愛知の秘境スポット・豊根村富山地区と大嵐駅の魅力を紹介!

愛知の秘境スポット「豊根村富山地区」に行ってきたので、どんな場所なのか魅力を伝えてみたいと思います。北設楽郡にある富山村(とみやまむら)はかつては日本一小さな村と呼ばれていて、奥三河でも天竜川沿いの山深い長野静岡県境付近に位置していることから自然が広大に残っている場所!その富山村は2005年に豊根村と合併したことでも知られ、村から富山地区と呼ばれるようになってからは、最寄駅のJR飯田線「大嵐駅(おおぞれえき)」が秘境駅とメディアにも取り上げられたりと秘境ブームも後押しして有名スポットになっています。

どうして富山地区に行こうと思ったのか?

そんな豊根村富山地区を知ったのは、あるきっかけがはじまり!何気なく見ていたメーテレのテレビ番組で、愛知の秘境スポットとして訪れている様子が紹介されていました。その時は佐久間ダムの奥深くはこんな風になっていたのかと少し興味を持ったものの、今度佐久間ダムに行った時に寄ってみるかくらいの感覚でいて、どうしてもすぐに行きたいスポットではありませんでした。そしてその番組から数日後にまたしても富山地区を知る事に!それは中日新聞の社会面トップ(番組欄裏)に大嵐駅の写真が掲載されていて、内容は駅舎内に設置してあった大嵐駅スタンプが何者かに盗まれたという記事。秘境駅の写真を見た事とテレビで紹介された風景から見所豊富に感じたことにより「いつ行くの?今でしょ!!」的に今すぐ行きたいスポットに変わった事から訪れてみました。

記事では、アクセス方法から見所など富山地区の秘境感を伝えるだけでなく、どうすれば活気ある場所に変わるのかもオレ的に考えてみたので、これから訪れる人も感じることになる「秘境」という場所を一緒に考えれたらと思っています。

今回の秘境スポット巡りでは、メディアで紹介された場所だけでなく、事前に調べていて気になったポイントにも行って見ました。車バイクで訪れる際は道中は秘境と呼ばれるだけあり、アクセスもかなりしづらい場所でもあるため、険しい道を徐行程度で進まないと危険な箇所もあります。その点、飯田線の最寄り駅が近くにあるため、秘境駅メインで行く場合は電車で行く方がおすすめ!駅の駐輪場には「とみチャリ」と呼ばれる富山地区を周遊できる無料の自転車も完備しているので、利用して散策するのも有りです。

豊根村富山地区の場所

場所 愛知県北設楽郡豊根村富山
アクセス時間 佐久間ダムから湖畔沿いの県道1号を進みマップポイント位置まで約45分。

見所
  • とみやま来富館
  • 湯の島温泉
  • 天竜川の湖畔風景
  • 秘境駅「大嵐駅」

豊根村富山地区の場所は天竜川沿いに位置していて、マップのポイントは富山地区でも郵便局や役場などが密集しているメイン通りを示しています。最寄駅は秘境駅で知られる大嵐駅となっていますが、天竜川のほぼ中心で県境が変わってしまうため、実際には駅がある場所は静岡県浜松市天竜区です。

アクセスは車バイクで行く場合は、国道151号豊根側から→県道426号と国道151号→三遠南信自動車道の東栄IC→佐久間川合IC→県道1号の佐久間ダム湖畔沿いルートの2つがありますが、マップを見てもわかるようにどちらもアクセスしづらいため、どちらがいいかは判断ができません。自分は佐久間ダム湖畔沿いの景色を見たかったので、ダムルートを選びましたが、県道1号はとにかく狭くユーロビートを流してイニシャルD感覚で走るルート(矢作ダム湖畔沿いに多い印象)ではないので注意が必要です。特にバイクで行く場合は路面が湧き水で濡れているカーブポイントもあり、対向車も意外といるのでツーリング感覚で走行ではなく徐行程度で走行しないと危ないと思いました。

佐久間ダムからアクセス

国道151号から三遠南信自動車道の東栄ICから佐久間川合IC間はほぼトンネル道路となっていて、道も綺麗!静岡愛知長野を結ぶ三遠南信自動車道が全区間開通するとそれぞれの観光スポットに行く機会にもなると思うので、ここは人の流れを作る重要な道路に感じています。

佐久間川合ICで降りて佐久間ダム方面に行くには天竜川を渡ることになりますが、今現在新しい橋をかけている最中。通行するにはタイミングが悪いと少し待つ事になるので、これからの道中を考えて準備運動をしておくのもいいかもしれません。

佐久間ダムから続いているのが県道1号の湖畔沿い道路!ここからは車線もない道がずっと続いていて、所々に車一台通ることが出来るトンネルもあることから、前の状況を良く見て進む事になります。対向車には大型ダンプやバイク、車など意外と来るので、徐行程度で進まないとイザという時にすぐに止まれないので注意は必要です。

ダムから富山地区まで約45分!

県道1号を進み10分くらいするとあるのが展望スポットの休憩所!トイレと展望スペース以外何もありませんが、ツーリングやドライブで来た時の休憩所としてはいいと思いました。

展望ポイントからは天竜川湖畔の景色が綺麗で、すでに秘境感はありました。さらに奥に人々が住んでいる事を考えると、移動手段は何なのか、買い物はどこにいっているのか、ガソリンはどこで入れているのかなどアクセスのしづらさがあるだけに色々と疑問が浮かびます。

道中はずっと同じような湖畔沿いの道が続いていて、スマホの電波もない場所もあったりと、とにかく長い道のりに感じ、やっと見えてきたのが富山地区の集落!県道1号は県道426号に繋がっていて、分岐ポイント周辺から豊根村富山地区の建物が点在しています。

富山地区の様子

県道426号の湖畔沿いすぐに富山地区の中でも唯一の飲食店「とみやま来富館」が左側にあり、宿泊施設と飲食店をかねていて、トイレ駐車場も完備しています。休憩スポットとしても有りで、訪れている車をみるとカヤックをルーフに乗せた関東圏のナンバーがあったことから、遠くから来て天竜川で楽しむ人を見ると穴場的要素があります。

とみやま来富館はメディアにも取りあげられていて、名物のアメ茶漬けという料理を食べる予定でしたが、準備中の看板のため断念!確か番組内で紹介された飲食店の店主は、バス送迎(新聞だったかも)もやっている感じだったので、タイミングが悪いとこのように店がやっていないので訪れる際は時間も重要。

道路沿いにあった富山地区周辺マップを見ると周辺にスポットもあり、とみやま来富館付近に湯の島温泉施設やバンガロー村というアウドドアが楽しめるポイントもあります。秘境スポットでも意外と充実した施設があるのも富山地区ならでは!

マップを見ると国道151号→426号からも距離があり、自分が訪れた湖畔沿い1号も距離があるのが良く分かると思います。

少し進んだ場所には、富山地区唯一のスーパー的なお店!閉店してしまった事を番組でも紹介していましたが、ここの集落で暮らしている人は、どこまで食料などを買いに行っているのか不思議に思うとともに、車バイクにかかせないガソリンスタンドもない地区なことから、生活で必需品となるお店がないのは、過疎化にも繋がっている要因にも感じました。

富山地区のメイン通り

郵便局や役場などが密集しているメイン通りは、日本一小さな村と言われていたように、最低限のインフラ機関しかない印象!しかも富山地区に来てから人や車と一切すれ違わない事に気づいたことから、秘境スポットでもここまで人がいないのにはビックリしました。

人は全くいないものの、回りを見渡せば天竜川沿いに位置しているので秘境感抜群のロケーション!この自然豊かな場所は都会の人から見れば映える場所としてあこがれの風景、移住するとなると多少不敏な生活が予想されますが、環境的にはとても良いようにみえました。

ここで気になったのが山側の白い大きな建物!少し戻り行ってみると学校的な建物となっていて、ここからは絶景ポイントになっていました。

番組内の富山地区を上から見渡している様子がおそらくここからで、大自然の中に建物が点在している様子は秘境感抜群。まるで絵に描いたような光景が広がっていて、これだけの景色が見れるのも愛知県内でもそうそうないように見えます。

そしていよいよ秘境駅「大嵐駅」に行って見る事に!

秘境駅「大嵐駅」の様子

大嵐駅は県道426号を長野方面に行き、途中に橋が右側にあるので、渡って進むとあります。

天竜川にかかる橋は吊橋のようになっていて、渡るとそこは静岡県浜松市!橋の上から見る光景も抜群のロケーションで、秘境駅と呼ばれている理由もその環境から名づけられているのが良く分かりました。

大嵐駅の横には無料駐車場を完備!秘境駅スポットだけに車バイクで来た人用に駅すぐ隣にとめれる点がGJ。富山地区の人々は電車を利用して移動手段にしているのかは不明(誰もいないので聞く事もできない)ですが、唯一の簡単な交通手段だけに飯田線の存在価値をここに来て知ることになりました。

他にも飯田線は山奥の駅に繋がっているので、途中下車の旅として訪れるのにも適しているように感じます。

大嵐駅の様子

大嵐駅は東京都にある東京駅をモチーフに造られているのが特徴で、灯かりがともされた様子はどことなくレトロ駅にも見え、富山地区の玄関口にふさわしい立派な駅。

駅隣の駐輪場には無料で利用できる「とみチャリ」と呼ばれる各サイズの自転車があることから、富山地区に来る場合は電車で来るのがおすすめ!このチャリに乗って湖面を一周するのも有りで、誰でも利用することができますが、注意事項があるので良く読んで利用。自分は駅に最後に来たので利用しませんでしたが、知っていれば最初に駅に来てチャリに乗って富山地区を回ってみたかったです。

駅舎内の様子

大嵐駅の舎内は、木がメインのどことなく落ち着ける空間となっていて、秘境駅スポットだけあり展示物も豊富!ゆっくりと流れる時間は、秘境駅ならではで、電車を待つ時間も都会のせかせかした駅とは違ってのんびりと過ごす事ができるのも良さ。

そして問題の大嵐駅のスタンプは盗難にあった後に、手作りスタンプを寄付してくれた人がいたおかげで復活していて、スタンプ以外にも机には訪れた人々の感想ノートなどがありました。

ここで大嵐駅スタンプ盗難事件のオレ的実況見分(ドラマ相棒の杉下右京を意識)をした結果からいうと、番組放送された期間から犯行日時があまりにも近いことからも、ホシはあのメーテレ番組を見て訪れた可能性が高く番組放送圏内の人物が予想され、富山地区でも確実に通ることになる場所に防犯カメラがあることを考えると、電車で来たのではないかと思われます。ワイヤーが切られた点からナガレではなく計画的にもうかがえ、駅のスタンプが目的なのもこういうスタンプ収集している人物が予想されます。ざっとコナン風に想像をめぐらせてみましたが、皆が利用するスタンプなので、自分の物にしょうとするのはダメっ!絶対!

駅舎内ではこんな風に色々な視点から見る事になったものの、秘境に位置する大嵐駅は、普段は見れないような駅全体を見る事もできます。

飯田線といえば車両が少ないのも特徴で、車両を見ているだけでも意外と楽しめる!ただ一時間に何本もある路線ではないので時間限定ではありましたが、トンネルから駅に向かって来る電車は、秘境に到着する感がハンパなく何故か珍しい物をみるような光景でした。

最後に訪れたのが長いトンネル!

富山地区に訪れる際、事前に色々なポイントを調べている時に気になったのが、大嵐駅横から湖畔沿いに繋がる道路「県道288号」で、グーグルマップのストリートビューでも途中までは見れるものの、その先がどうなっているのかまだ秘境スポットが他にもあるのかと冒険心で行ってみました。

トンネルの長さはかなりのもの!マップで見るとこの先には諏訪神社があるようで、なんとか車一台通れるトンネルの中は外とは全然気温が違っていて、異次元に繋がりそうな感覚。

1キロはあったような長いトンネルをくぐると左右に道が別れていて、左側は湖畔沿い道路になっています。この道がどこまで行けるのかは不明ですが、こんな所にも道路があるのは以外でした。

右側は諏訪神社に繋がっていて、時間が早ければその先にいくつもりでしたが、かなり暗くなって来た為ここで断念。もし秘境駅に来た際は、秘境スポットを探す楽しみもあると思うので、色々回って散策すると隠れた穴場も見つかるかもしれません。

こんな感じで愛知の秘境スポット富山地区を色々回ってみましたが、秘境と呼ばれるだけあり、本当に普段の生活では見れないような光景が広がっていて、目新しくもあり見所豊富な場所でもありました。

豊根村富山地区に訪れた感想

今回の愛知県秘境スポット「豊根村富山地区」は、テレビ番組と新聞により突発的に行きたくなった場所でしたが、秘境感を体感するにはもってこいに感じ、観光スポットとして来るには有りの場所!奥三河をバイクでツーリングするのに目的地としてもいいと思うので訪れてみてはどうでしょうか。

そしてここからは富山地区がどうすれば「活気ある場所」に変わるのか、実際に訪れた様子から、普段首から下しか使わない自分が脳を使い最大限に考えてみました。ただかなり偏った方法なので全く的違いかもしれないので、過疎地復興の為に一緒に考えれたらと思っています。

オレ的活気ある場所にする方法

  • 人が訪れやすいスポットを造る
  • 名産物をアピールする

富山地区が活気ある場所に変えには、まずは人の流れを作る事が重要に思っていて、アクセスがしづらい場所だけにここでしか体感できない事を造ればおのずと人が訪れるようになるのではないでしょうか。そこで富山地区といえば「秘境」というキーワード!これはかなり観光スポットとしては有利な言葉で、このキーワードを使ってスポットを造ると人気が出るように感じ、自然を体感できる風景が綺麗な場所だけに例えば秘境キャンプ場なんかいいかもしれません。今現在も富山地区にはそういう施設がありますが、オレ的にははっきりいって初見には利用しにくいと感じていて、もし利用できる土地があれば人がほぼ管理しなくてもいい空き地に無料キャンプ場が出来ればユルキャンも後押しして人が訪れるようになると思います。ただ問題なのが山間地だけに斜面が多いこと、造成に少し費用が必要になるので、そこはグローバルネット時代らしくクラウドファンディング利用!出してくれる人にはそれなりの特典を用意すればおそらく費用は算出できると思われます。ただの例えですけど、とにかく秘境らしさのある施設スポットを造ればアクセスがしづらくても人の流れは出来るように感じます。

もう1つの名産物をアピールするは、富山地区では中日新聞で見た限り、「ゆず」を作っているようなので、これを売りにする!どの年齢層にも合うようにするのが重要に思っていて、ゆずを使った料理からゆずタルト、ゆず風呂などゆずをどのようにして使うのか伝えるサイトを作ってアピールすると効果があるように見えます。また人を集める効果のあるゆず狩り施設もいいかもしれません。これは岡崎市の某ブルーベリー狩りスポットがヒントとなっていて、各地からツアー客が来るほど大人気になっている事からも、果物の狩りは人を魅了する効果があるようです。田原市でも同じように果物狩りスポットが増えて人気になっているので、こういう人が必然的に興味を持ち訪れるスポットを造るのは大切です。

一通り見渡した感じと富山地区の特徴からパッと案を出してみましたが、オレ的には活気ある場所に変わる素材は有利な物が揃っていると思うので、富山地区はワンチャンある!現在では動画サイトやSNSなど誰でも魅力を伝える発信が出来る事からも、地区のスポットをアピールするにはもってこいとなっていて、それにくわえテレビ新聞のメディアに取り上げられれば多少アクセスしづらい場所でも人は集まってくると思われます。各地の観光地を巡っているメディア関係者(経験値豊富)なら観光スポットの良い所、悪い所を見つけるスキルを持っていると思われるので、アドバイスをもらえば過疎化の打開策も生まれるのではないでしょうか。(キリッ

人を集める観光スポットにする未来を切り開くには企画力と実行力が大切だと思うので、これから先の富山地区の発展の為にも色々な案を出してがんばってほしいです。

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