長野県阿智村の「花桃の里」に行く人必見!駐車場から見頃コースまで徹底解説

長野県阿智村の「花桃の里」に行ってきたので、駐車場情報からどんな場所に咲いているのか?見頃やコースについても徹底解説。

最初に南信州の阿智村と言うと、長野県でも特に山間部に位置していて、有名スキー場のヘブンスそのはらがあるだけでなく、日本一の桃源郷と呼ばれている正式名称「月川温泉郷花桃の里」がある場所。その花桃の里が春に桃源郷と言われているのは、約5000本の花桃が山の川沿いを含めてそこら中に咲き誇ることからで、花桃とロケーションの良さを一目見ようと全国から観光で訪れるほど人気スポットになっています。

リアル桃源郷の世界は本物

そんな花桃の里に実際に訪れて感じた事は、オレ的に数々の有名所の花見スポットに行った中でもベスト3に入るほどのリアル桃源郷の世界を実感!ここが何故全国的な観光スポットになっているのかは見頃時期に「行けば分かる」の一言ですが、記事では初めて観光で訪れる人の為にも、細かく分かりやすく実体験を元に伝えてみるので、遠方から訪れる際は参考にしてみてください。

見頃時期に訪れる場合の注意点は、時間がかなり重要!10時半過ぎには高速からの出口と一般道から現地に向かう車で大渋滞しているだけでなく、駐車場も第5まであるものの、ほぼほぼ満車状態で帰る人待っての→来る人の繰り返しだったので、到着する前にイライラしたくない場合は、朝8時には到着する計画をおすすめします。またゆっくり見たい場合は、現地の花桃に囲まれている月川温泉の旅館で一泊するのも有りです。

花桃の里場所詳細

場所 長野県下伊那郡阿智村智里
駐車場 第1~第5まで約3000台

駐車料金

  • 普通車 1000円
  • 二輪車 500円

※開花期間中はすべて有料

その他 開花期間中は一部ライトアップ有り

屋台有り

トイレは各駐車場、本部建物に有り

駐車料金領収書は「へぶんすそのはらの」割り引き有り

マップのポイント位置は、一番近くておすすめな第2駐車場を示していて、県道477号がメインアクセス道路。現地に高速道路で訪れる場合の注意点は、中央高速道路の「そのはらIC」は名古屋方面からしか出口がないので注意!東京方面から訪れる場合は、「飯田山本IC」出口から国道153号→256号→89号→477号の道順で現地まで約25分の距離。関東方面から訪れたら出口がなくて恵那山トンネル越えちゃったようにならないようあらかじめルート確認は必須です。

花桃の里の詳細情報としては、メイン会場建物第2駐車場隣に屋台が複数出店され、付近にカフェ的なお店があったりと飲食する休憩場所はあります。中でも花桃会場の一番いい高台に月川温泉の旅館(高い場所から撮影スポットとしていいかも)もあるため、一泊旅行としてベスト。

花桃のライトアップは、開花期間中の18時~21時に第5駐車場付近で実施!昼間は有料の駐車場が夜は無料開放されるので、幻想的な夜の花桃の撮影ポイントとしていいかもしれません。

そして花桃だけでないのも阿智村観光ならでは、駐車した際にお金を払うと駐車券領収書(駐車の際はダッシュボードの見える場所に置く)が渡され、その券がヘブンスそのはらの割り引きを受けられる仕組み。帰りの道順としてもすぐにいけることから、スキー場のロープウェイに乗って山頂からの春景色を見るのも観光ルートの1つ。

そして肝心な駐車場情報について

花桃の里の駐車場について

【阿智昼神観光局のパンプレットから】

花桃の里の駐車場はルート(黄色矢印)の県道477号沿いに第⑤→第①、本部屋台前の道を折り返した先の第②→第③④にそれぞれ完備。全部の駐車場を見た感じでは③④が一番台数がとめられそうでしたが、デメリットとしてはメイン会場の建物屋台がある場所まで約700mの距離(約10分)。その点、屋台すぐ隣の第2駐車場が会場も近くてオレ推し!ただここにとめるのにはおそらく8時前に到着していないと無理な体感です。

駐車場の位置はルート順で解説。

【ルートの一番初めにある第5駐車場】

自分が第5駐車場についたのは朝8時2分、混雑不要の朝1狙いで行きましたが、想定をはるかに超えていました。ここで写真を撮っている人達がいた為、ちょっと寄り道感覚で写真や動画を撮っていると、次から次に車が入ってくる状況に急変!気づいたときには8時20分過ぎ、急いで第①、②に行ったものの、満車状態で結局第③にとめることになりました。。。

その時間ロスをした第5駐車場前後ろから撮った写真

一番初めにこの油絵のような光景を見たのが大きく寄り道。こんな朝1に来る人もそうそういないと余裕でいた所、全国から訪れる観光スポットの洗礼を受けることになりました。

【第①駐車場の様子】

第1もメイン会場屋台は近い印象。

【メイン会場付近の折り返し地点】

これより先は駐車場はなく、真っ直ぐ行くと月川温泉旅館方面に繋がっています。

【第2駐車場の様子】

屋台メイン会場すぐ隣、オレ推し駐車場。

【第3駐車場の様子】

何百台もとめれそうな大きな駐車場が第③と④で、車をとめて外に出たのは8時40分、それでもすでに50台以上が駐車していて、次から次に車が入って来る状況。駐車に関しては、すべて誘導してくれる係員の指示でとめる仕組みです。

車のナンバーを見るとやはり全国で有名になっていることがわかり、関東方面、関西方面、愛知岐阜三重静岡と近県よりもはるかに遠い場所から来ている印象。この辺の松本ナンバーはごく一部、8割が県外ナンバーの日本中から集まっている桃源郷!

第3・4駐車場からメイン会場まで約10分くらいの道のり、第5もそれくらいの距離感です。

【メイン会場本部の建物とトイレ】

メイン会場の本部建物には花桃の里全体案内図のパンプレット(赤矢印付近)があるので、最初にここでどういう道順になっているのか花桃の位置(公式HPで見ることも可能)について確認するのをおすすめします。そして建物に併設されているトイレについては、人気観光スポットでよくある女子トイレの行列が朝から出来ていたため、道中など事前に済ませておくとスムーズです。

屋台の内容に関しては、最後に詳しく解説。

花桃の里のルート見所

花桃の里はメイン会場付近から本谷川沿いを上流に向かって歩きながら散策するのが過ごし方となっていて、突き当たり丁字になるポイントからはそれぞれのルートがあるので、歩くのが好きな人や高台から見たい人など選べるのが良い所。駐車場付近から最終地点まで花桃が約2キロ以上続くのが特徴でもあり、そのロケーションは角度に寄って全然違う風景が見れます。

100人中98人が撮影するスポット有り!

訪れている人達はスマホ率9割(一部iPadAIR目撃)、一眼レフ率1割(ミラーレス含む)の割合で、ほぼ全ての人が老若男女問わず撮影している光景は、それだけリアル桃源郷を思い出に残して置きたい場所ともいえます。中でもビックリするのが高齢者層のスマホ撮影率、スマホを使いこなしているのが伺え、時代の波にのったIT社会を実感しました。一眼レフで撮影している人は完全にガチ勢が多く、それだけここは桜の次の春を伝える撮影スポットとして人気な印象です。

花桃の色について

咲いている花桃の色は赤・ピンク・白の三色!これぞ花桃の定番色ともいえ、山々に囲まれた川沿い風景ロケーションは桃源郷と言われているだけあります。

訪れる人が必ず写真を撮る場所

遊歩道に繋がる最初の橋上には鯉のぼり、オレ的統計ではここが訪れている人達の100人中98人が写真撮影するポイントで、家族連れなどで記念撮影したり橋の上から花桃の全体を撮ったりと混雑する場所。

川+鯉のぼり+花桃=最高のロケーション

遊歩道のルート景色

メインルートは橋を渡って本谷川左側の遊歩道(開花期間中は歩行者専用)を上流に向けて約600m歩くコース。途中には少し小高くなった場所に登ることができ、上から撮影するポイントもあったりと、月川温泉旅館側の桜桃を見ることも可能。

旅館隣の一段高くなった場所も人気ポイント!写真でもわかるように3mくらい高さがあるため、ルート的には遊歩道を抜けたら旅館側に行く人が多い印象でした。

左側の遊歩道地点の丁字ポイントには花桃の里看板が設置してあり、ここも撮影ポイント。

ここからは3つのルート

  1. 左に行くと旅館側の遊歩道コース
  2. 橋を渡って左に行くと1キロ花桃川沿いコース
  3. 橋を渡って右に行くとメイン会場に戻る周遊コース

川沿い左側の遊歩道丁字分岐ポイントを左に行くと旅館側の小高い遊歩道コースは、旅館の回りをぐるりと一周できます。そして橋を渡って左に行くと、そこからさらに川沿いを右側から歩くコースとなっていて、1キロ以上続くことから時間があり歩くのが好きな散策する人向き。橋を渡って右に行くと、メイン会場に戻る周遊コースです。3つとも特徴がそれぞれ違いますが、最短で周る場合は橋を渡って右の川沿い周遊コース。

旅館側もかなりの花桃の本数がある印象で、帰りの川沿いを歩くルートは道路を一部歩道にしている仕様。撮影ポイントも意外とあります。

グルリと散策しながら約1時間歩きメイン会場付近に戻ると、訪れた時は200人くらいだったのに対して倍の500人くらいに次から次に来る人の行列!時間はまだ10時前なのに少し時間が違うだけでこの様子になる点から、花桃撮影目当てで訪れるなら早めにこないと鯉のぼりポイントがかなり込み合いうまく写真が撮れないかもしれません。

コースや見所、撮影ポイントについてはこんな感じで、最後に周遊してきた後の楽しみの一つ屋台コーナーの内容。

屋台は食べ物から名産物まで豊富

【屋台コーナー全体】

屋台コーナーには飲食する場所としての屋根付きベンチ完備。屋台も定番のフランク、オムソバ、焼きソバ、タコ焼きから山の郷土料理五平餅も販売、アイスや飲み物も豊富なことから休憩場所として有りです。ここならではの食べ物としては、そばがき万十やはなももロールなど見た事がないお菓子があったりと、阿智村に来た際のお土産にもピッタリ!

そして花好きな人にもってこいなのが、花桃の立ち木!色が分かれているだけでなく、源平はなももとしだれ花桃の種類があるようなので、特徴を聞いてこういう機会に購入するのも有りです。

10時くらいに第3駐車場に戻るとこれだけ広い場所が満車!帰る人もチラホラいる状況で、次から次に入ってくる車の数は相当なものでした。日本全国から訪れる花桃の里は普通の観光地と違って期間が決められている為、見頃時期になるととにかく満員御礼状態。その一番いい時期に見にいくにはどうしたらいいのか?

花桃の里の見頃について

花桃の里の見頃は、通年なら4月中旬から4月下旬が一般的な見頃となっていて、開花状況に合わせて花桃まつりを開催。ただこれは桜と一緒で気温が開花を大きく左右するので、一概には言えなく、4月上旬の気温が20度を超えると開花が早まる傾向。その一番いい見頃時期を逃さないように訪れるには、「昼神温泉公式観光サイト」が参考になり、カレンダーの日付をクリックすると毎日の花桃状況が画像付きで表示されます。注意点は、昼神温泉の花桃と月川温泉の花桃の里と分かれているため、見るカレンダーを間違えないよう注意!実際このカレンダーの満開情報を見て訪れたところ、一番いい見頃時期で花桃をみることができました。

4月20日~25日が見頃時期

去年の見頃時期を平均したオレ的結果から、花桃の里の満開ピークはズバリこの期間!気温に左右はされるものの、これくらいを目安に計画すると調度いいかもしれません。

いつ行くの?今でしょ!!ではなく、事前に開花情報カレンダーを見る事は大切です。

花桃の里に行った感想まとめ

今回は長野県下伊那郡阿智村の日本一の桃源郷「花桃の里」に訪れてみましたが、やはりここは日本一をうたっているだけあり、ロケーションの良さからもまさにリアル桃源郷の世界を実感できました。近県からだけでなく全国から訪れるのも納得で、散策して見る楽しみ、屋台で食べる楽しみ、温泉旅館など見所豊富な印象を強く受けたことから、一番の見頃時期に合わせて訪れてみてはどうでしょうか。

オススメ度 ★★★★★★

観光スポットオススメ度としては通常なら5個に対して★6個のオレ的評価。それだけ行って良かった場所で、迷惑系動画(寿司ペロペロ)を撮るようなそういう層がいない点からも、家族連れからカップルなど、老若男女どの年齢層でも楽しめる場所につき、春の訪れを感じる場所にピッタリです。

【中央道そのはら出口の様子】

注意点としては、何回もいうように時間(大事なことなので何度でも)!満開時期に中央道の恵那山トンネル内まで出口渋滞が続く情報もだてではなく、10時半過ぎには高速出口と一般道がまじわるポイントは花桃の里に行く人で大渋滞。飯田方面の道路もかなり混雑していて、道沿いの一番近いファミマも駐車場が満車で入れない状況でした。とにかくこの渋滞だけは避けたい人は、本当に早めにいくことをおすすめします。

次の記事では、阿智村の花桃の里だけでなく付近の観光スポットも紹介。桜の超有名撮影スポット「駒つなぎの桜」、有名な昼神温泉の朝市市場にも行ってみたので、付近を観光する際の参考になればと思っています。
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク