DELLデスクトップPCのHDDをSSDに交換取り付け方法!ついでにWindows11にしてみた

デルのデスクトップパソコンinspiron3250に内臓されているHDDをSSDに変更交換+windows10から11にOSをクリーンインストールした作業内容を解説。

こんな経験ないですか?パソコンの電源をONにしたものの、メイン画面のwindowsが立ち上がるまで時間がかかり、すぐパソコンを使いたいのに待ち時間が長くイライラすること!それを解決してくれるのがSSD化です。

SSDとは近年のデスクトップパソコン・ノートパソコンに標準搭載されているメイン記憶媒体の1つで、基本的にはノートパソコン用の2.5インチサイズがデフォルトになっていますが、変換マウンタを取り付けることによってデスクトップパソコンの3.5インチサイズに変更可能。そのSSDはひと昔前は高価なこともあってHDDを搭載したパソコンが主流ではあったものの、近年SSDの値段が下がってきたことから、パソコンのメイン記憶媒体として時代が変わってきています。

SSDにするメリット

  • パソコンの立ち上がりが爆速
  • HDDより軽い
  • 音が静か(無音に近い)

HDDからSSD化は、電源を入れてメイン画面になるまでの立ち上がり時間が早いのが一番のメリットと言っても過言ではなく、どれくらい早いかを作業したデルのデスクトップパソコン「inspiron3250」で例えると、今まで1分以上かかっていた立ち上がり時間が7秒ほどと異次元の立ち上がり時間に激変!この点からも実用性があきらかにアップするSSD搭載パソコン、オレ的にはもっと早く作業していればと後悔したほどです。

そして今回作業する内容はこんな感じ!

HDDからSSD化する手順

  1. windows11のインストールメディアを作成
  2. HDDを取り外しSSDに交換
  3. windows11をインストール

パソコンのDIY作業が苦手な人からするとハードルが高そうに見えますが、自分の経験地から言ってもそれほど難易度は高くなく、順番通りに作業すればSSDに変更できるだけでなくOSをwindows11にして使うことができます。ただ気をつけたいのが、この作業は今まで使っていたOSのwindows10に入れていたソフトツールや画像などのファイル設定などをwindows11に受け継ぐ方法ではなく、マイクロソフトの標準ソフトなどが入ったデフォルト状態(新しい状態)にする11クリーンインストール方法なので注意。

メモリを4GBから8GBに増設作業記事

DELLのデスクトップパソコンinspiron3250のメモリを4Gから8Gに増設スペックアップしてみたので、作業手順から注意点まで解説。 デルのinspiron32...

insprion3250のスペックはインテルCPU第6世代i5のメモリ8GB、windows10homeの仕様。3250はCPUがi3などあるかもしれませんが、メモリ増設はOSを変更する際に以外と重要で、標準の4GBの場合は8GBにすることをおすすめします。

作業ではデルのinspiron3250で作業解説していますが、他のデルのデスクトップパソコンにも応用可能となっていて、PC本体のケースや内部の構造が同じのインテルCPU第7世代を搭載したinspiron3268やCPU第8世代を搭載したinspiron3470もSSD化する作業は同じなので、立ち上がる起動時間を早くしたい場合は参考にしてみてください。

記事ではHDDからSSDに変更するだけでなく、windows10から11にグレードアップする方法を紹介していますが、元々windows10に入っていたファイルをそのまま受け継ぐ方法(クローンソフトを使って)ではなく、新規としてOSをクリーンインストールする方法で、SSD化したついでにまっさらな状態のwindows11パソコンを使いたい人向けです。もし大事なファイルがある場合は事前に別で用意したHDDまたはUSBメモリに保存コピーする必要があるので注意。また公式では要件システムを満たさないパソコンに11をインストールすると互換性問題の発生やサポート対象外、更新プログラムを受け取ることができないなどあるので、その点理解した上の自己責任でお願いします。

windows11のインストールメディアを作成する

最初にやるのがwindows11のインストールメディアの作成、これを最初に作っておかないとHDDをSSDに変更してパソコンの電源を入れてもOSソフトのwindowsが入っていないので立ち上がりません。一番重要な作業!

用意する物(どちらか必須)

  • USBメモリ
  • 空のDVDメディア

自分の場合はUSBメモリの空きがなかった為、記憶媒体のビデオ録画用DVD-R(4.7GB)を使用していて、どちらかが必須。DVDの場合は書き込みすることになるので、用意したらあらかじめPCのドライブにDVDを挿入します。簡単に言えばこれにOSのwindows11を入れます。

マイクロソフト公式HPのwindows11ダウンロードする

ダウンロードページにアクセスしたら、「windows11のインストールメディアを作成する」の「今すぐダウンロード」から進みます。「作業を開始する準備」するの項目では+ボタンを押せばメディア作成のやり方注意点が書いてあるので、ひとおおり目を通しその通りに作業すればDVDに書き込みインストールメディアを作成することが可能。

インストールメディア作成手順

今すぐダウンロードを押すとedgeの場合はダウンロード項目が右上に表示され、「保存」→「ファイルを開く」の順に進み、デバイスに変更を加えることを許可項目では「はい」→ライセンス条項を「同意する」とセットアップ画面。

windows11セットアップの言語とエディッションの選択画面ではそのまま「次へ」を選択。

使用するメディアの項目では、USBメモリとDVDどちらか用意したほうを選択。自分の場合はDVDなので下にチェックして「次へ」

すると別ウインドが表示され、ファイル名「windows.iso」を特に変更することなく「保存」します。自分のパソコンではダウンロードのフォルダに保存。

ダウンロード画面に切り替わり、約20分くらい待つと「次へ」に進めます。

ISOファイルをDVDにコピーするでは、「DVD書き込み用ドライブを開く」から開始。ここで完了を押さないよう注意!

書き込みツールの別ウインドが表示されるので、ドライブを確認してから「書き込み」を押します。約10分くらいするとDVDにダウンロードファイルが書き込みされ、「ディスクに正常に書き込みされました」が表示されると完了。

これでインストールメディアの作成は終了!

古いパソコンを使っていて、windows10からwindows11にアップグレードができない状態、または最小システム要件を満たしていないパソコンでも、少し強引なOSインストール方法ではあるものの、このメディアを作成してインストールすればOSを11にすることが可能。デルのinspiron3250は2016年製の旧型パソコンの為にシステム要件を満たしていませんが、windows11(今の所不具合なし)にできます。

注意点としては、公式で要件を満たさないPCにwindows11をインストールすると、互換性の問題が発生する可能性があるなど注意事項が書かれているので、その点理解したうえで作業する必要があります。

HDDをSSDに交換作業

ここからはDELLのデスクトップパソコンinspiron3250に内臓されているHDDをSSDに交換する作業解説。作業と言っても時間は10分もかからないくらいで出来るので簡単な部類です。

用意した物

  • SSD256GB
  • 変換マウンタ
  • +ドライバー

SSDは値段がかなりリーズナブルなFanxiang(ファンシャン)というメーカーの容量256GB+変換ブラケットマウンタを購入。変換マウンタはデスクトップパソコンをSSD化するのに必須となっていて、2.5インチ(ノートパソコン用)を3.5インチに変換するアイテム、これがないと取り付けできません。

アマゾンで購入した商品

ファンシャンのSSDを見る

変換マウンタを見る

SSDは256GBを選んでいますが、もう少し容量が欲しい場合は512GBも選択可能。変換マウンタ(変換ブラケット)は種類が多くどれにしようか迷ったアイテム、その中でもこれにしたのは、放熱のことを考えて金属マウンタという点から選んでいます。

SSDをマウンタに取り付け

SSDをマウンタに取り付けは、それぞれの端子部分を合わせてネジ締めするだけ!

マウンタの端子部分とSSDの端子部分を合わせたらスライドさせて差し込み、ネジを軽く4箇所借り止めしてから本締めで完了。マウンタのアマゾンレビューでもありましたが、いきなりネジを一本ずつ本締めしてしまうと、穴が合わない事も考えられるのでネジ取り付けに注意。

ネジは8個付いていましたが、4個だけ使用しています。

HDDをSSDに交換作業

箱のフタは2箇所ネジを外してスライドさせると取れます。

デルのデスクトップパソコンinspiron3250の内部はこんな感じで、HDDは矢印部分に内臓、前面パネルとSATA端子ケーブル(黄色囲い部分)・ネジ2個(赤丸部分)を外せばHDDを取り外すことが可能。ちなみにデルの箱形状タイプが同じのinspiron3268、inspiron3470も内部は同じ為、取り外し取り付けは応用できます。

HDD取り外し手順は、前面パネルのツメ3箇所で外れ、ネジ2個を外してスライドさせるとHDDがフリー状態になるので、SATA端子ケーブル2本を引き抜く手順。

画像の左が外したHDD、右が交換するSSD。HDD側にはデスクトップに固定するためのブラケットステーが付いているので、ネジ2本を外してSSD側にブラケットステーを取り付ける必要があります。

SSD側にブラケットステーを合わせてネジ2個を締めると取り付け完了!HDDはこれで使いませんが、オレ的にはもしもの時にそなえて大切に保管することをおすすめしていて、その訳はSSDが故障した起動不能になった場合、HDDをまた元に戻せばwindows10のパソコンとして使えるからです。

取り外した手順の逆に作業すればSSD交換は完了。注意点としてはSATA端子ケーブル取り付けは忘れやすいのと配線取り回しがしっかりできているかチェックは必要です。

BIOS画面で確認

SSDに交換したらパソコンが認識しているか確認!BIOS画面はパソコンを起動してすぐにキーボードの「F2」を押す(連打)とBIOS画面に変わるので、パソコンスペックのHDD項目を見て交換したSSDに変わっていれば作業は終了。

後は作成したインストールメディアを使ったOSのwindows11をインストールするわけですが、少し記事が長くなったので、次の記事でインストール方法を紹介。SSD交換しただけの現状ではパソコンを起動してもDELLの画面(おそらく白い画面)から切り替わらない状態、windows画面を出すにはOSインストールが必要です。

HDDをSSDに交換作業まとめ

パソコンに内臓されているHDDからSSDに交換するだけで爆速の立ち上がりを体感できるSSD化!交換する前は、デルの3250はほとんどファイルなど容量がHDDに入っていないのに立ち上がり時間が遅く、すぐにパソコンが使えないことからも電源を入れる回数が減っていました。それが交換したことによりスマホ並に実用性アップ、作業もそこまで難しくなく費用もそんなにかからないのが良い点で、古いパソコンなのにまだ戦える体感です。

作業に使ったSSDとマウンタ

アマゾンでSSDを見る

アマゾンで変換マウンタを見る

今回交換に使ったSSDはFanxiang (ファンシャン)製、特にメーカーにこだわりもなくお試し的にコスパ重視で選んでいて、購入者も多いのが特徴的。SSDを選ぶ際はアマゾンカスタマーレビュー(購入者の感想)を見るとどういうパソコンに使っているのかなど参考になるので、一通り目を通してからメーカーやGB容量を選んでみてはどうでしょうか。

次の記事では最後の作業OSインストールから開始、内容は最初だけ少しブート メニューを触る必要がありますが、そこからはほぼ自動放置のため複雑な作業をすることなく、インストールした後の自分がやった初期設定まで解説してみるので、参考になればと思っています。

windows11のメディアディスクを使ってOSをSSDにクリーンインストールしたので、どんな手順で作業したのかだけでなく11の初期設定についても解説してみたいと思います。...
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