どうする家康ロケ地「上ノ郷城跡」がどんな場所なのか解説

NHK大河ドラマ「どうする家康」に出てきた上ノ郷城跡(かみのこうじょうせき)に行ってきたので、どんな場所なのか解説。

最初にここがどんな役割でドラマに出てきたのか簡単に説明するとこんな感じ。

「どうする家康第6話瀬名奪還作戦」

織田信長側についた松平元康(徳川家康)は、駿府城(今川氏真)に取り残されている関口家(瀬名の両親)と瀬名子供(元康の妻子供)を取り戻すために服部半蔵党とよりすぐりの伊賀忍者を使って奪還作戦を試みる内容。

作戦ミッションは、三河「上ノ郷城」が舞台!今川勢の上ノ郷城を攻め城主の鵜殿長照(うどのながてる今川勢)とその子供を生け捕りにして、関口家瀬名子供を交換すると言う少し強引な作戦ですが、この時代の忠義忠誠はかなり重要だったと考えられ、忠義ある鵜殿家を見放してしまうと今川家に忠義忠誠を示している家臣達に見限られると考えての実力行使ともいえます。

5話の駿府城が舞台の奪還作戦では、服部党を使っての関口家瀬名子供を盗みだすのに失敗に終わっているので、今度こそは失敗が許されないかなり重要なミッション!6話では、山城に攻めるシーンや2代目女大ネズミ(松本まりかさん)が登場したりと見所満載のハラハラする展開でした。

その重要なミッションが三河湾に面する愛知県蒲郡市にある山城「上ノ郷城跡」、
徳川家康ゆかりの地・大河ドラマに出てくるロケ地巡りをする際は、参考にしてみてください。

上ノ郷城跡の場所

場所 愛知県蒲郡市神ノ郷町
駐車場 神社駐車場約7台可能

※注意事項有り

その他 付近の公民館に城模型展示

駐車位置から城跡まで徒歩3分

上ノ郷城跡の場所は、山城といっても蒲郡市の市街地から近く、主要駅の東海道本線「JR蒲郡駅」から徒歩約30分の距離。付近の神社敷地にある駐車場を利用することができますが、とめれる台数はかなり限られています。また電車で行く場合は、JR蒲郡駅から城跡のすぐ近く「赤日子神社」までコミュニティバス「みかんの丘くるりんバス(蒲郡西部地区支援バス)」が運行しているので、市民でなくても利用できるのか?訪れる前に問い合わせてから行くのも有りです。

オレ的おすすめ回り方

  1. 西部公民館で城模型を見学
  2. 赤日子神社参拝
  3. 上ノ郷城跡を見学

大河ドラマを見て上ノ郷城跡に行くならオレ的にこんな回り方をおすすめしていて、小高い場所を少し登ることから運動靴必須。順番は最初に模型を見学して山城を把握、それから神社で参拝してから城跡の順。いきなり城跡に行くのもありですが、城を再現していない跡地なことから、期待していくとあっけなく感じる可能性があるので、こんな回り方をおすすめしています。

駐車場に関しては、市の公式、神社看板から駐車可能となっていますが、あくまで赤日子神社の駐車場の為、神社の行事がある場合は関係者や利用者が優先になるので注意!ちなみに令和5年1月5日から付近の西部公民館で上ノ郷城を復元した模型を展示しているので、先に寄ってから城跡にいくのをおすすめしていて、利用の際、係員に駐車のことを聞くと可能になるかもしれません。それというのもとにかく訪れている人(ほぼほぼ車で来ている)に対して駐車場が少なく感じ、大河ドラマブームがこんなに影響あるのかを肌で感じたから!

上ノ郷城跡の行き方アクセス

赤日子神社に続くマップポイント位置

ポイントの位置は今現在道路を拡張工事している最中の道、目印となるのが神社の鳥居で、民家が立ち並ぶ道を進むと赤日子神社に続いています。

神社に向かって左側の少し狭い道を進むと神社駐車場、訪れている人達の車ナンバーを見ると、ほぼ三河ナンバー!まだ第6話が終わってすぐの為か遠方から訪れている人はいない様子。

ここからは上ノ郷城跡の看板が遠くに見え、隅には上ノ郷城跡発掘調査報告書の看板が設置しているので、見るとどういう物が主郭(本丸)から発掘されたのか色々学ぶことも可能。オレ的には火縄銃で使った弾丸が発掘されたのには驚き、戦国時代の武器として教科書では分からないリアルさを実感。

駐車場隣の川には案内板有り!矢印に沿って約3分歩くと城跡。ちなみにこの川は城を守る堀としての役目、今現在も残っています。(ドラマ最後の解説から

道中は少し小高く歩けるように整備されていて、案内板の通り進むと蒲郡らしくみかん畑の中に城跡地。

上ノ郷城跡の様子

上ノ郷城跡地はブルーシートがかかっている辺りが本丸があった発掘現場と予想され、今現在は草原のような場所。

看板の裏には上ノ郷城の鵜殿氏について記載。鵜殿家の武将を示す紋は、四角形が三つ組み合わせた形、徳川家なら三つ葉葵の紋、今川家だとクシのような赤鳥の紋と各武将を示すシンボル的な紋マーク。戦国時代に勢力を示したり戦いのときに旗を付けて敵か味方かを判断した紋マークは利にかなっているように見え、現在社会の会社企業名を示すロゴマークもその会社ロゴを見ただけでわかるよう名残なのかもしれません。

蒲郡ではこの大河ドラマブームを観光スポットとして推しているだけあり、看板の裏にあるポストに蒲郡市内のお食事店お得クーポン券を完備!蒲郡と言えば竹島、ラグーナ、水族館など見所が多い場所、これは周辺を観光するのに有りです。

どうする家康で断崖絶壁として描写されていた山城からの風景

山城の山頂からは絶景とはいえませんが、蒲郡の街中と三河湾を一望できます。

裏手に広がるのは桑谷山!山城の中では高さ的に若干低いように見え、ドラマの鵜殿氏の子供が落下するシーンは少し盛っているようにも感じますが、戦国時代の武器で山城を攻めるとなると、上から下に向かって攻撃するのと下から上に向かっての攻撃どちらが有利かは一目瞭然。その点からも松平勢が攻め落とした結果を見ると、いくら忍の力があってもかなり攻防したことが予想されます。実際動画があるわけでもなく見たわけではないのであくまで残された資料と想像の世界!山城見学はこんな想像を巡らせるのも有りです。

訪れているほとんどの人が滞在時間は約10分くらい!回転率が良い理由は、はっきりいって見るものが看板裏に書かれている物とそこからの風景意外なく、オレ的にはそんな場所だからこそ上ノ郷城跡は地形と風景からの想像が本来の楽しみと実感。

そしてドラマの最後に出てきた鵜殿一族の霊碑

寺の一角にある霊碑は、武将ならでは特有の石碑並び。これは有名武将に仕えていた武士家系の一族もこのように代々からの墓は石碑が並んでいるのが特徴で、都市部の寺の敷地内にあると規模は小さくなりますが、都市部から離れた農村部になると昔は土葬だったこともあり10以上の石碑が間隔をあけて埋葬されています。墓参りに行くと一般的な大きさと違う規模!そう感じた事がある人は先祖が名高い武将だったか仕えていたと考えられるので、ピンときたら家系を調べてみると先祖代々の宝物を博物館に提供したりした過去など色々な発見があるかもしれません。

どうする家康上ノ郷城跡にいった感想

大河ドラマ「どうする家康」の第6話瀬名奪還作戦の舞台となった上ノ郷城の跡地に行った感想は、正直、今まで蒲郡市に今川勢と松平元康(徳川家康)の重要な戦いがあったことを知らなかったので、こんな小高い場所に山城があり、歴史の1ページとなるような出来事があったとは知りませんでした。その点からも訪れて実際に色々な角度から城跡地を見るとその風景や地形からどんな風に戦ったなど、徳川家康の歴史を学ぶのにも必要不可欠な場所に感じました。

全く大河ドラマを見なかったオレが変わった!

大河ドラマを見た感想

オレ的には今までNHK大河ドラマをまともに見たことがなかったのが実情で、舞台が徳川家康発祥の地三河というのが大きく、豊橋市出身の元アイドル松井玲奈さんがどういうキャラで登場するのか、松ジュンが徳川家康役になったことでどう表現するのか興味が沸いた事から見てみましたが、とにかく毎回終わり方がうまくハラハラする展開は次回が待ち遠しい楽しみのひとこと!主要武将がそこで何をしたのかどういう心理だったのか、歴史などの教科書よりも分かりやすく描写していて、こんなにNHKの大河ドラマが面白く勉強になるとは思ってもみませんでした。そんなことで日曜日が楽しみになっただけでなく、急に歴史や武将についても知りたくなったオレ的には、パチンコ花の慶次(直江兼続はアツい)を打ちたくなったのと、歴史戦略ゲームの信長の野望(武将を選んで天下を取るゲーム)を今川家を選択してやってみたくなりました。

1話を作るのにその土地の資料を見ることから始まり、いろいろな人達が関わり、どう表現するのか相当考えていると予想されるNHK大河ドラマ!どうする家康の今後は、武田信玄役のボウズ頭の阿部ちゃんがどんな展開で徳川家康と絡んで来るのか、今後もまだまだハラハラする展開が待ち受けていそうですね。

徳川家康ゆかりの地巡り

  • 岡崎城
  • 浜松城
  • 大樹寺
  • 上ノ郷城跡

主要の徳川家康ゆかりの地巡りは一番有名な岡崎城や浜松城が王道場所として訪れると思いますが、岡崎公園内(岡崎城)の大河ドラマ館に行った後にゆかりの地として岡崎市内にある大樹寺が定番。その後に一時間もかからない蒲郡市の上ノ郷城跡を入れるとより一層歴史を知ることができるので、これからどうする家康の大河ドラマを見てゆかりの地やロケ地巡りをする際は、岡崎から蒲郡、そして浜松に出陣してみてはどうでしょうか。最後に「上ノ郷城跡いついくの?」大河ドラマブームの今でしょ!!

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