前の記事では、知多市にある佐布里池(調整池)を紹介しました。1日で2箇所を周る予定のダム巡りで、佐布里池の次にいったのが東郷町にある「東郷調整池(とうごうちょうせいいけ)」です。東郷調整池は愛知池とも言われ、池は三好市、日進市、愛知郡東郷町と3つの市町の境界線にまたがっていて、愛知用水の水を貯水する重要な役割をしています。農業や工業、水道などに水は供給され、水路の落差を利用した小水力発電も行っていることから多目的な調整池で人々の暮らしにかかせない東郷調整池!さっそく紹介していきます。
東郷調整池(愛知池)の場所と駐車場
アクセス | 愛知県愛知郡東郷町諸輪片平山周辺 |
駐車場 | 駐車場は2箇所有り。管理所隣とダム堤体の隣。 |
その他 | ダム堤体の愛知池駐車場にはトイレ有り。 |
マップポイントになっている場所は、ダムカードがもらえる管理所隣にある駐車場を示しています。
アクセスは、名古屋方面、三河方面、長野方面どちらからも国道153号線を目指して「北山台5丁目」信号交差点を調整池方面(東名高速側)に曲がり「諸輪」信号交差点を左折して県道233号線の「八王子前」信号交差点を右折して道なりに進むと管理所の看板(下の画像参照)が出てくるので左折して道なりに進むと管理所駐車場までいけます。東名高速道路「東名三好IC」から近いので遠方からもアクセスは十分可能です。
愛知用水総合管理所がダムカードを配布している場所。
管理所施設手前の矢印方向が駐車場。駐車場は意外と広くここから歩いて管理所に向かいます。
【ダムカードのもらい方】
休日と平日でダムカードのもらい方が少し違うので注意!
平日の場合!管理所入ってすぐにゲタ箱があるのでスリッパに履き替えてから左側の矢印方向に進むと、管理室があるのでそこで職員の方にダムカードをもらえます。自分の場合は、管理室前でノックしようとした所、たまたま職員のお姉さんが出てきたのでダムカードをくださいと伝えてもらいました。
休日の場合!休日は土日祝、年末年始のことで管理所敷地内に入るにはダム堤体側(駐車場入り口ではない)入り口から入ることになります。建物のエントランスドア開けてすぐにダムカードケースがあるのでそこからカードをとります。
配布時間
9時半~16時半
東郷調整池のダムカードは時間さえ気をつければ土日祝でもカードをもらうことができます。
管理所の前には遊歩道があり、ダム堤体の上の道を歩くことが出来ます。
調整池の様子は愛知池駐車場に行ってから紹介しますが、管理所側には洪水吐があります。柵はあるものの意外と近くで見れるので管理所に来たら見るのをおすすめ!
遊歩道は愛知池駐車場とも繋がっていて、とにかくジョギング、散歩、サイクリングなど多目的に過ごしている人が多い印象でした。
東郷調整池の様子とスペック情報
東郷調整池には管理所隣の駐車場とは別に「愛知池駐車場」があります。管理所側からは少し距離は離れていますが、こちら側には駐車場隣にトイレがあり、取水塔もあるので池の様子を見るならこちら側がおすすめです。
場所は管理所から少し戻り県道233号の「八王子前」交差点を右折して、道なりに進むと左手にコンビニがある「愛知池」交差点(上の画像参照)を右折すると愛知池駐車場にいくことができます。
こちら側の愛知池駐車場も意外と広く、矢印方向に階段を登ると遊歩道のダム堤体にいくことができます。
階段手前にある案内図で説明すると①の場所が管理所、②の場所が愛知池駐車場になります。愛知池の利用についても注意事項が書いてあるので、目を通すといいと思います。
階段を登ると少し広いスペースになっていて、後ろには高い鉄塔のようなものがありました。
東郷調整池のスペック情報 | |
河川名 | 境川水系前川 |
型式 | 傾斜コア式アースダム |
ゲート | フィックスドコーンバルブ2条
ロートバルブ1条 ラジアルゲート1門 |
堤高・堤頂長・総貯水容量 | 31m・975m・900万m³ |
管理者 | 水資源機構 |
本体着工・完成年 | 1959年・1961年 |
【東郷調整池の様子】
愛知池(愛知用水)の看板があり、その池側には取水塔があります。
この日は気温30度近くで、晴れていたので暑さはありましたが池の様子をはっきりと見ることができました。入道雲がまた絵になります!
【遊歩道の様子】
遊歩道は愛知池を一周(ウォーキングコース)できるようになっていて、約7.4キロの約1時間20分で周れるようです。東郷調整池を見学していて思った事は、見学で来ている人よりもジョギングや散歩をしている人が圧倒的に多く地元民の人の憩いの場として利用しているのがわかりました。
【ダム堤体の様子】
遊歩道と鉄塔がある展望スペースから盛り土のようになっているダム堤体の様子を確認できますが、角度が悪いので全体を見渡すことはできませんでした。でも安心してください!下からしっかりと全体を確認できる場所を探してきたので、綺麗に写真が撮れる場所で紹介します。
東郷調整池を綺麗に撮れる場所ポイント
せっかく来たなら写真を撮りたい人も多いはず!そこで、愛知池の盛り土部分の堤体部分全体を撮れる場所を探してきたので紹介します。一眼レフじゃなくてもスマホでも十分撮れると思うので、写真好きにもいいと思います。
ダム堤体はかなり長いため、かなり離れないと撮ることができません。そこで調整池の下の道(県道233号)から写真を撮るとあいち池の浮き出た文字が見ることができます。また付近には川沿いのあぜ道もあるのでオレ的にはその辺がおすすめ!
盛り土になっている堤体をバックにダムカードが映えます。色々な角度から見るとまた違った風景を見れると思うので時間がある人は散策してみるのもいいかもしれません。調整池は巨大なダムとはまた違った風景を見ることができるので、観光やダム巡りで来たら下からのアングルもいいと思います。
東郷調整池のダムカード
東郷調整池(愛知池)のダムカード表面には池の全体が映っている空撮の画像で、裏面にはダムデータやこだわり技術などが記載されています。ダムカードの表面のバージョンを見ると2017/7と書いてありつい最近変わったようです。
東郷調整池に行った感想
人々の生活にかかせない東郷調整池!ダムだけでダムカードを配布されていると思っていたので調整池で配布しているのには少し驚きましたが、水の事を知る機会になると思いました。知多市の佐布里池同様に池の周りで人々がのどかに過ごせる事ができるので行った際は、遊歩道を歩いてみるのもいいと思います。自分の地元の豊橋市にも万場調整池という少し小さめな池がありますが、調整池は結構似ている点があるなと実感しました。
これで愛知県内のダムカードを配布しているダムを巡るのは、残りあと2箇所!1箇所目は写真に撮るのに夢中になりダムカードをもらい忘れた三河湖の「羽布ダム」!2箇所目はまさかすぐ近くの下流にダムがあると知らなかった「矢作第2ダム」!ダムカードを配布しだしてからまだ月日がたってないので知らない人もいるかも!どちらも距離が少し離れているため、時間はかかりそうですがまた近いうちにダムカードをゲットしてその時は記事で紹介しようと思っています。後、設楽ダムのダムカードも配布されているようですが、設楽ダムが完成してから行こうと思っているのでかなり先になるかと思われます。