前の記事では巨大なアーチ型の矢作ダムを紹介しました。矢作ダムの記事にも注意として書きましたが、どうやら矢作ダムの少し下流に矢作第2ダムのダムカードがあるようで矢作ダムに行った際は第2にも行く事をおすすめします。
その矢作ダムから比較的近い場所にあるのが、黒田ダム(くろだだむ)!ダムカードを配布していることからこの辺にいくだけでダムカードは3枚ゲットできます(自分はこの記事を書いている時は矢作第2ダムに寄らなかったので羽布ダムのを合わせて3枚です)本当なら4枚ゲットしていました。
黒田ダムは矢作川水系の黒田川に作られたダムで、黒田ダム湖は上部調整池、すぐ近くにある富永ダム湖を中間調整池、矢作ダムを下部調整池としていて、奥矢作第一、第2発電所は純揚水発電所として世界でも珍しい2段式揚水発電所になっています。
後の記事で富永ダムを紹介しますが、まずは矢作ダムから向かった黒田ダムを紹介していきます。
黒田ダムの場所と駐車場
アクセス | 愛知県豊田市黒田町休石周辺 |
駐車場 | 駐車スペース有り |
その他 | ダムの上は入る事ができません。 |
アクセスは豊田市方面、長野方面どちらも国道153号線から「小田木」信号交差点(奥矢作第一発電所が角にあり)をダム側に曲がり道なりに進むと駐車スペースがある場所にいけます。特に細い道もないことから、国道153号から行く場合は観光で訪れるのにもいいと思います。
【矢作ダムから黒田ダムに行く場合】
国道153号線から県道490号経由で矢作ダムに向かいそれを逆に戻ってきますが、道中の道は大型車だと不向きなので注意は必要です。矢作ダムから黒田ダムまでの時間は約30分くらい!
自分が通ったルートは、「矢作ダム→県道356号→県道484号→県道490号→国道153号」から長野方面に向かい「小田木」信号交差点を右折して道なりに進むルートです。
道中の道の様子
矢作ダムのダムカード配布管理所から出発、左折して県道356号に進みます。
赤い橋の「旭大橋」を渡って少し行くと県道484号の分岐があるので斜め右に進みます。
県道484号を道なりに進むといつの間にか県道490号になっていて、道中の道(上の画像)は車線がない狭い道!常に対向車を意識した運転を心掛けて、対向車がきたら所々にある待避所ですれ違うことになります。特に前方だけではなく、左右もそうですが上も注意!自分は矢作ダムに向かう途中に、上から垂れ下がっている木の枝にルーフがヒットしました。
国道153号に出て長野方面に少し向かうと「小田木」信号交差点を右折します。ここを左折すると富永ダムにいくことができます。直進するとダムカードを配布している道の駅にいけます。
中央車線がない山道ですが車幅が結構ある道なので、それほど走りにくいとかはありません。特に注意することは山道に入ってから3箇所分岐する道路があるのでもしどちらか分からなかったら分岐の看板を見てください。
上の画像の場所は最初の分岐で、道なりの左方向に進みます。
2箇所目の分岐の場所が上の画像、ここにも看板があり右側に進みます。ここを真っ直ぐいくと後で紹介するダムを下から見れる場所にいくことができます。
3箇所目の分岐はすでにダムに近く、左折します。左折してすぐが駐車スペースの場所になっています。
【駐車スペースの様子】
はっきりと駐車場の場所がなく駐車するスペースがあります。
黒田ダムの様子とスペック情報
駐車スペースの横はちょっとした緑地広場になっていて黒田湖碑があります。黒田ダムはダムの上に入る事ができません!黒田ダム湖は広場付近から見ることになります。
【黒田ダム湖畔の様子】
右側には取水口があり、湖畔沿いの道路もあるので時間がある人はダムの行き方の分岐点3箇所目の道を真っ直ぐ行くと湖畔沿い道路にいけます。
黒田ダムのスペック情報 | |
河川名 | 矢作川水系黒田川 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
ゲート | ラジアルゲート2門 |
堤高・堤頂長・総貯水容量 | 45.2m・322m・1108.8万m³(建設時) |
管理者 | 中部電力 |
本体着工・完成年 | 1976年・1980年 |
管理所は白い建物で門がしまっていました。門にはダムカードの配布場所について書かれているので、ダムカード巡りには必見!配布場所が少し離れている為、もしダムをバックにダムカードが撮りたい人は2度黒田ダムにいかないといけません。
【ダムカードのもらい方】
管理所ではダムカードを配布していなく国道153号長野方面側にある道の駅(どんぐりの里いなぶ)の観光案内所で配布されています。配布場所が違い、黒田ダムの写真が必要なので注意!黒田ダムから道の駅までの時間は約10分くらい。
配布日時
9時~17時
【道の駅観光案内所の様子】
道の駅駐車場横の右側の建物が観光案内所。自動ドアがあり入ってすぐ左が受付のようになっていて、お姉さんにダムカードくださいと写真画像も用意して伝えるとダムカードをもらえます。こういう時スマホのカメラ写真は役に立つと実感しました!
【黒田ダムから下流の風景】
黒田ダムの上には入れないので、ゲート付近は近くで見れませんが、管理所(白い建物)の隣にはちょっとした展望ポイントがあります。
山の風景は見れるものの、肝心なダムの風景は見れませんでした。でも安心してください!ちゃんとダムとゲートを下から見れる場所があるので!
黒田ダムを綺麗に撮れる場所ポイント
ダムを下から見れる場所は、ダムから少し戻ることになります。黒田ダムの行き方の2箇所目の分岐を右側に曲がると上の画像のちょっとしたスペースが出てくる場所があるので、ここを右に曲がって駐車スペースに車をとめてダム側に歩いていくと下からダムを見上げれるポイントにいくことができます。
ラジアルゲート2門もほぼ正面、比較的近くで見ることができます。この日は結構暑く、放出された水のしぶきがとても気持ちよかったです。スペック情報を見ても、高さが45mということで高さがあるダムだとゲート付近が遠くて下からあまりよく見えませんが、黒田ダムは排水側ゲートがよく見れる良さがあります。
せっかく黒田ダムに来たなら下から見れるポイントも近いので寄る事をおすすめします。
上の画像の赤丸部分が管理所の隣ちょっとした展望スペースで、下から見るダムは迫力があります。ダムといったらゲートを見てその巨大な建造物を見る楽しみもあると思うので、写真好きな人にもおすすめ!滝を見て滝つぼもどうなっているのか気になる人もいると思いますが、ダムもダムの排水された下を見たい人もきっといるはず!ここではその下側が見れます。同じ豊田市にある羽布ダムはその下側がかなり近くで見れるので、排水側で一番おすすめは羽布ダム!
黒田ダムのダムカード
黒田ダムのダムカードは表面が空撮?のほぼ正面から排水側ダムとダム湖までの全体が映っている写真で、裏面にはダムデータとこだわり技術などが記載されています。表面左下に表示されている2017/7から最近発行されたと思うので、まだダムカードを配布していることを知らない人もいるかもしれません。ちょっと調べてみると公式HPには、2017年7月20日から配布が開始されていて、そこには矢作第2ダムカードも同じ日から配布されているので本当につい最近のようです。
黒田ダムに行った感想
黒田ダムは規模的にはそこまで大きくないものの、発電用ダムとして重要なダムに感じました。ダムカードの配布場所も道の駅ということで「どんぐりの湯など」観光地としても結びついている点から、観光でちょっと寄ってみるのにもいいと思います。とにかくアクセスがしやすく国道153号から一本入った道なので、そこまでの山道もないことから初めてダムを見るのにもうってつけの場所に感じます。ダム自体の見所はダムの上から見れないのは残念なものの、比較的近い場所から下からダムを見上げるアングルは迫力があります!
次の記事は黒田ダムと関係が深い中間調整池の富永ダムを紹介します。富永ダムはダムカードを配布していませんが、どういうダムなのか興味がある人は参考にしてみてください。