ドコモIIJ契約不要プリペイドSIMをレビュー!iPhone設定方法から回線速度まで徹底解説

ドコモ回線の契約不要プリペイドSIMをiPhoneに設定して使ってみたので、設定方法から回線速度まで使って見た感想をレビュー的に解説。

プリペイドSIMというとアンドロイドスマホ、iPhoneなどのSIMフリー端末に使えるデータ専用SIMで、契約不要で設定も比較的簡単なことから、すぐに使えるのが一番のメリット!ただSIMというと回線のMVNOキャリア次第で電波(山間部、沿岸部)が届かなかったり環境次第では通信速度が遅いなど、選ぶ回線によっては不敏に感じてしまうこともあります。その点、今回紹介するドコモ回線を使ったIIJプリペイドSIMは電波の王様と呼ばれるドコモバンドが主体になっているので、スマホ2台持ちにはピッタリなデータ専用回線と言っても過言ではありません。

ソフトバンクのプリペイドSIMレビュー記事

ソフトバンクのプリペイドSIMデータ容量10GBを購入したので、SIMフリースマホの設定方法から回線速度まで使ってみた感想をレビューとして伝えてみたいと思います。最近購入し...

以前の記事で紹介した「ソフトバンク回線」のプリペイドSIMは、アンドロイドスマホで設定して使ってみましたが、10GBのデータ容量を180日間使用でき回線速度もまあまあ出ていた事から満足する結果になりました。

そんなプリペイドSIMのオレ的メリットはこんな感じ!

プリペイドSIMのメリット

  • 契約不要
  • 約180日間ギガ持ち越しOK
  • 簡単設定で即使える
  • テザリング可能
  • 気軽に回線を試せる

プリペイドSIMのメリットはSIMさえあれば契約不要でつかえる点が大きく、キャリアMVNO(ドコモ、ソフバン、auなど)のようにデータ容量持ち越し1ヶ月間縛りがないので、決まったデータ容量を全部使わなければ約180日の長期間データ通信可能。しかもアンドロイドiPhoneどちらも設定が比較的簡単な部類で即使うことができます。用途としてはデータ通信専用なので少し限りがありますが、回線がないスマホやタブレットをサブ機として使う際は役に立つ体感です。

そんなプリペイドSIMを初めて使う人の為にも、記事ではiPhone8を使ってSIM設定をしますが、IOSに限らずアンドロイドの場合も設定に若干の違いはあるものの、説明書通りにやればできるので、参考にしてみてください。

プリペイドSIMの注意点は、SIMフリー端末(スマホ・iPhone・タブレット・iPadなど)でしか使えないので注意!またデータ通信専用の為、電話番号を使った音声通話やLINEなどの新規アカウントを作る時に必須になるSMS認証は番号がないので登録できません。もしSMS認証させたい場合は対応しているプリペイドSIMもあるので、用途にあったものを選ぶことをおすすめします。

ドコモIIJプリペイドSIMスペック情報

ドコモIIJプリペイドSIMの内容

  • SIM本体
  • 説明書
  • SIMピン外し

プリペイドSIMの内容は、スマホ本体からスロットを外すSIMピンと最低限の物が付属していて、重要なのが説明書!アンドロイドiPhoneそれぞれ設定手順が書いてあるので、設定をする前に目を通す必要があります。

ドコモIIJプリペイドSIMスペック

利用期間 約180日

※データ容量を使いきったら終り

回線バンド 4G/LTE:BAND1・3・19・21・28・42

3G:BAND1・6・19

SIMサイズ 標準・micro・nano

3つのサイズ変更可能

データ容量 10GB
可能端末 SIMフリー端末

アンドロイド・iPhone・タブレット・wifiルーターなど

※SIMロックドコモ端末使用不可

スペックの利用期間180日とデータ容量10GBはプリペイドSIMの商品によって違っているので、もう少し期間や容量を増やしたい場合はそれ以上を選ぶのも有り。説明書の最終利用開始日(2022/12/31)は、利用期間ではなくこれまでに設定をして開通しないと使えなくなるという意味なので注意が必要です。

そしてSIMフリー端末で使う際に重要なバンド周波数はドコモ主要バンド対応!ただアマゾンの商品情報に表記されている4GLTEバンドが説明書に書いてある「バンド28」と1つだけ違っていました。

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SIMサイズについて

SIMのサイズは3種類!スマホ端末スロットトレーのサイズに合わせて切り離します。近年のスマホは一番小さなサイズnanoが主流になっていますが、必ず切り離す前にサイズ確認は必須。

SIMpinを使ってスマホ本体のスロットトレーサイズを確認!スマホ機種によってはマイクロSDとSIMトレーが並んでいる事もある為、その点も良く見る必要があります。iPhoneの場合はSIMしか入らない仕様。

設定に必要なAPN項目

説明書の「設定手順のご案内」にはSIM設定で一番重要なAPN項目が記載されていて、アンドロイド・iPhoneそれぞれ見ながらSIM設定をします。

設定というとハードルが高いイメージがありますが、説明書通りにやれば時間も約3分もあれば可能!設定方法はアンドロイドではなくIOS版のシステムバージョン「15.3」iPhone8で解説しているので、もしアンドロイドを設定する場合は、ソフトバンクのプリペイドSIM記事を見れば参考になると思います。

iPhoneプリペイドSIM設定方法

最初にMVNOなど他のキャリアでSIM設定をしてプロファイルがiPhoneに入っている場合は、そのプロファイルが原因で回線が認識しない可能性もある為、削除することをおすすめします。特に格安SIMのMVNOで使っていた場合注意!

プロファイルの確認方法は、歯車マークの設定から「一般」、下にスクロールすると「VPNとデバイス管理」があるので、画像の位置にプロファイルがあれば削除。逆に他のMVNOのSIMを使う場合はその格安SIM会社の決められたプロファイルをインストールしないと認識しません。

その点からSIM設定をしても認識しないときはプロファイルを削除またはインストールすると解決するかもしれないので、iPhoneを使っている人は覚えておくと役にたちます。(豆知識

iPhone設定手順

iPhoneの左上画面に「SIMなし」状態から開始!SIMの向きを良く見てトレーにのせたら本体に差し込みます。

歯車マークの設定から「モバイル通信」をクリック

モバイルデータ通信のチェックをONの状態にして、「モバイルデータ通信ネットワーク」をクリック!設定が完了してもネットに繋がらないときは、モバイルデータ通信がONになっているか確認、自分が初めて格安SIMを使った時にここがONになっていなく繋がらなかったので意外と需要です。

モバイルデータ通信の項目では、説明書に記載されているAPN欄「APN・ユーザー名・パスワード」を「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」欄に文字を打ち込みます。他のLTE設定などは空白でOK、説明書通りに文字を打ち込み完了したら、画面上の「戻る」で設定内容は保存されます。

SIM設定はこれで完了!右上のSIMなしはこの時点では何も変化はなく、iPhoneを再起動をします。再起動しないとSIMを認識しません。

再起動すると画面左上に「IIJ LTE」と表示、モバイル通信のネットワーク選択にもIIJの項目が出て認識されます。これでインターネットなどのデータ通信可能になりますが、1つだけ気になるのが電波マーク!ネットに繋がる状態なのに電波マークが空白なのはどうやら仕様なようで、これは他の人のカスタマーレビューを見てもiPhoneだと同じ現象が起こるようです。

アンテナマークがなくても大丈夫!しっかりと回線速度は出ます。

回線速度について

そしてネットをする際に重要な回線速度については、ドコモ回線でもキャリア純正ではない為、MVNO同様に12~13時、17~18時は回線速度が落ちるのではないかと予想していましたが、そこまで落ちることなく平均的に画像のようなPING上り下り速度が出ました。時間帯によってはダウンロード値は140Mpbs超え、アップロード値は20Mbpsを超えていて、インターネット閲覧は普通に快適な状態!住んでいる場所や環境にもよると思いますが、回線速度はプリペイドSIMでもやはりドコモというのが大きいのか、快適そのものという体感。IIJを使ったのは初めてだったのもあり意外な発見で、時間帯によっては他社MVNOやヘタなキャリアの使いたい放題よりも速度値は出る印象です。

テザリングで他のスマホにデータ共有

プリペイドSIMでも他のスマホにデータを共有する事が可能!やり方は歯車マークの設定から「インターネット共有」、「ほかの人の接続を許可」をONにすると、wifiかusbかの選択が表示されるので、他のスマホの回線としてデータ容量を使う場合はwifi、パソコンの回線で使う場合はUSBと選択できます。他のスマホでwifi接続する方法は、wifiをオンの状態にすると利用可能なネットワーク内にiPhoneと表示され、パスワード欄に「wifiのパスワード」を入力すると回線が共有されネット接続できます。

ただプリペイドSIMでテザリングをすると結構なデータ容量を消費するので、限られたデータ容量のことを考えても相当な事がない限りテザリングはおすすめしません。

ドコモ回線IIJプリペイドSIMを使った感想

今回はプリペイドSIMでもドコモ回線IIJをiPhoneに設定して使ってみましたが、設定も比較的簡単にでき、回線速度も安定感を感じるほど快適だったので、スマホのデータ通信専用としては普通に有りに感じました。特に利用期間が長いのもプリペイドSIMの良さで、データGBを使わなければ期間内なら持ち越せる点から、もしもの時の非常用SIMとしても使えそうです。パッケージを見て思ったのは、プリペイドSIMは説明書に何国語かで書かれているため、海外から日本に少しの間滞在する人用の海外路線空港内にある自販機で売っているプリペイドSIMという印象。それが現地でなくてもアマゾンで買えるというのは意外と大きい事かもしれません。

オレ的用途は完全にスマホサブ機回線!スマホ2台持ちの場合にわざわざ回線契約する手間を考えるとこれで充分という体感で、同じようにサブ機回線用にプリペイドSIMをどれにしようか迷った際は選んでみてはどうでしょうか。

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SMS対応プリペイドSIMを見る

通販サイトアマゾンでは、色々な回線のプリペイドSIMを扱っていて、今回使ったドコモ回線180日10GB以外にもさらに上のGB容量や期間などそれぞれ違っているので、目的にあったSIMを選ぶのも有り。オレ的にアマゾンで商品を選ぶ際は、必ずカスタマーレビューを一通り見て決めていて、どういう機種で使っているのか見ると参考にもなります。

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