【浜松市】スズキ歴史館は車バイク好きにおすすめ!館内の様子を解説!【観光スポット】

浜松市スズキ歴史館

静岡県浜松市にある「スズキ歴史館」に行ったので、どういう場所なのか解説紹介してみたいと思います。浜松市というと都心部にある浜松城をはじめ浜名湖や中田島砂丘など見所がたくさんあり、GWの連休には浜松祭りが開催されたりと観光スポットが豊富なことから多くの人々が訪れる街!自分的には大手企業のヤマハやスズキという有名企業もあることから車と楽器というイメージも強く、浜松楽器博物館やスズキ歴史館は浜松市ならではのスポットでもあります。

紹介するスズキ歴史館は車やバイク好きな人にとってはかなり価値のある場所で、旧車から現在の車まで数多くの展示車がこれでもかというくらい並べられている事からスズキ派(スズキの車やバイクが好きな人)の人は特に楽しめる場所ではないかと思います。またスズキ派でなくても普段お目にかかれない貴重な車バイクも展示してあるので、見るだけでも色々と楽しめ、工場でしか見ることができない車の製造工程なども分かりやすく展示してある事から浜松市に訪れたらここは観光スポットとしておすすめです。

今回はずっと行ってみたかった観光スポットシリーズの浜松市のスズキ歴史館!スズキの歴史を知りたいならもってこいのスポットで、気になる車やバイクの写真を撮っていた所、100枚以上撮ってしまいブログに載せる為に整理するのがかなり大変でした。それだけ多くの気になる車やバイクがあるということにつき、いつもの記事よりも写真多めで、これから訪れる人の為にもどういう場所でどんな見所があるのか参考になればと思っています。

スズキ歴史館の詳細

入館方法 完全予約制

入館料は無料

開館時間 9時~16時半
休館日 月曜日・年末年始・夏季休暇など

スズキ歴史館は完全予約制で無料!

予約方法は電話、FAX、インターネットとそれぞれでき、スマホでも簡単に予約することができます。インターネット(PCまたはスマホ)からの予約方法はスズキ歴史館公式HPのご予約はこちらから「予約申込」に進み、個人団体→カレンダーでいつ訪れるか→車両台数→時間帯人数をそれぞれ記入して最後にメアドを入力して「申込み」を押すと入力したメアドに予約完了メールが届きます。メールにはお申込み内容が書かれていて、大事なのが「ご予約ID」でこれは当日館内の受付カウンターで必要になるのでメールは保存をおすすめします。

休館日はスズキ歴史館公式HPを参照するとわかりやすく、半年間のカレンダーでいつ休みか確認できる事から、事前に観光計画を立てる事も可能!

スズキ歴史館の場所

場所 静岡県浜松市南区増楽町周辺
駐車場 駐車場有り

※無料で利用できます

スズキ歴史館の場所は、浜松駅などがある市街地から浜名湖との中間地点くらいにあり、スズキ本社の道路を挟んだ横に位置しています。アクセスは豊橋市方面からの場合は、国道257号を浜松市街地方面に向かい信号交差点の角に服屋の「GU」があるので、そこを左折して道なりに進むとスズキ本社の目の前に出ます。T字路になっているので右折するとすぐ右側に歴史館の建物。初めて行っても比較的わかりやすく、国道257号から行くのをおすすめします。

場所的な事を考えると、浜名湖周辺の観光スポットなどから市街地の浜松駅方面に行く際(逆のパターンもあり)のついでに寄るのが一番いい感じがしました。無駄なく観光スポットを回る為!

駐車場について

【駐車場入口の様子】

スズキ歴史館の駐車場は建物の1階部分がお客様駐車スペースになっていて、約30台くらいとめれるようになっています。高さ制限は2.2m、ハイリフトアップ車で来る人もいないとは限りませんが、その際は横にも駐車スペースがあります。

訪れている人の車のナンバーを見ると、浜松が一番多かったものの静岡や名古屋などもあったことから、やはり浜松市の観光スポットとして来ているように感じました。

EV車の充電スタンドを完備しているのも今風でGJ!館内を見学している間に充電できるのも良い点。

【スズキ歴史館の全体建物】

建物は歴史館というよりもオシャンティな外観で、目の前には本社がたたずんでいる光景はスズキ一色という感じを受けました。

館内入口には「ご見学前に受付へ立ち寄りください」との張り紙があります。もしかすると予約制度を知らない人が当日訪れてしまうかもしれません!自分も最初いつ行こうか考えていて、休館日を見ていて予約の事を知ったので、訪れる前に調べる事の重要性を感じることになりました。

そしていよいよ館内の中に!

スズキ歴史館の中の様子

館内入ってすぐにする事は、受付カウンターにいる綺麗系なお姉さんに予約しておいた事を伝え予約IDの確認などを済ませると見学することができます。ちなみに館内の車バイクの写真はOKとの事。入口すぐ横にはGSX刀も展示してあり、乗ることも可能!

一階はディーラーのちょっとした展示ルームのようになっていて、新型ジムニーをはじめ販売されている車の外観だけでなく乗ることもできる(エンジンはかけれません)のでスズキ車を検討している人は見ごたえあると思います。特に新型ジムニーは小型版のハマーという印象を受けモデルチェンジした新型はかなりかっこよかったです。

レースで使われたバイクや船の船外機も展示してあり、自販機でスズキグッズも売っているのでお土産として買うのも有りに感じました。

館内は1~3階まであり、1階はそんなに見る物はありませんが、2階と3階はとにかく楽しめる要素満載の歴史館!スズキの歴史や車バイクをあまり知らない人でも分かりやすく解説してあるので大丈夫。訪れている人の中にはキッズを連れたママもいたことからスズキガチ勢じゃなくても楽しめる内容となっています。

1階~3階までは階段を登り各フロアに移動しますが、エレベーターも完備している所がGJポイント!

2階の様子

2階は「現在の車づくり」がテーマになっていて、企画、デザイン、設計など主に生産が主体のフロア、車を作る工場内の生産工程の様子も見ることができ、シアターでは映画館的な感じで実際の工場で生産している車の様子を見る事ができます。

フロアは周る順の方向があるので注意!順を反対側から周ってしまうと工程が理解できなくなってしまいます。

一台の車を作るのに多くの人が携わっているのがよくわかり、各ポイントでは案内板と一緒に解説が流れるボタンも完備!デザインからテストまで各工程順に周れるので分かりやすく感じました。

見所の1つ!3Dシアター

3Dシアターは1日に約1時間感覚で上映されていて、時間間近になると館内アナウンスで教えてくれるので、他のフロアにいても大丈夫!内容は工場で働いている中の人しか見れない、プレス、溶接、塗装と工程順の車作りの様子を見ることができます。上映時間は10分程度ですが、内容が凝縮されていて3D用のメガネを掛けて見るので臨場感ある映像を楽しめます。塗装工程で霧のようなものが天井あたりから出てくる演出にはかなり驚き、肌で感じるのも特徴。

もし3D酔いしやすい人は通常のシアターもあるので、そちらで見る事をおすすめします。内容は同じとの事で、場所は工場生産を過ぎた辺りにありました。

【生産ラインの様子】

3Dシアターを過ぎると現れるのが工場の生産ライン!車種スイフトにエンジンや車の部品を取り付けていく様子はそうそう見れない光景。各ポイントには解説付きでボタンを押すと動く物までありました。

スズキの制服は上着が白でズボンは紺が特徴。実際歴史館の外の歩道にはその服装で歩いている従業員が多くいました。

2階の様子はこんな感じで、次にメインともなる旧車の車バイクが展示してある3階に!ここからが写真撮りラッシュになってしまい、珍しい車バイクなど個人的に気になった物をピックアップしています。

3階の様子

3階のフロアはスズキの原点でもある「ものづくりの歴史」がテーマとなっていて、初代社長が発明した足踏み式織機から始まり、車産業へと進出していく様子など順番に詳しく解説されています。車の進化も体感できるようになっていて、順に周っていくとスズキオンリー感を味わう事ができるのも特徴。

織機からはじまったスズキ!車バイク業界から始まったと思っていたのでかなり意外性がありました。歴史館というだけあり、歴史を知れるのも良い所。

2輪車から4輪車まで見た事がない車バイクの旧車が目に飛び込んできます。展示車の配置方向もかなり考えられていて、とにかく見やすくて分かりやすい印象を受けました。

展示車の横にはその車種の特徴からエンジンスペック、発売当時の価格まで案内板に書いてあり、驚いたのは「当時のくらし」の物の値段などが書いてあるので比較する事ができます。

上の画像のセルベットMA-1というバイクの当時の値段は58000円、それに対して1960年代(昭和35年頃)の物価は、カレーライスが110円、大卒初任給が12900円という感じでその当時どれだけの価値があったのか一目でわかるのもポイント。

旧車の展示車両はどれも年数がかなりたっているのに状態はかなり良く、乗る事はできませんが、比較的近くまで接近して見る事ができます。

高度経済成長の昭和を代表するような家とともに展示してあるのがフロンテ360!1967年のマイカーを持った家庭がテーマのようで、サザエさんに出てきそうな家も昭和感がかなり出ていました。

そしてここからがオレ的の見所!

旧車の車バイクが左右にこれでもかと並べられていて旧車好きな人には楽園かもしれません。自分的にはスズキというと旧車のバイクしか思い浮かびませんが、車も色々とあります。

カラーで気になったのがフロンテ71という車で、最近スズキの遊び心満載をテーマにしている軽自動車にも同じような色の車を見た事があり、ダイハツでもこんな色の軽自動車を見たことがあります。流行は1周してまた来るといいますが、カラーも70年代からまた復刻色として現在に出ているのかもしれません。意外と目につく車体色なので、存在感も抜群に感じます。

【キャリイバン・万博電気自動車1970年】

日本万博博覧会で使用した電気自動車を復元した車のようで、そんな昔から電気自動車の先を見ていたのには驚きました。車のデザインもかなり個性的で、フロントとリアの形がほぼ同じなことから前から見ても後ろから見ても通用しそうです。

昔の車を見ていて思ったことは、一台一台にかなり個性があるように感じ、スタイリッシュな現在の車とはデザイン面が全く違うのも面白く感じました。

そして旧車バイクコーナー

自分の中ではスズキの旧車バイクと言えばGT380と思っていて、付近をくまなく探してみましたが、展示してあったのはGT750でした。GT750はスズキ初となるナナハンで水冷2サイクル3気筒エンジンを搭載。4本出しマフラーがいい感じで、1971年当時はエンジン出力のスペックを見ても速かったと思います。

そしてGS400!現在では旧車の代表的存在にもなっているスズキのGS400は、スズキ初の4サイクル2気筒400エンジン、1976年当時の販売価格は32万円ということで、現在のプレミアム価格は新車よりも上回ってしまっているのも人気の証拠かもしれません。自分的にはGSのテールランプが好きで、タンクから流れるようなテールカウルなど味が濃いバイクに感じます。

マフラー音も最高のGS!切れのあるサウンドが特徴!

走行距離が気になったので見てみると、なんと518キロ!展示車両だけあり新車に近い状態を見れるのもスズキ歴史館ならでは、この車両が市場に流れるといくらになるのか気になるものです。

テレビでしか見た事がない昭和のヒット自転車!まさかスズキでも造っていたとは驚きで、テールランプなどはサドルの後ろにあるバッテリー?で光らせる事ができるようですが、ウインカーも光るようになっていて安全面(目立つと言う意味で)は今の自転車よりも高い感じがしました。

ジムニーの初期型があったりとスズキを代表する車の初代の形を見れるのも博物館ならでは。昔はオープンカーのように幌がついている物もあったようで、現在では見ないタイプのことからジムニー好きな人が見ればきっと目を輝かせるのではないかと思います。

ここまでで、もうすでにお腹いっぱいの状態ですが、さらに続きます。ここからは1978~1985年の80年代ゾーン!80年代と言えば名車と呼ばれるバイクも多数存在し、車ではハイソカーという用語を生み出した年代でもあります。

気になったバイクをピックアップしてみました。

1982年に登場したXN85というバイクはパッと見フロントが刀のようにも見えますが、驚く事にターボを搭載。今までターボエンジンを搭載しているバイクを見た事がなかったのでピックアップしました。

スズキといえばインパルスをイメージする人の為にピックアップ。GSX400FSインパルス1982年式は、フロントカウルを装着しヨシムラのサイクロンタイプマフラーを装備しているバイクで、販売価格を見ると今の中型バイクとそう変わらないように見えます。

そして四角ライトが特徴のGSX400Xインパルス1986年式は、斬新なデザインとともに、3つの冷却方式を搭載したバイク!水冷シリンダーヘッド、空冷シリンダーブロック、油冷ピストンという3つの冷却システムは外見からは普通の空冷のように見えるものの隠されたエンジンを持っているのも特徴。残念ながらインパルスは平成20年に生産終了となってしまいましたが、スズキのバイクとしての知名度はかなりあるように感じます。

そして最後に1986年~ゾーン

平成3年に発売されたカプチーノは軽自動車のオープン2ドアとして発売され、現在でもマニアの中では人気になっている車種。コックピットを見ると結構狭そうでしたが、現役車にはない空間など丸っこいデザインなどもまた良い所なのかもしれません。

また展示車の中には中型バイクで人気となったスカイウェイブもあったりと、スズキのヒット車初代ワゴンRや初代スイフトなど展示されています。最後に見る場所としては、締めのような感じでそれぞれスズキの歴史から現在の様子をうまく表現しているようにも感じました。

また各フロア(2階3階)には休憩できるスペースもあるので、一通り見終わったら余韻にひたりながら休憩するのも有り!じっくりと展示車など見ても時間的には1時間半くらいだったので、興味ある物だけを見ればもっと早く周れたかもしれません。でもこういう歴史館は全部見てこそ意味があると思うので、時間に余裕を持って訪れたほうがいいと思いました。

スズキ歴史館に行った感想

はっきりいってこれだけの展示車両を見れて楽しめるスポットが無料というのには驚きで、浜松市の観光スポットとして行くのは有りな場所。スズキの歴史を知ることもでき、工場でどのように車が生産されているのかも見る事ができるので見所は豊富に感じました。おそらく車バイク好きな人が訪れると時間を忘れてしまい、世代が全然違っていても案内板があるので詳しくその車種を知る事ができるのも特徴に思いました。

オレ的おすすめ度 ★★★★★

オレ的にスズキ歴史館の評価は★5個!無料で楽しめる事が大きく、見るだけでここまで楽しめるのは、個人的に車バイクが好きなこともありますが、時代の進化も感じることができる点もおすすめする理由です。現在のスタイリッシュなスズキの車と昔の車のデザインや性能の違いを比べて周るのも面白いかもしれません。

車バイク好きならともかく、スズキ派でないそこまで興味がない人でも十分楽しめるスポットに感じるので、浜松市に訪れる際は寄ってみてはどうでしょうか。その時は予約は必須なのでお忘れなく!

あまりにも楽しかったスズキ歴史館、他の車メーカーの博物館にも行きたくなったことから調べてみると、愛知県内には岡崎市に三菱オートギャラリーという歴史を知る施設がありました。そして長久手市にもトヨタ博物館があり、トヨタといえば世界のトヨタ自動車!レクサスブランドも立ち上げて成功をおさめている日本の車業界のトップ的存在といってもいいほどで、大人になった今どんな感じで見れるのか訪れることにしてみました。次の記事ではトヨタ博物館にスポットをあて写真多めに紹介してみたいと思います。
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