【新城市】乳岩峡は観光スポットとしておすすめ!ハイキングや川遊びもできるよ!

8月に入っても猛暑が続いている中、涼しい場所を求めて愛知県新城市にある乳岩峡(ちいわきょう)でハイキング的な事をしてきたので注意点を交えて紹介!新城市でも奥三河にあたる山の中には川や滝があったりと観光スポットも多い場所!その奥三河の観光スポットとして比較的有名な場所が乳岩峡で、ハイキングをしたり川遊びをしたりと夏ならではに過ごすことが出来ます。

自分がここを知ったのは以前に宇連ダムに行った時のことで、距離的にすぐ近くにあることから興味本位でどんな場所なのか見に行ってみました。すると駐車場スペースに設置された看板にはハイキング的なコースと時間が書いてあり、その日は装備(暑さ対策もできていなく靴も運動靴ではなかった)が全然整っていなかったことから行くのを断念しました。そして1つ前の記事を見てもらえばわかるように、ちょいお出かけに必須アイテムが入るボディバッグを入手したことからいよいよ乳岩峡に行って見たのが今回の記事です。

さっそくどんな場所なのか紹介する前に乳岩峡には何があるのか?

乳岩峡はハイキング的なコースから本格的な登山コースまでいくつか歩くコースが分かれていて、宇連ダムの上流にある鳳来湖畔からもコース道が繋がっています。本格的なコースの明神山以外のハイキングで見れるのは通天洞、通天門、乳岩(洞窟的な所)で、乳岩で出来た巨大な岩の様子はとにかく圧倒され絶景を見る事ができます。そして乳岩川では川遊びもできることから夏場はキッズ連れの家族も多く訪れる場所となっています。

オレ的に訪れている人を観察した所

  1. 川で遊ぶキッズ家族連れ
  2. ちょい観光気分でハイキング
  3. 明神山まで行くガチ勢

以上の3タイプに分かれていて、ちょっと訪れた観光客からガチの登山客まで服装などを見るとその違いがよくわかりました。自分が今回挑戦しようと思っていたのは、ハイキング的なコースで乳岩がどれだけ迫力があるのか見てみたいと思ったからで、これから訪れる人の為にも参考になればと思っています。

訪れた日は街中では35度の気温で、乳岩峡は山の中ですがハイキングするコースは風がほぼなく湿度も若干高く感じたことから熱中症にはくれぐれも注意して小まめに休憩を入れる事をおすすめします。

おすすめする持ち物や服装について

ハイキングといっても結構急勾配(絶壁を登るような感覚の場所)な場所をハシゴを使って進む場所もあるので、服装は普段着よりも動きやすい格好で靴は必ず滑りにくい物を選んだほうが安全です。実際最初の入口付近(入って200mくらい)の岩を歩いている時(川沿い)に滑って転んでいる人を2名(川遊びの人とハイキングの人)見たので濡れた岩の上を歩く時は慎重に!

乳岩峡をハイキングしてみてオレ的に必須だと感じた物を紹介!

必須に感じた物

  • 飲み物
  • タオル
  • バッグ
  • 滑らない靴

服装と靴は絶対に観光で訪れるようなものはやめたほうがいいと思います。1時間ちょっとの山登りでも想像以上に過酷に感じたのと、夏ということで、飲み物は熱中症にならない為にも大事!水分補給を小まめにとり自分はペットボトル2本持っていて良かったと感じました。1本だったらヤバかったかもしれません。

タオルは汗を拭くためで、バッグは飲み物などを入れる為ですが、事前に購入したボディバッグが今回のハイキングで大活躍しました。肩掛けできるので手がフリーになり登り降りもスムーズ、手で持っていくとかさばるのでリュックサックやボディーバッグはいると思います。

通販サイトのアマゾンでボディバッグを購入したのでレビューとして紹介します!まず最初にボディバッグを知らない人の為にも簡単に説明すると、ボディバッグというのはリュックサックと...

ちなみに万が一に備えてスマホを充電するモバイルバッテリーも持っていきましたが、スマホは電波がなくて使えませんでした。キャリアにもよると思いますが、スマホが使えない場所なのでとにかく無理することなくヤバイ(体調的に)と感じたら引き返すことも大事です。

持ち物はこんな感じで、自分は杖は持っていかなかったものの結構装備的には登山をするような感じでいきました。

乳岩峡の場所と駐車場について

場所 愛知県新城市川合乳岩周辺
駐車場 乳岩峡の入口手前に有り
トイレ 駐車場の隣に有り

場所的には国道151号から一本入った所になることから、愛知県側だけでなく三遠南信自動車道を使って静岡県側からもアクセスはしやすいと思いました。乳岩峡のメインの入口となる場所の行き方は、新城方面からは国道151号線の飯田線「三河川合駅」に向けて小道があるので左折(斜め左)して進みます。宇連ダムに行く道を過ぎてしばらくすると小さな橋があるので渡ってすぐ辺りに下の画像のような細い道路があるので左に曲がります。

曲がるポイントには乳岩峡という看板があるのでわかりやすいと思いますが、少し道が狭いので注意!意外と帰ってくる車やバイクもいることからすれ違うポイントを見つけながら走るといいと思います。

【駐車場の様子】

しばらく道なりに進むと、右側に駐車場があります。行った日は時間帯も一番混みあいそうな時間で駐車場はほぼ満車状態、とめる場所を探しているとたまたま空いたので車をとめることができました。夏休みのせいかキッズ連れの家族が多い印象!

駐車場の隣にはトイレがあり、乳岩峡の入口となっています。飲み物自販機は周辺にないので、事前にどこかで買ってから行くとついてからまた戻らなくてすみます。

もし自分と同じようにハイキング的な事をする場合はトイレ隣にある乳岩峡案内マップを見る事をおすすめ!

乳岩峡の案内マップには道中にかかる時間が書いてあるので、ここで時間配分を確認することができます。山は街中と違い暗くなるのも少し早いので、その点注意したほうがいいと思います。ハイキング的なコースでもはっきりいって暗くなってから登り降りするのは危険なので注意!

自分の場合は、現在地の赤い四角い囲いの場所から黄色囲いの部分を回るコース。通天洞→通天門→乳岩の順でマップ通りにいくことにしました。所々で休憩した為、入口の場所に戻ってきたのは約1時間半くらい時間がかかりましたが、ゆっくり歩いてもマップの所要時間通りくらいではないかと思います。鳳来湖畔沿いからも入口があるようですが、時間が2時間以上かかるコース(しゃくなげコース)のようです。

持ち物やコースの事など説明した所で、さっそくハイキングの様子を伝えていきますが、何回もいうようにはっきりいって結構危険な場所もあるのでくれぐれも無理をしないように!

乳岩峡ハイキングコースの様子

乳岩峡の入口付近(トイレ前)には看板やマップなどがあり、いよいよハイキングするぞ~という感じで結構気合を入れて行く事にしました。

入り口から200~300mくらいは岩の上を歩いていきますが、この辺は川沿いになっていてキッズ連れの家族が水遊びなどをしていました。小さな滝などもあり、水も透明にすんでいて自然の中で遊べる場所として結構人気になっているようです。川沿いは気温も快適で、涼しく過ごせる場所!もしキッズ連れファミリーで川遊びするならいいかもしれませんが、水という遊び場所なので大人は絶対に子供から目を離さないように注意は必要に感じます。

水を触ったりして冷たい水を確認していた時の事!とある普段着のカップルが山側から降りて来て「もう二度といかない」というセリフが聞こえてきました。見ると疲れきった女性が言ったようで、これからハイキングしようとする自分にとってはかなり効くセリフでいったいどんな場所なのか少し不安になりました。

岩の道が終るといよいよここからが本番のようで、木の根のような所を歩いたりと急な斜面はないものの、歩きにくい道でした。木に囲まれた道は風が一切ないように感じ、聞こえてくるのは自然の音だけ!湿度が結構高いように感じ、ムシムシと暑さが伝わってきました。

道がないような場所にはちゃんと階段が作られていて、上の写真の岩の大きさがいかに巨大なものかは行くとよくわかると思います。ハイキングの醍醐味は自分的にはいかに自然とふれあい景色を楽しむかだと思っているので、最初は景色を楽しみながら進んでいきます。所々でハイキングの人か明神山まで行った人かはわかりませんが、すれ違い結構皆登っているのも駐車場の車の数からも納得できました。

小さな橋がある場所は、意外と絵になるポイント!水はすんでいてちょっとした滝もあり、なかなかいい景色でした。まだこの辺までは水を触ったりちょっと写真を撮ったりと余裕もまだある状況。

上の画像が分岐ポイントで、ここを真っ直ぐいってしまうと明神山に行くコースになってしまうので注意!乳岩の看板がある矢印方向の左側に入っていきますが、少しわかりにくい感じもしたので分岐ポイントをしっかりと見て進んだほうがいいと思いました。入口にあったマップによるとここまでの時間が約15分。

自分的には分岐から山登りの本番(登り的な意味で)と言う感じがして、屋根付き休憩所があったので少し休憩していると子供二人が「こんなの余裕余裕~」と言いながら降りてきました。おそらく小学校4、5年生くらいの子供で、大人と来ていない?のかと疑問に思っているとその数分後に疲れきった表情の男女が降りてきました。やっぱこういう場所はアドベンチャー的な感覚で子供のほうが冒険心で登っていけるんだなと思い先に進みます。

少し行くとまた分岐ポイントがあり、ここは一周まわれるポイントになっていました。この看板には時計周りの矢印が書いてあったので、その通りの矢印方向に進みました。

ここで鳳来湖から来るしゃくなげコースと合流!乳岩と黄色のスプレーで矢印方向が書いてありますが、左に行ってしまうと鳳来湖に抜けてしまうので注意!やはりこういう場所はしっかりと案内看板を見て進まないとコースを間違えてしまいます。

ここからが難所

おそらくここがマップを見た限り通天洞で、画像を見るとわかるように巨大な岩の間をハシゴを使って登って行く事になります。ハシゴの角度は写真で伝わるかわかりませんが、はっきりいってかなり急斜面!高さもかなりあり、本当にここからは慎重に登っていかないと転落に繋がってしまいます。

自分はハシゴを登る前に結構な時間休憩して、体調を整えこの先に挑もうとしましたが、ふと思ったのはすれ違った小学生2人!ここを登っていったのかと思うとすごい関心させられました。

ここからは無我夢中で所々で休憩して登ったので写真はありませんが、ハシゴは無数にありハイキングコースの中では一番の難所に感じました。とにかくこの先はどうなっているのかという探究心が芽生えだし、アニメ「進撃の巨人」のように50mの壁の先はどうなっているのか?そんな感じで登っていくことにしました。

ペットボトルの飲み物もここで一本飲み干してしまったので、予備として2本持ってきていて本当に良かったと思います。

その先で待っていたのは?

【通天門の様子】

写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、巨大な石の架け橋のようになっているのが通天門!これが何かだけは見た瞬間にわかり、迫力満点の巨大な岩の門は自然に出来た事を考えると神秘的な光景にも見えました。でも残念な事に、通天門付近は山の頂上な場所になっているものの景色は木々に囲まれていて風景を見る事ができませんでした。

おそらくマップを見ると通天門付近がハイキングコースの中間地点になっていて、通天門からは下りになっていっているものの、ここでもハシゴはあるので注意は必要。登るのも大変ですが、降るのも意外と足場の確認をしたりと神経を使うのでこまめに休憩は必要に感じました。

しばらく降りていくと分岐ポイントがあります。ここは目玉となる乳岩に行ける分岐で、右に進むと行き止りになっていて展望ポイントからは景色を見ることができここで初めて山の景色を見る事ができました。

乳岩の様子

乳岩の大きさがおわかりでしょうか!?超巨大な岩にポッカリと空いた穴!階段を登っていくと洞窟の祠のようになっていて、お地蔵さんがたくさん並べられていました。

スマホカメラではズームアウトができない為、うまく巨大さが伝わらないですがとにかく大きな岩の中!迫力は見る物を圧倒させるほどの大きさで洞窟といってもいいほど、自分的にここまで大きな岩を見たのも初めてでその中に入るのも鍾乳洞とはどこか違う感覚でした。階段を登った頂上の様子(穴の中)も写真を撮りましたが、家に帰って写真の整理をしていた所・・・中央に位置しているお地蔵さんの首から上がない事に気づき少しヒヤリとしたのでNG。

岩の穴の中は山の中と違い結構涼しく、休憩しながら絶景の風景を楽しめます。ハイキングの醍醐味でもある風景を楽しむにはピッタリな場所で、ここまで来て良かったとつくづく実感しました。山々の様子からは秋の紅葉の季節に来るとまた違った綺麗な木々を見れると思います。

写真が好きな人なら、乳岩の様子やそこから見れる風景はなかなか映える物だと思うので、一眼レフを持っている人はハイキングに持参していくのをおすすめ!スマホカメラだとどうしてもその巨大さが少し半減してしまうように感じました。

だいたい30分くらい乳岩で休憩をしてから降りた所、分岐ポイントの看板から近いこともわかったので、もし乳岩だけを見たい場合は時計と反対周りに分岐ポイントを進むのも有りかと思います。

元来た道に戻り休憩所でも少し休憩をしていると、ひぐらしの鳴く声が無数に聞こえはじめ自然を音とともに満喫できました。

汗をかなりかいていたので岩の道(川沿い)に戻ってくると、川の冷たい水(キンキンに冷えてる!)で顔や手を洗いました。自分にとってはかなり過酷なハイキングに感じましたが、時間的には往復1時間半くらいなのでこれから訪れる人はチャレンジしてみてはどうでしょうか。帰ってくると達成感でかなり清々しい感じでした。

乳岩峡をハイキングしてみた感想

普段ハイキングなどしない自分が乳岩峡のハイキングコースを興味本位から登ってみた所、かなり自然を満喫して絶景を見る事ができました。真夏に行ったのでかなり疲労したもののやり遂げたと言う達成感もあり、行った人しかわからない景色は、普段見る事ができないものだと思いました。

もし自分と同じようにコース通りの①通天洞→②通天門→③乳岩の順で見る場合は、何回もいいますがハイキングというよりも登山の要素を兼ね備えていることから服装と装備はくれぐれもしっかりとしてから登る事!飲み物は必ず用意して休憩をこまめに挟みながら無理なく登ると自分のように普段運動をしない人でも登れると思います。

乳岩峡は観光スポットとしてはハイキングだけではなく、入口付近の乳岩川で家族連れが川遊びもしている事から、夏の暑い時期に快適に過ごす場所としてもおすすめ。自然を満喫するにはピッタリで、奥三河に行った際はちょっと様子を見るだけでも楽しめると思うので記事を参考に訪れてみてはどうでしょうか。

ちなみに実際ハイキングコースを登ってみて、記事では結構大げさに思うかもしれませんが、今年一番汗をかき運動しました!ペットボトル2本はゴールの入口についた時には空の状態で、普段運動しない人はそれだけの覚悟をして登るのをおすすめします。とにかく無理することなく、スマホの電波がない場所なことから、体調が優れないと思ったら無理せずに引き返す事も選択に入れてみてください。
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