阿木川ダムを見学!ゲートは近くで見れてダムカード配布!岐阜県恵那市

前の記事では、岐阜県恵那市にある小里川ダムを紹介しました。1日で2箇所のダム巡り観光をして、次に行ったのが「阿木川ダム(あぎがわだむ)」!小里川ダムからも比較的近く、道がほぼ一本でいけることからダム見学にはもってこいの場所です。特にダムの手前の湖畔沿いに阿木川ダム資料館や食事ができる店などドライブやツーリングの休憩に寄るにもおすすめ!春には湖畔沿いに桜が咲くことでも知られ、秋は紅葉と四季それぞれの季節にあわせて行ってみるとまた違う風景が見れると思います。

ダム自体も他とは少し様子が違うロックフィルダムで、岩を敷き詰めた様子やゲートも比較的近くで見ることができます。ダムの展望できるポイントなども散策してきたので、阿木川ダムに行く際の参考にしてみてください。

付近には恵那峡、ワンダーランド、大井ダムなど観光施設も多い事から観光で訪れた後などにちょっと寄ってみるのもいいと思います。初めて行っても阿木川ダムは大通りに面している為、わかりやすかったです。

阿木川ダムの場所と駐車場

アクセス 岐阜県恵那市東野周辺
駐車場 有り
その他 ダムの付近にはダム資料館、ドライブインのような店とトイレ有り。

マップのポイント位置はダムの駐車場を示していて、恵那市街地からも近く付近には国道が通っているためアクセスはしやすいと思います。名古屋、多治見方面からのアクセスは国道19号線「正家」信号交差点を右折して国道257号を道なりに進むとトンネルがあるのでくぐった先を右折すると資料館周辺の駐車場につきます。三河、長野方面からのアクセスは国道153号線「稲武町」信号交差点を岐阜恵那市方面に曲がり、ひたすら国道257号線を道なりに進み、阿木川大橋を越えて少し行くと左手側の資料館周辺につきます。

自分は小里川ダムから向かい、県道33号→国道363号→国道257号に出て道なりに進むと資料館周辺にいけたので迷う事はなかったです。小里川ダムから阿木川ダムまでの時間は車で約30分もかからないくらい!

小里川ダムから阿木川ダムの行き方

ダムの横の道が県道33号線で、ひたすら長野方面に進むと国道363号に出れる「山岡駅前」信号交差点を左折。国道363号を道なりに進み国道257号に合流する「一色」信号交差点を左折します。後は道なりに進み、阿木川大橋を渡って少し行くと左手に資料館などが見えて来るので下の画像の矢印方向に曲がるだけ!

トンネルの手前が入り口になっているので注意!

阿木川ダム資料館付近の様子

資料館の横にはドライブインのような駐車場とトイレ、飲食店(フレンドリー)などがあります。阿木川ダム湖畔沿いにある場所なので、湖畔の展望ができ、ダムに行く前に資料館と湖畔沿いは寄ってみるのをおすすめします。

飲食店(フレンドリー)の登り旗にラーメン、カレーと書いてあったので家に帰ってから調べた所!ダムカレーをやっているようです!自分は散策していたため16時を少しすぎた辺りで登り旗の存在に気づきました、もしやとは思っていましたが残念です。ちなみに飲食店は10時~16時までなのでダムカレーをついでに食べたい人は時間に注意!

飲食店やダム資料館の裏手には散策できるような場所になっていて、ここからはダム湖畔とダム全体を見渡す事ができます。桜もこの周辺の湖畔沿いに咲くので、春に行くとまた違った様子が見れると思います。

阿木川ダム湖はダム湖百選に選ばれているだけあり、山々に囲まれていて橋がまた絵になります!とにかく風景がとても綺麗でした。紅葉の時期にいってもいい絵が見れそうです。

ロックフィルダムの特徴の岩が敷き詰められている様子が遠くからでもわかり少しアーチしているように見え、ダムのゲートは右寄りにあります。今まで見て来たダムはゲートがほぼ中央にあったため、初めて見るタイプ!

ダム資料館の様子

ダム資料館の駐車場は建物の隣にあり、ドライブインの場所から少しダム側に行った場所(資料館建物の隣)にあります。

阿木川ダム資料館は無料で入る事ができるので、ダムの事などを知ることができます。ダムの目的や、周辺の川のことなど初めてダムに訪れた人にはわかりやすく説明していて、ダムの事を知るきっかけにもなる施設だと思います。

開館日時

9時~16時

木曜日が休館日

ダム付近の施設や店は平日の休みが多いので、行く際は調べてからいくのをおすすめします。自分は愛知県にある羽布ダムの隣にあるお店でダムカレーを食べようとした所、木曜日が定休日で食べることができなかった経験があり、阿木川ダム手前にあるフレンドリーも木曜日が定休日なので注意!

【一階の様子】

【2階の様子】

1階は映像ホールになっていて、2階がダムのことなど展示パネルになっています。大きな施設ではありませんが、内容が凝縮されているのでダムを知るにはいい機会!

ダムの駐車場

ダム資料館の道を進むとダムの管理所と駐車場があります。台数は10台くらいとめれそうに見えました。

ダムカードのもらい方

ダムカードのもらい方は駐車場の隣にダム管理所(茶色のタイル張りの建物)があるので、入り口付近のインターホンを押しダムカードをくださいと伝えると職員のお姉さんが出てきてカードを渡してくれます。

配布日時

8時半~17時(土日祝含む)

管理所でダムカードの配布は17時までですが、資料館とダムカレーは16時までなのでギリギリに行くと自分のように何かを失うことになるので注意!

阿木川ダムの様子とスペック情報

ダム堤体の道路は歩行者専用で、入り口付近にダム案内板があります。阿木川ダムの目的を見ると、①洪水から下流の人々を守る。②いつも川に水が流れるように河川の流量の維持。③家庭や工場へ水を届ける(上水道、工業用水に水を供給)。人々の生活にかかせないダム!

【ダムから湖畔の様子】

取水塔も右側に確認でき、ダム湖の景色は綺麗。

ロックフィルダムの特徴でもある岩がびっしりと敷き詰められていて、上の画像を見るとわかるようにわずかにアーチしているのも確認できます。

ゲートの様子

ダムといったらゲート付近!阿木川ダムは比較的近くでゲートを見ることができます。ダムからの景色を楽しむ人など、目的はそれぞれだと思いますが自分的には一番見たい場所が水がせき止められているゲートの様子と排水側ゲートの様子!

【湖側ゲート付近の様子】

阿木川ダムは入り口付近(管理所側)にゲートがある為、5門のゲート付近を良く見ることができます。

一番隅にあるフラップゲートは本当によく見え、非常用洪水吐の自由越流堤が最大のために国内最大級のフラップゲートを採用されたようです。左右に2門完備!

【排水側ゲートの様子】

5門の排水側はそれぞれ区分けされていて、傾斜になる所で合流するようになっていました。ゲートは管理所のほぼ隣の位置にあり、上の画像の赤丸部分は後で紹介する下からダムを見上げれる展望ポイントの位置です。ダムから排水側の景色は堤高が102mあるので恵那市の街並も見えて、天気が良かったら最高だと思います。

阿木川ダムのスペック情報
河川名 木曽川水系阿木川
型式 ロックフィルダム
ゲート ボックスガータ型式フラップゲート2門

堤頂越流ラジアルゲート2門

摺動式高圧ラジアルゲート1門

堤高・堤頂長・総貯水容量 102m・362m・4800万m³
管理者 水資源機構
本体着工・完成年 1981年・1990年

阿木川ダムから流れた水は阿木川を流れ恵那峡の大井ダム周辺で木曽川に合流して最終的には三重県の長島スパーランド辺りの河口につながっています。ダムの目的も多目的に利用されていることから、暮らしにはかかせなく洪水などを防ぐ為にも大事なダム!マップを見ると、阿木川と木曽川が合流する部分付近に橋があるので橋の上から合流部分を見たり大井ダムを見ると迫力があるように思えます。

ダムの堤体の傾斜も横から見ると確認でき、ロックフィルが他のダムとどう違うのかも感じることができます。ダムの上の道路を進むと、右側に下に降りていける道があるので下からダムを見学したり、ダムを下から見上げるアングルの写真を撮ることができます。

徒歩以外に車でもいけるので下記に詳しく説明!

阿木川ダムを綺麗に撮れる場所ポイント

阿木川ダムを見学する際や、写真映えするポイントは3箇所で①箇所は、ダムをせき止めているゲート側のダム全体が見える場所で資料館裏(ドライブイン)にある湖畔沿いからの展望ポイント!

山をバックにダム全体を撮れると思うので、景色を背景に入れたい場合におすすめです。

②箇所目は、ダムの駐車場前にある手すりがある場所。5門あるゲートを近くで見ることができる展望ポイント!

フラップゲートはすぐ近く!これだけ近くで見れるのはゲートが右寄りにあるおかげだと思います。水がせき止められているゲート写真ならここ!

【ダムを下から展望できる場所】

③箇所目は、ダム排水側からダムを見上げれる展望ポイント、歩いてもいける場所なので、ダムから車で行く場合は下記を参考にしてみてください。ダムから車で約5分くらい!

ダムの下の道にアクセスすることになるので、国道257号を恵那峡側に少し下り坂の道を降りて、一つ目の「向島」信号交差点を左折。

川沿いの道を道なりに進むと展望ポイントにつきます。道は少し狭い場所もあるので注意!

【定番のダムカードとダム写真】

下から阿木川ダムを見上げれる展望ポイントはちょっとしたスペースになっているので、好きな角度から見学、写真を撮ることが出来ると思います。自分はダム下流の右側を選びましたが、マップを見るとどうやら左側に通じている道もあるので散策してみると違うポイントも見つかるかもしれません。上の画像の位置からはダムの下流側ゲートが見えるので、カメラズームするとゲートの様子を撮れます。自分は撮り忘れてしまいました・・・

ダムの高さは102mなので下から見上げるとかなりの迫力があり、ロックフィルの表面の岩も綺麗に並んでいて見ごたえがあります。ダムは下からアクセスする場所がない場合はどうしようもありませんが、展望できる場所があったら下から見ることをおすすめします。ダムの上から見る景色とはまた違った様子!

阿木川ダムのダムカード

阿木川ダムのダムカードの表面はダムの下流側から撮った写真で、ゲートから水を放水している様子。裏面はダムデータやこだわり技術などが記載されています。ダムの着工から完成までは9年で、どういう風にロックフィルダムを建設したのか公式HPを見た所、ダムの構造が記載されていたので興味ある人は見てみると一層知識が深まると思います。

ダムに行った感想

阿木川ダムはロックフィルダムということで、他のダムとは少し様子が違い小里川ダムとセットで見ると初めてダム巡りする人でもその違いが良く分かると思いました。特にゲートを近くで見れて、下から展望できる場所もあるので恵那峡などに観光で訪れた際にちょっと寄ってみることをおすすめします。恵那市は観光地が豊富にあるようにも感じたので、ドライブやツーリングで休憩がてらに寄るのも有り!

ダムカレーを食べたい人は、くれぐれも自分のようにならない為にも時間を意識して行動してみてください。

小里川ダムと阿木川ダムの2箇所を周ってみましたが、どちらも魅力的なダムでした。今回はダムカード集めというよりも、要塞のようなたたずまいのダムをどうしても見たくて岐阜県までいったのでダムカレーは食べれなかったものの満足です!小里川ダムの隣には道の駅「おばあちゃん市・山岡」があり、日本一の木製水車(直径24m)などどういう場所なのかじっくりと見て来たので次の記事で紹介します。ちなみにここでも時間が間に合わない事があったので、もしこれから行く人の為にもどういう所が注意点なのか参考にしてみてください。
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