベンチャー要素も含んでいます。矢印部分はレインボーブリッジ展望台を示していて、どれだけ高い場所にいたのかよくわかりました。

奥大井湖上駅の様子

奥大井湖上駅のホームは遠くから見た見た目よりも意外と長く、トイレや改札口はありません。

ホームに行く前に気になったのが展望台らしき木のコテージで、1階はトイレやカフェがあったので休憩場所としてGJポイント!

2階が展望スポットになっていて、観光地に多い双眼鏡も無料でみることができますが、景色は風景ポイントとなるものがないので、そこまでよくありません。まあ上からの秘境感抜群の景色を見た後なのもあるかもしれません。

そうこうしていると、最終の列車が鉄道橋を通っていて、急いでホームに!ホームにいた観光客はほとんどが列車できていたことを考えると、車やバイクで来る人は駅よりも展望ポイントを優先しているよう見えました。ただ奥大井湖上駅にはカップルにおすすめな見所もあるので、せっかく来たなら散策ついでに色々見る事をおすすめします。

ホームには改札口の建物がない代わりに小さな小屋があって、色々な展示物や駅らしく列車時刻表が完備されています。上り下り合わせて10本の列車時刻を見ると、1つでも乗り過ごすと次はかなり後になってしまうので、車バイク以外の列車でくる場合は気をつけたい所です。はっきりいって周りには何もないものの、1つ先の「接岨峡温泉駅」(大井川上流方向)は名前の通り温泉があるので、時間までゆっくりとつかって過ごすのも有りです。

カップルにおすすめなエンジェルパワースポット

ハート型のベンチと「風の忘れもの」と書かれた鐘がある場所は、静岡県エンジェルパワースポット認定地!看板を読むとどうやらここは恋愛の聖地として町主催の結婚式も行われる「恋鍵の駅」として知られているようで、2人で鐘を鳴らして鍵をかければ絆が結べる的なスポットみたいです。観光スポットでも最近こういうタイプが多いようにみえることから、カップルはここに来て南京錠をかけてみてはどうでしょうか。

ハート型ベンチの後ろに南京錠をかける場所がありますが、その南京錠「愛の恋鍵」は販売所が駅になっていて、列車で来る場合は途中下車することになるので注意が必要です。

愛の恋鍵・販売所

  • 奥泉駅
  • 千頭駅
  • 新金谷駅プラザロコ

南京錠販売所はどこも大井川鉄道の駅で、かけてある南京錠を見ると中には販売品ではなく普通の南京錠もあったことから、事前にこういうポイントがあるのを調べてきているカップルもいるようです。

秘境駅でこういうカップル向けを用意しているのも奥大井湖上駅ならではに感じ、2人で写真を撮るスポットとしてGJ!一通り展望台から駅までゆっくりと歩いて散策しても1時間半もあれば色々と見れるので、訪れた際はハイキング気分で秘境を実感してみてはどうでしょうか。

秘境スポット・奥大井湖上駅の感想

今回は静岡県の秘境スポットでもある寸又峡とセットで奥大井湖上駅に訪れてみましたが、言葉ではあらわせない綺麗な光景が広がっている場所でした。秘境駅と呼ばれているのは遠いからだけでなく、行けば分かる風景からで、メディアやSNSなど話題になるのも納得のロケーションの良さは秘境感は抜群!風景だけではないのも奥大井湖上の良さで、カップル用ポイントを用意しているのも次代の流れにのっていて、次世代型観光スポットに感じました。

オレ的観光おすすめ度

★★★★★

オレ的観光おすすめ度数は余裕の星5つ!秘境スポットの中にはただアクセスがしづらい遠いだけで見所がほとんどない場所もある中、ここは見るだけでも楽しめ、とにかく秘境感を実感できたことから評価につながりました。ただ接岨湖の色が若干残念だったものの、これはこれでレアキャラ的で有りに感じたので、訪れるシーズンは意外と景色が変わり重要に思っています。

秘境駅の奥大井湖上!

観光スポット的にはカップルからファミリー、写真ガチ勢までドライブやツーリングなど多目的に合っていて、どの年齢層でも楽しめると思うので、訪れる場合は参考にしてみてください。また紅葉の季節は比較的近い寸又峡もおすすめなことから、セットで訪れてみてはどうでしょうか。自分は行って良かった場所です。

今回の「ずっと行ってみたかった観光スポット」シリーズ記事では、静岡県榛原郡川根本町がメインとなっていて、寸又峡&奥大井湖上それぞれどちらも秘境感バッチリなスポットでした。また秘境スポットを見つけた際は、季節問わず訪れて、どういう場所でどんな見所があるのか詳しく伝えていくので、これから訪れる人の参考になればと思っています。
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